魔剣王正伝   作:プルプルマン

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無限の未来へ夢を見る者


Boy meets Dreamer

祖父の起動した魔法陣の中へと吸い込まれてしまった少年ジュラは、気がつくとなんとも言い表しにくい空間を漂っていた。

認識しづらい不思議な空間というよりは、確かに感じられ、理解も及ぶ場所ではあるが、それをしようとすると途端にその空間への興味が削がれ、二日間ほど徹夜した後の抗い難い眠気のような感覚に陥るのだ。

(後から思い返せば、これは移動中に精神の支障をきたさないための保護策だったのだろう。)

 

一体、どれほどの時間をそんな場所で漂っていたのだろうか。

10年と言われりゃそんな気もするし、1秒と言われてもまあ納得できる。

やがて、ただ流れて行くジュラの目の前に光の漏れる穴が現れた。

無意識にそちらへと引き寄せられ、その穴へと飛び込んだまさにその瞬間、靄がかかっていた意識がクリアになり、ハッと我に帰ってあたりを確認する。

 

『なんだ…あれは…変に青いけど、空か?雲っぽいのも浮いてるし…でも赤くないしな…』

彼の見つめる先には、見たこともない青色をした空が広がり、魔界の赤黒いそれとは似てもつかないが、同じようにフワフワと浮かぶ白い雲らしきものが浮かんでいる。

そう、彼が投げ出されたその場所は、地界のどことも知れぬ草原…の上空70メートルほどの地点であった。

その事実に気づくまでは初めて見る不気味な青い空に結構呑気してたジュラもコレにはビビった。

何しろ前述の通り彼は空を飛ぶことができないのだ、この高さから落ちればいくら悪魔が頑丈な体を持つ種族とはいえど、相当痛い思いをすることは明らかであり、「死」の一文字さえ頭に浮かんだ。

『何やってんだよ!じいちゃァァ〜〜ん‼︎』

ジュラの渾身の叫び声は誰にも届くことなく澄み渡る青空へと吸い込まれ、緩やかに風に流され浮かぶ雲だけがそれを聞いていた。

 

 

 

 

 

その日、少女は自分がまだベッドの中で枕を抱き抱えたまま夢を見ているのではないかと錯覚していた。

というのも、今彼女の目の前で揺れる叢の中には角と尻尾を生やした燃えるような赤髪の少年が倒れていたのである。

おかしい、自分はただ店の昼休憩時間に腹ごなしの散歩をしにきただけだった筈だ。

近場で大きな音がしたので、好奇心のままに来てみれば少し陥没した地面に少年が倒れていたのだ。

状況から見てもこの少年が上から落ちてきたことは明らかだった。

(なんで空から人が?そもそも人って角とかあるもんなのかな?今日のおゆはんなんだろなぁ?)

さまざまな疑問(一部関係ないのもあるけど)が怒涛の勢いで脳裏をよぎる。

兎に角、そのまま倒れている人を放っていくわけにもいかない。

少女は日課の散歩を早々に切り上げ、よろめきながらもなんとか少年を抱え、半ば引きずるような形で店へと向かうのだった。

 

 

 

 

『…ここは、どこだ。なんか…あったかいな…』

ジュラが目を覚ました場所はどうやら室内であるらしい。

暖かい色の天井に煤の溜まった裸電球がぶら下がり、窓からの風で僅かに揺らいでいる。

自分が寝ているのは…ベッドだろうか?何かよくわからない機械の鳥のような柄の毛布を掛けられているようだ。

僅かに痛みを感じる自分の腕には白い包帯が雑に巻かれているのが確認できる。

ふと窓を見ると、その外に広がる風景は今まで彼が見たこともないものであり、住居らしき建物のそばに気色の悪い緑色の草や木が立ち並び、先ほど見た青い空と白い雲やこれまた見覚えの無い動物が柵で囲われている。

あまりの未知の連続に頭がクラクラするような感覚を覚えていると、ようやく先ほどから聞こえていたある音に気がついた。

金属同士がぶつかる音、何かが擦れあう音、強烈に燃え盛る炎のような音…

それらは全て彼がいる部屋の壁の一面を占める工具に囲まれたテーブルから聞こえているようだ。

して、その音の主は…ジュラがテーブルの方へと視線を向けると、そこでは線の細い体に似合わない大層な鉄仮面を装着した何者かが1人細かな作業をしていた。

その手際はスマートで洗練された料理人の仕事にも通ずるところがある。

ふと、音の主がおもむろに背後を振り返り、丁度半分起き上がっていたジュラと曇った硝子越しに目を合わせることになった。

その瞬間、音の主は鉄仮面を外してそばの壁に突き立った錆びた釘に掛け、ジュラの元へ弾かれたように飛んできた。

その仮面の下の正体は、眩しいほどに明るいショッキングピンクの髪を肩上ほどの長さに整えた少女であった。

その毛先はほんの少し外側にカールしており、頭の頂点からは幾らかの髪が双葉のように纏まって立っている。

その瞳は上質な黒曜石のように輝く黒色で、あまり見つめすぎると吸い込まれそうな魅力があった。

その少女はジュラに近づいてくるなり、作業着のまま一方的に話し始める。

『ああ!目が覚めたんだ!よかったよかった。ねぇねぇ!私の声聞こえてる?ていうか生きてる〜?……ってそりゃ生きてるか。起きてるもんね。失礼失礼。あなた、5時間も気絶してたんだよ!あ、そうそう。さっきの音、うるさかった?ごめんね〜なにぶん、うちってあんまり空いてる部屋が無くってさぁ…しょーがないから私の部屋で寝てもらってるの。まぁ我慢してよ。そういえばどこか痛いとことかあったりする?ここってちっちゃい町だからさ、お医者さんもすぐには来れないの。だから、やばそうだったら早めに言ってね!…あ、そうだ。おじーちゃーん!角の子、起きたよ〜!』

ジュラがほぼ何かを言う暇もなくそれだけのことを一息で言い切ると、少女は勢いよくドアを開けて嵐のように飛び出して行ったのだった。

台風の目に入り込んだように静まり返る部屋の中で、ようやく自分の置かれている状況を考える余裕が生まれたジュラは、なんとなく壁にかかった毛布の柄と同じ機械の鳥を描いた静物画を見つめ思考を巡らせる。

(あの騒がしい女の子は誰なんだ?結構かわいかったな…なんで今ここで寝てんだよ…それはさっき言ってたか。てか、ここってどこ?じいちゃんの悪ふざけってわけでもなさそうだしなぁ…)

一気に流れ出てくる疑問の数々、脳味噌が焼き切れそうな程膨大な量のそれには、いっそ考えるのをやめた方が早いんじゃないかと思ってしまいそうになる。

その時、開け放たれたままのドアの外からついさっきの少女のものとは違う足音(と木の杖の音)が聞こえてきた。

その音に反射的に顔をそちらへと向けると、そこにはパステルピンクのモップ…ではなく老人が立っていた。

髭と髪が長すぎるその姿に思わず二度見してしまったジュラであったが、よくよく見るともじゃもじゃの中に先程の少女とよく似た黒い瞳が二つ付いた顔があることに気づく。

『よかったの〜無事目を覚ましたのなら、なによりなにより。さて、お主も色々と気になって頭がパンクしそうじゃないかな?実は、ワシらもそうなんじゃよ。ま、積もる話は下でビスケットでも食べながらにしようや。』

『ちょ、ちょっとまてぃ!何が何だか俺にもわからねぇよ!ここは一体何処なんだよッ!』

『まぁまぁ、それも含めて下での…ついてきてくれるかな?』

仮にこのまま寝ていたとしても、何一つとしてわからないまま虚しく時間が過ぎてゆくだけだ。

それならば、今はこの老人の言う通りにして、多少なりとも今自分が置かれている状況が窺えるような情報を得た方が得策と言えるのではないか。

ジュラはそう判断し、ゆっくりとベッドから降りると老人の後について歩き出した。

一歩一歩歩くたびにじんわりと鈍い痛みが体に広がって行く気がする。

当然ちゃ当然、高めの木から真っ逆さまに転落したようなものだ。

命があるだけ儲け物である。

絶え間なく軋む廊下を進み、少し傾斜のきつい階段を降りる間、2人は一言も言葉を交わさず、黙って歩いていた。

『ここじゃよ〜お先にどうぞ?』

老人が階段を降りた直後の壁にあるドアのノブを押し開けると、そこは随分とおかしな部屋だった。

壁一面に所狭しと金属やゴムでできた謎の機械が詰め込まれた木箱が並んでおり、それらはよほどの量があるのか、箱から溢れかえって床や天井にも置かれている。

『散らかっててすまんが、ほんとは今日店を開けてある程度売ってしまうつもりだったんじゃ。勘弁してくれ。』

『いや…別に良いけどよ…』

ジュラの出身地である魔界では、発展した魔法が日常生活のあらゆる場面に溶け込んでいることもあり、あまり機械技術が発達・普及していない。

そのため、彼がこれほど所狭しと機械ばかりが並んでいる光景を見るのは初めてであった。

ジュラが店内を物珍しそうに眺めていると、目の前にある大きな機械の陰から聞き覚えのある声が響く。

『おじいちゃんどうだった〜?角の子大丈夫そうだった〜?』

祖父に問いかけながら少女が姿を現し、ジュラの姿を見つけると嬉しそうに大きく頷いた。

『おお!歩けたんだ!よかったね〜!いやー、すごく高いところから落ちてきたっぽいから、私てっきり…』

またしてもマシンガントークを始めそうな雰囲気だった少女を制するように老人が言葉を発した。

『まあまあ、イオンや。立ち話もなんじゃし、テーブルについてからにしなさい。』

イオンと呼ばれた少女は、それもそうかと思ったらしく、店の隅へと小走りで器用に機械を避けて向かって行った。

よくよく見ると、その一角には古びたソファー3つと所々が焼け焦げたローテーブルが置かれており、散らかった店内で唯一腰を下せそうな場所となっていた。

『すまんのう。あの子は悪い子ではないんじゃが、どうも自分のペースのままで突っ走るところがあっての…まぁ、お主も掛けて待っとくれ。ワシは紅茶とビスケットを持ってくるでの。』

そう言うと老人は店の奥へと入って行った。

取り敢えず、言われた通りにソファーに腰掛けて待つことにしたジュラであったが、座った瞬間に視線を感じて顔を上げる。

すると、予想通りに向かいの席のイオンがジュラの頭に生えた角をじっと見つめていた。

『…なんだよ。人の頭なんてジロジロ見るもんじゃねーぞ。』

『あ、ごめん!私、角とか羽根が生えてる人なんて見たことなくってね、つい…』

イオンはぺこりと頭を下げた。

…………非常に気まずい。

(早くあの爺さん戻ってこないかな…)

体感30分程の時間が過ぎた後(ほんの2・3分)、ようやく老人が紅茶と菓子を持って戻ってきた。

 

 

 

…熱い湯を注がれたガラスのティーポットの中で茶葉は踊り、たちまち周囲を紅に染めて行く。

近くの棚に無造作に置かれた小さな機械からは、誰かが興奮気味に話している声が聞こえ続けていた。

『………カイ………ララ……ま………勝だァァ!………』

イマイチ聞き取りにくいが内容から察するに、闘技か何かの実況だろうか?

『…さて、まずはお互いに自己紹介としようかの。ワシはサクタイ・アイシクル。ここ「トトルス村」で見ての通り機械の店をやっておる。とは言っても、今はもう作業はほとんどしとらんがの…そしてこちらはお主が倒れていたところを拾ってきた孫のイオンじゃ。』

『ええ!私がイオン・アイシクル、「アイシクル機械店」唯一にして一番のエンジニアよ!よろしく‼︎いや〜か弱い乙女には大変だったわ〜ところで、貴方はどんな人なの?』

『………俺はジュラ・パズズ。俺の身の上を話す前に一つ聞きたい。ここは魔界なのか?』

そう問いかけると、2人は不思議そうな顔を見合わせ、サクタイが答えた。

『突拍子もないことを言うのぉ…ここは紛れもなく地界じゃよ?今も昔も。そもそも、魔界なんて言うのは伝説だとか与太話の中のものだと言われておるし、強く恐ろしい悪魔も多く住むと聞く。お主が何を思っとるか知らんが悪いことは言わんから、魔界について何かしようとするのはやめておきなさい。せっかく拾った命なんじゃからの。』

はっきり言って、衝撃であった。幼い頃に図書館でなんとなく見た本で紹介されていた地界、空が寒気すら感じるほど青く、植物は色が流れ落ちてしまったかのような緑色をしている世界。

そんな正しく本の中の世界とも言うべき場所にやってきて、もしやとは思っていたが、まさか本当に地界に来てしまうとは。

オマケに、地界での魔界の印象はどうやらだいぶ最悪らしい。

我が故郷はそんなに酷い場所なんだろうか。

『どうしたの?頭とか痛い?大丈夫?』

いつのまにか頭を抱え込んでいたらしい。

『いや、なんともないぜ。ありがとよ…』

魔界の印象が悪いということは、自分の身の上は隠して適当にでっち上げた方が良いのだろうか。

真実を教えて無闇に恐れられる必要もないだろう。

『でも魔界かぁ〜面白そうだよね〜一回行ってみたいな〜』

『またお前は…なんでそう危ないところに嬉々として飛び込もうとするんじゃ。』

『危ないかどうかなんて自分で行かないとわかんないじゃん!行ったこともない人に怖いって言われても説得力0よ!』

『まぁそれは一理あるの。じゃが、そもそも本当にあるのかどうかも分からんと言うに…イオンの慢性冒険渇望症にも困ったもんじゃの…』

なんとなく、大丈夫な気がした。

理由を説明することなんてのはできないが、この2人になら自分が魔界の悪魔であることを打ち明けても大丈夫な予感があった。

『…俺は魔界生まれの悪魔だ。』

『『…………へ?』』

『なんでかじいちゃんに地界に飛ばされちまってるが、恐らく半日ぐらい前までは俺は魔界で王子として生活していた。』

『お主ッ!本当に悪魔なのかッ!』

『ていうか、王子様なの⁉︎』

『ああ、そうだぜ。この角と羽根が証拠だ。』

サクタイがソファーから立ち上がり、イオンを庇うように前に出る。

『た、確かによくある伝承上の悪魔の特徴にはあてはまる…じゃが、まさかこんなにも人間と似た姿じゃとは…』

その目は驚きと警戒に満ちており、先程までの優しい老人とは思えないほどであった。

『…怖がらせちまったみたいだな。…あばよ、悪かった。』

この場合、打ち明けようとした自分が馬鹿だったのだろうか?

ジュラは立ち上がり、店を後にしようとする。

 

『待ってっ‼️』

声の主はイオンであった。

サクタイの前に出て、そのままジュラの方へと歩いてくる。

『イオンや、気をつけ…』

『おじいちゃん…きっとジュラは御伽話に出てくる様な悪い悪魔じゃないと思う。なんとなくだけど。』

『なんじゃ!そのふわっとした言い草は⁉︎』

『おじいちゃんもジュラと話したでしょ?そんな悪いことをする素振りなんて無かった。この場にいるのは私達3人だけ、やろうと思えば何でもできたのに。私は、自分の勘を信じる‼︎』

『…いいヤツだな。イオンはよ…だが、どっちにしろ俺は出て行くつもりなんだ。迷惑だろうしな…』

イオンは全力で勝手に気を遣った彼の言葉が気に入らなかったらしく、ツカツカとジュラの近くまで歩み寄ると、大きく腕を振りかぶっていきなりその肩をひっぱたいた。

当然、ただの人間がどうこうしたところで元々肉体が強靭な悪魔であるジュラにとっては大した痛みは無いはずなのだが、この時ばかりはわけが違った。

『痛ッッテェーーッ‼︎』

『ほらやっぱり、大怪我してるじゃない!それ治るまでうちにいてもらうよ!』

『む…無茶苦茶なヤツだ…』

『す、すまんのう…無茶苦茶な孫で…』

『後…貴方の住んでた魔界の話聞かせてッッ‼︎』

コイツ…絶対そっちが本命だろ…目の輝きが明らかに違うし…

とんでもないヤツにであったな、と思いながら姿勢を起こすと、パサリと何か軽いものが落ちる音がした。

いつのまに、どこから現れたのか、床に紫色の封筒が落ちていた。

しかもその表面には、

「愛する孫へ じいちゃんより♡」

と記されており、差出人は明らかであった。

『いや…もしかしたら、万に一つぐらいの確率で悪質な詐欺って可能性も無くは無いことも無いかも…』

封筒を拾い上げ、何気なく裏を覗き込む。

残念ながら、キッチリと施された赤い封印には、魔界の王家のみが使用を許される紋章が描かれていた。

つまり、この手紙はほぼ間違いなく祖父本人から送られた本物であるということだ。

『…取り敢えず開けてみるか…ちょっとナイフ貸してくれ。』

イオンが背後の棚の中から手探りでペーパーナイフを探し出し、いそいそと持って来る。

封を切り、中身を取り出してみれば、それは意外なほどなんの変哲もない手紙であった。

封筒の派手な色に見合わないほど地味な白い紙に黒い文字の組み合わせは、それだけで奇妙なものであったが、手紙である以上まずは読んでみなければ話が進まない。

テーブル上にそれを広げると、サクタイとイオンもいつの間にかジュラの両隣に陣取り、それを読もうとしていた。

『おい…人の手紙を何自然に読もうとしてんだよ。』

『え、え〜と、ワシはこれからお主の怪我が治るまでのホスト!保護監督責任者!責任を持ってお主のことを知っておかねばならんと思う!』

『わ、私は、ジュラを拾った張本人だから読んでもいいと思う!』

なんだか、どっちも3秒ぐらいで考えたような理由に聞こえるが、まあいい。

じいちゃんもこのタイミングでおかしな手紙はよこさないだろう…よこさないはず、多分。

3人は再び手紙に目を落とし、一行目から読み始めた。




気が向いたのでこっちを更新
手紙の内容は次回で

登場人物

イオン・アイシクル
上空から落下したジュラが倒れているところを助け、自宅兼店へと連れてきた少女であり、現在15歳。
また、本作の絶対的ヒロインである。これは譲れない。
好奇心が人の皮を着て歩いてる、とでもいう性格ですぐに色々なことに首を突っ込みたがる危なっかしいヤツ。
その割に非常にうっかりしているためこの歳まで無事に生き延びられたのは奇跡ではないか、と本人も思っている節がある。
また、機械いじりが大好きであり、寝ても覚めても機械の事ばかり考えている。
アイシクル機械店ではエンジニアを受け持ち、ご近所から持ち込まれた機械の修理・改造・処分や機械についての相談をしている。
また、自分で新しい機械を発明することもしており、今までの作品は店頭にて時価で販売している。(尚、売れたことは無い模様。)
長所は好奇心が抑えられないこと、短所も好奇心が抑えられないこと。
見た目は上記の通り、鮮やかなピンクの髪に黒い瞳で、ボディは残念ながら貧相である。本人曰く、伸び代らしい。
いつも頭に父親の形見の皮とガラスの古いゴーグルを着けている。
加えて、絶望的に料理がへたっぴ。

サクタイ・アイシクル
イオンの祖父であり、幼い頃に両親を亡くしたイオンを1人でこの歳まで育て上げたすごい人。
性格は温厚であり、非常に優しい。
孫が角や羽根の生えた得体の知れない人物を連れて来て、その結果臨時休業となっても愚痴ひとつ言わない優しさは近くでそれを見続けて来たイオンにもしっかりと受け継がれている。
アイシクル機械店では、イオンが興味を全く示さない経営を担っている。
趣味は闘技鑑賞であり、半年に一回は大きな闘技場へと足を運び声援を飛ばしている。
生粋の戦闘おたくであり、一推し闘士はカイザー・ララ
容姿はパステルピンクの髪と髭を床につきそうなほど伸ばしており、薄暗い中で見るとほぼモップ。
昔は髪色もずっと濃かったらしい。

用語集

トトルス村
中央連合王国旧プテロ地区ニコニア市の近辺にある人口800人程度の集落。
特産品はレタスで、それを利用して村おこしをする計画もあったが、敢えなく頓挫した。
イオンはここで生まれてここで育っている。
隣接する町や村からも人が来るため、割と色々なものが揃ったりする。

アイシクル機械店
トトルス村周辺の人々に親しまれている機械店であり、現在はサクタイとイオンのみで運営している。
かつてはイオンの両親も働いていたが、空の事故により既に帰らぬ人となっている。
キャッチフレーズは、
「目覚まし時計から宇宙船まで、あらゆる機械扱い〼」
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