疾風side
福原「では自己紹介でも初めましょうか。
そうですね。廊下側の人からお願いします。」
福原先生の指名を受け、胡座を組んでいた廊下側の生徒が立ち上がり名前を告げる。
「木下秀吉じゃ。演劇部に所属しておる。」
ん?あの独特の言葉使いは秀吉か。
肩にかかる程度の長さの髪をゆったりと縛った出で立ち。
どこからどうみても誰が見ようと女にしか見えない姿
しかし残念ながらこいつは………
秀吉「ーと、いうわけじゃ。今年一年宜しく頼むぞい。
因みにわしは男じゃからな?」
そう、男なのだ。しかし、それを理解してない奴の方が多いのが事実だ。
FA「そんな!?嘘だろ!?」
FB「バカな!?秀吉は女の子だろ!?」
明久「そんな!秀吉はあんなに可愛いのに!!」
その一人が俺の幼なじみだ。
疾風「明久。現実を認めろ。秀吉は男だ。」
「……土屋康太。」
俺が明久に現実を認めさせていると次の生徒が立ち上がり同じように名前を告げていた。
おっと今度も知り合いだな。
相変わらず口数が少ないな。もう少し話せばいいのに。
ていうか男しかいないのか?
「ーです。海外育ちで、日本語は会話は出来るけど読み書きが苦手です。」
と、少し考え事をしているうちにまた次の人。
「あ、でも英語も苦手です。育ちはドイツだったので。
趣味はー」
ほう、珍しく女子の声だ。このクラスにも最低一人はいるんだな。
「趣味は吉井明久を殴ることです♪」
前言撤回。どうやら女子ではなく害虫だったようだ。
疾風「くたばれ、くそ野郎!!」
ヒュンッ(カッターを投げつける)
島田「きゃあっ!?何すんのよ!?危ないじゃない!」
島田美波。何故かは知らないが明久が何かをする度に文句をつけ、明久を痛め付けようとする害虫だ。
カッターはどうやらかわされたらしい。
もう一回投げつけようか考えていると康太と秀吉が明久を庇うように前に出る。
康太「……島田、それ以上明久に近づくな」
秀吉「そうじゃのう。お主はやりすぎじゃ。」
島田「な、なによ!私が何をしたって言うのよ!」
そう言って席に戻る島田。
ほんとうに騒がしい奴だ。
明久「島田さんは僕のこと嫌いなんだよね。」
そう、明久は島田に嫌われてると思い傷ついている。
だからこそ俺達が守るんだ。
疾風「ほら、明久お前の番だぞ?」
明久「う、うん。吉井明久です。
趣味は料理を作ることです。」
明久の自己紹介が終わると次は俺の番になった。
疾風「如月疾風だ。趣味は読書だ。
因みに、明久に手を出した奴はボコボコにするからな?」
バキッ(近くにあった卓袱台を叩き割る)
FC「お、俺の卓袱台!?」
そう言って席に着くと明久に怒られた。
明久「駄目だよ!疾風。人の卓袱台壊したら!」
疾風「す、すまん。」
それからは名前を告げるだけの単調な作業が続きいい加減に眠くなってきたころ不意に扉が開いた。
そこには一人の女子生徒が息を切らせて立っていた。
福原「ちょうど自己紹介をしている所なので貴方もお願いします。」
「は、はい。あの姫路瑞希といいます。宜しくお願いします。」
FA「はい!質問です。」
姫路「あっ、は、はい、なんですか?」
FA「えーっと、何でここにいるんですか?」
言い方は失礼だがその質問は誰もが聞きたいことだろう。
姫路「そ、その………試験の最中に高熱を出してしまいまして……」
FA「あぁなるほど。俺も熱(の問題)がでたせいでFクラスに…」
FB「あぁ科学だろ?あれは難しかった。」
FC「俺は弟が事故に遭ったと聞いて、それどころじゃなくて」
FD「黙れ一人っ子」
FE「前の晩秀吉が寝かせてくれなくてさぁ」
秀吉「その時わしは疾風の家に居たから無理じゃのう。」
FE「ちくしょぉぉぉ!!」
うん。予想以上に馬鹿ばっかりだな。
なんかグダグタな気がする
疾風「お前がグダグタだからな。」
それどういうこと!?
明久「まぁ駄目作者にしては頑張った方でしょ。」
本当に?
疾風「調子にのるな」
うっ。
皆さん次回も
疾風・明久『見てください(ね)!』