転生者のヒーローアカデミア 作:水瀬
誘拐された時はどうなるかと思った
割と秒で誘拐された俺は車でどこかに運ばれていた
入れ違う形で父親が幼稚園に着いており、事態が発覚
そして、今は驚きの事実に俺はビビっている
白のティシャツの上に黒いの半袖のシャツを羽織った男
ズボンの周りには何やら沢山の銀色の輪っか
それを手に取って相手に投げるとその金属が相手を締め付ける
「ヒーロービルボードNo.10の干渉ヒーロー〈メドル〉だ!!」
誰だそれは
ヒロアカにそんなキャラ居たか!?
待てよ、俺というイレギュラーがあるんだ
誰かが別の選択をする事によって別の結果を得るという事をシュレディンガーの猫っていったけ?
まさにその状態じゃないか
今の父親をAとすると本誌ではモブのパン屋とかやってたのだろう
いや、もしくはそもそも産まれてなかった可能性だってある
今はヒーローをやっているのは事実だ
まずここで本誌とは食い違ってる
この世界は一体、どうなってんだよ・・・
父親が俺を抱えて車へと戻って行く
顔面蒼白というべきか頭から血の気がすうっと引いていくのを感じる
あぁ、もう困った
これじゃこの先どうなるかわからないじゃないか
父親の個性は干渉
1分以内に触れた物を自由自在に操る能力
中距離戦は得意だが遠距離、もしくは近距離戦が嫌いらしい
そして、次の日から緑谷がキラキラとした視線を向けるようになってきた
小学校に入って少しすると親戚の家に集まっていた
少しの間、自由時間を貰ったので庭に出ると素手で大木を殴り折った少女を見つけた
「マジか・・・・」
個性がある世界とは言え、いきなり同年齢と思われる女が木を折った
正拳突きで
少女の名前は選択 紅葉
個性:選択
目で見て範囲を選択して体で触れた場所を急所とする
生物は酷くて気絶らしいが十分、危険な個性だ
「私ね、好きな子居るんだけどね、その子ね、お父さんと仲悪いの」
水色の髪に緑の瞳
将来を約束されているかのような美少女だ
それがこんなに強いと誰が思うだろうか
「へぇー」
「お父さんが虐めるんだって。
ん、ショートくん?
まさか、そんなことを思いながら聞いてみた
「それって轟?」
「うん!」
早速、3人目か
ここまで来るともはや何かの縁だよなー
そう思いながら少女を見る
最近の小学生はこんなにもマセているのかと思った
「ショートくんを守れるように私、強くなるの!」
「そうか」
あれを守れるくらい、ねぇー
ヒーローを目指す理由が不純すぎるが・・・
金色夜叉は尾崎 紅葉の能力だ
術者の安全が確認されていれば良い
この少女の能力は近接戦闘型
中距離、又は遠距離を補うには丁度いいだろう
「ねぇ、契約しようか」
金色夜叉の隣に譲渡可とあるのだ
恐らくこれは夜叉白雪にもある機能だろう
条件が“血の繋がりがある”こと“所持者が譲渡したいと思う事”だ
一族の中で俺だけが個性の複数持ちだなんて目立つ
なので、お前も一緒に個性の複数持ちになろうな
「俺は君の希望を叶える。だから、君も俺の期待に答えてね」
そう言って俺は笑いながら少女に手を差し伸べた
俺をヴィランだと罵るのならそうすれば良い
だが、これは俺の中ではただの新しいキャラの創生だよ