バカと友情と喧嘩三昧?   作:ブラッドドラゴン

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試験召喚戦争編

プロローグ

疾風said

 

俺がこの文月学園に入学してから二度目の春が訪れた。

校舎へと続く坂道の両脇には新入生を迎えるための桜が咲き誇ってる。

別に花を愛でるほど雅な人間ではないが、その眺めには一瞬目を奪われる。

でもそれは一瞬のこと。

何故なら………

疾風「急げ明久!!このままだと遅刻するぞ!」

明久「分かってるよ!」

何故なら幼馴染みの明久と全力で坂を走ってるからだ。

疾風「大体何で目覚まし時計が止まってるんだよ!?」

明久「知らないよ!!僕はちゃんと確認したし!」

「吉井、如月遅刻だぞ。」

玄関の前でドスのきいた声に呼び止められる。

声のした方を見ると、そこには浅黒い肌をした短髪のいかにもスポーツマン然とした男が立っていた。

明久「あ、鉄じーじゃなくて西村先生。おはようございます。」

疾風「おはよう、鉄人」

西村「吉井、今鉄人って言いかけなかったか?」

吉井「ははっ、気のせいですよ。」

西村「ん、そうか?それと如月

お前は堂々と人を鉄人扱いするんじゃない!」

疾風「別にいいだろ?減るもんじゃないしな」

西村「全く、それにしても普通に『おはようございます』じゃないだろうに。」

明久「あ、すみません。えーっとー

今日も肌が黒いですね。」

疾風「今日も暑苦しいですね。」

西村「………お前達には遅刻の謝罪より俺の肌の色や、暑苦しさの方が重要なのか?」

疾風・明久「そっちでしたか、すみません。」

西村「全く、お前らは……いくら罰を与えて全然懲りないな」

疾風「俺達はそんなに遅刻はしてないぞ」

明久「そうですよ。余り遅刻はしてないですよ。」

西村「遅刻は、な。ほら、受けとれ。」

そう言って箱から封筒を取りだし、俺達に差し出してくる。

明久「あ、どーもです。」

疾風「それにしても、どうして、こんな面倒なやり方でクラス編成を発表してるんだ?掲示板とかで大きく張りだしゃいいだろ?」

西村「普通はそうするんだけどな。

まぁ、ウチは世界的にも注目されている最先端システムを導入した試験校だからな。この変わったやり方もその一環ってワケだ。」

明久「ふーん。そういうもんですかね。」

疾風「相変わらずめんどくさいな。」

西村「吉井、如月、今だから言うがな」

明久「はい、なんですか?」

疾風「ん?急になんだよ?」

封筒を開けようとしながら鉄人の言葉に耳を傾ける

西村「俺はお前たちを去年一年見て『もしかするとお前たちはバカで問題児何じゃないのか?』なんて疑いを抱いていたんだ。」

明久「それは大いなる間違いですね。

そんな誤解をしているようじゃ、更に『節穴』なんて渾名をつけられちゃいますよ?」

疾風「それは間違いだな。てか流石に失礼だろ!?」

明久は面倒になったようで封筒を上から破いていた。

それを見て俺も上から破くことにした。

西村「喜べ吉井、如月お前達への疑いは無くなった」

明久「それは良かったです」

疾風「まぁ当然だな」

中に入っていた紙に書かれていたのは

『吉井 明久…Fクラス』

『如月 疾風…Fクラス』

西村「お前達は大バカだ!」

明久「え、なんで疾風が?」

疾風「日本史と現国に科学は良かった筈だろ!?」

西村「ああ、確かに如月の点数は良かった、名前が書いてあればな。」

疾風「な、なんだと…」

西村「それと今朝お前に相応しいと職員全員の意見が一致し決定した事がある。」

疾風「はっ!?なんだよそれ?」

明久「そ、それってもしかして?」

西村「如月、その紙の裏を見てみろ」

そう言われて俺は紙を裏返す

そこには淡々とした文字で

『Fクラス 如月 疾風

上記の者を文月学園指定《観察処分者》として認定する。』

疾風「………はぁぁぁっ!?」

こうして俺達の最低クラス生活が幕を開けた




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