ゼノブレイド2ソード・オブ・メモリーズ ~目覚めよ、幻想の聖剣~   作:ヒビキ7991

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第六話

~トリゴの街 トリゴのアーチ~

 

 

飛び立ってしばらく、一行はトリゴの街の入り口に到着した。

 

 

レックス

「此処がトリゴの街か。」

 

ニア

「変わらないな………」

 

ホムラ

「ニア?」

 

ニア

「えっ?いや、何でもない!宿屋まで案内するよ。そこで御別れだ。」

 

 

一行はアーチを潜り街に入る。

 

 

ニア

「ん?手配書?」

 

 

入り口の近くには掲示板があり、そこには3枚の手配書が貼られていた。シン、メツ、そしてニア………の筈だが………

 

 

ニア

「何じゃこりゃ!?もしかして、コレがアタシ!?」

 

 

手配書に描かれたニアの人相書は、実際のニアとは程遠い獣人となっていた。

 

 

ビャッコ

「何とも上手く特徴を捉えた人相書で………(笑)」

 

ニア

「えっ?何だって?(ギラリ)」

 

 

人相書にコメントするビャッコをギラリと睨むニア。

 

 

ビャッコ

「い、いえ!どうやら、私とお嬢様の情報がゴッチャになっている様ですね!これは心外………」

 

レックス

「何?どうした?」

 

ニア

「ウゥゥゥゥキイイィィィ!!」

 

 

ビリビリビリッ!

 

 

よっぽど自分の人相書に腹が立ったのか、ニアはレックス達が見るより先に手配書を細切れになるまでビリビリに破った。

 

 

天馬

「………これは、触らぬ神に祟りなしってやつ?」

 

ホムラ

「ええ、多分………」

 

クリス

「知らぬが仏、言わぬが花だな………」

 

 

 

「さあ他に勇気ある者は居ないか!?」

 

 

 

すると、少し奥の方から声がする。声のする方に目を向けると、アヴァリティアで見たのと同じ黒い鎧の兵士数人が、何やら催し物を開き人々を集めていた。呼び掛けを行う兵士の前には、青く輝くひし形のクリスタルが置かれている。

 

 

兵士

「君のその勇気で、明日のスペルビアを支えるんだ!もちろん月々の給料だけじゃない、恩給だって出る!勲功を積めば爵位だって賜られる!偉大なるスペルビア皇帝《ネフェル陛下》のために、君の勇気を見せてくれ!さぁ名乗り出よ!明日の英雄よ!!」

 

 

天馬

「何だろう、あの人集り?」

 

レックス

「あそこに置いてあるのは、コアクリスタルか?」

 

ニア

「ドライバースカウトだよ。最近じゃ、街中でドライバーを募集してるんだ。」

 

ビャッコ

「同調出来る者は日々減っています。軍人の中にも居なかったのでしょう。」

 

 

ニアとビャッコが説明するが、天馬とレックスはどうやらちんぷんかんぷんの様だ。

 

 

ニア

「まぁ、口で説明するより見た方が早いかな?ちょっと覗いてみよ?」

 

 

一行は民集の後ろからドライバースカウトの様子を見ることにした。すると………

 

 

「さあ俺に相応しいブレイドよ、力を貸して貰おう!」

 

 

1人のグーラ人の男が、自信満々でコアクリスタルに触れた。触れた瞬間、コアクリスタルが強く発光し、男の身体も光りだした。

 

 

ニア

「ありゃ駄目だな………」

 

 

「ゴゥファ!!」

 

 

天馬・レックス・ホムラ・クリス

「っ!?」

 

 

だが次の瞬間、男は大量の血を吐き、意識を失い倒れた。

 

 

兵士

「おおっと、コレは見かけ倒しだ!残念!」

 

 

男は兵士達に支えられ、会場から運び出された。レックスと天馬は、目の前で起きた現象に動揺している。

 

 

レックス

「おい、いったい何が起きたんだ!?さっきのオッサン、血吹き出してたぞ!?」

 

ビャッコ

「コアの負荷に耐えられなかったのですよ。資格の無い者がコアクリスタルに触れると、ああなってしまうのです。」

 

天馬

「資格?ドライバーになるのに資格が要るの?」

 

セイリュウ

「適性みたいなモンじゃよ。」

 

 

すると、今度は1人のグーラ人の青年がコアクリスタルの前に立った。

 

 

少女

「止めなよ兄ちゃん!危ないよ!」

 

少年

「兄ちゃんにもしもの事があったら、僕達どうすれば良いの!?」

 

青年

「だ、大丈夫だ!兄ちゃん絶対ドライバーになって、お前達に良い暮らしさせてやる!」

 

 

彼の兄弟らしき少年少女達の制止を振り切り、青年は勇気を振り絞りコアクリスタルに触れる。触れた瞬間、又してもコアクリスタルが強く発光しだした。

 

 

ニア

「おめでとう………かな?」

 

 

すると次の瞬間、青年の身体から光が空に放たれ、コアクリスタルが槍へと姿を変え、青年は徐に槍を掴む。そして放たれ光が少年の側に落ち、ヒト型のブレイドへと姿を変えた。

 

 

青年

「やった………やったぞー!!」

 

少年

「兄ちゃん!」

 

少女

「やったね、兄ちゃん!」

 

 

青年は自分がドライバーになれた事、少年と少女は兄の無事と、兄がドライバーになれた事を大いに喜んだ。

 

 

レックス

「コアクリスタルが武器に………!」

 

セイリュウ

「ブレイドとは、ああやって生まれて来るんじゃよ。」

 

レックス

「えっ?でも俺の場合は………」

 

ニア

「アンタの場合は特別。ホムラ、天の聖杯なんだろ?だったら何が起きても可笑しくないだろ?命分けて貰うとか、もう既に理解不能だし………」

 

天馬

「ところで、その天の聖杯ってなに?アイツらも、ホムラの事をそう呼んでたけど………」

 

ニア

「アタシだって、伝説のブレイドって事しか聞かされてない。って言うか、本人に直接聞きなよ………」

 

天馬・レックス

「はぁ………」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~オーベラ通り~

 

 

その後は叙任式等の面白味のない式典ばかりだったため、一行はスカウト会場を離れ《オーベラ通り》を歩いていた。

 

 

レックス

「それにしても、コアクリスタルに触れるとブレイドが生まれて来るなんて、やっぱ凄いよなぁ!」

 

ホムラ

「私達ブレイドの本体は、コアクリスタルと呼ばれる宝石に似た素子なんです。触れた者に資格があった場合のみ、自身の体細胞を増殖させて分離体を生み出す………それがブレイドです。」

 

クリス

「つまり、ドライバーとコアクリスタルが運命的に巡り会ってこそ、ブレイドが誕生すると言う事だ。」

 

天馬

「不思議だなぁブレイドって………でも、何でそんな事が起きるのかな?」

 

セイリュウ

「さぁ、それは誰にも分からん。古から、そういうモノなんじゃ。」

 

ビャッコ

「生まれて来るブレイドの容姿は千差万別。人に近いモノものから、私の様なモノもおります。一説によれば、ドライバーの個性や精神が反映されているとも。」

 

ホムラ

「ドライバーとブレイドとの出会いは、とっても神秘的なんですよ。」

 

天馬

「………そう言えば、ホムラもビャッコもさっきのブレイドも、胸のところにコアクリスタルがあるよね?でもクリスは………」

 

クリス

「安心しろ、俺にもちゃんと有るぞ。」

 

 

そう言うとクリスは胸の鎧を、何処かのロボット司令官の様に左右に開く。鎧の下には青く輝くコアクリスタルがしっかりと存在していた。

 

 

天馬

「あ、ホントだ。」

 

 

確認が済むと、クリスは鎧を閉じる。

 

 

「一同、抵抗するな!」

 

 

すると突然、一行の前後に数人の兵士達が現れた。兵士達は道を塞ぎ、一行を包囲する。

 

 

セイリュウ

「こやつら、スペルビア軍じゃな!」

 

レックス

「何なんだお前ら?」

 

 

兵士長

「その者、帝国に仇なす反逆者イーラの者であろう?」

 

レックス

「イーラ?ち………ニアは違う!」

 

兵士長

「そうか?白き獣のブレイドを連れた、グーラ人のドライバー………手配書の人相書にソックリではないか!」

 

天馬

「人相書?」

 

兵士長

「ああ、コレだ!」

 

 

兵士長は先程、ニアがビリビリに破いた手配書と同じものを見せた。

 

 

レックス

「あ、ホントだ似てる。」

 

天馬

「いや、何処が?」

 

 

ニアはレックスに「何だと!?」と襲い掛かり、天馬に「ほら、やっぱりそう思うだろ?」と言わんばかりの笑顔を見せる。

 

 

兵士長

「………ところでお前達。」

 

 

すると、兵士長は天馬とレックスに問いかける。

 

 

兵士長

「見たところお前達もドライバーの様だが、登録ナンバーは?」

 

天馬・レックス

「と、登録?」

 

兵士長

「すべからくドライバーとなった者は、《アーケディア》に届け出なくてはならない。登録ナンバーが無いと言うことは、さてはモグリのドライバーだな?」

 

レックス

「モグリ!?違う、俺たちは………!」

 

兵士長

「言い訳無用!お前達を連行する!申し開きは領事閣下の前でするが良い!」

 

 

兵士達は全員銃を構え、銃口をレックス達に向ける。

 

 

ニア

「レックス、天馬、今からアタシとビャッコで仕掛ける!その隙に、アンタ達は逃げな!」

 

レックス

「そうは行かない。アイツは今、お前達って言った。なら無関係じゃいられない。」

 

ニア

「ったく、相当頑固だねアンタ………じゃあ、いちにのさんで行くよ?アタシ達は左、アンタ達は右だ。」

 

レックス

「オッケー。」

 

ホムラ

「何時でも。」

 

天馬

「クリス、君はニアのサポートを。」

 

クリス

「心得た。」

 

 

レックス・ホムラ・天馬と、ニア・ビャッコ・クリスは背中合わせになりスペルビア軍と対峙。同時に天馬は左腰の月神、クリスは月闇に手を伸ばす。

 

 

ニア

「じゃ、行くよ!」

 

兵士長

「て、抵抗するのか!?来るのか!?」

 

 

レックス達が抵抗の意思を見せ、兵士達は怯んだ。

 

 

ニア

「いーち………」

 

 

『月闇居合!』

 

 

ニア

「にーの………!」

 

 

『月神居合!』

 

 

兵士長

「ひ、怯むな!相手は少数!取り囲んで引っ捕らえろ!」

 

 

ニア

「さん!!」

 

 

『読後一閃!』

 

 

天馬・クリス

「てりゃあああああ!」

 

 

ドカーン!

 

 

ニアの合図と共に、天馬とクリスは同時に剣を抜き斬撃を放つ。斬撃は両者とも兵士達の足元に命中し、砂煙を上げ視界を奪う。

 

 

レックス

「たあ!」

 

ニア

「ニャニャニャニャニャー!」

 

 

その隙にレックスとニアがアーツを装備し、兵士達を攻撃する。

 

 

クリス

「天馬!」

 

 

クリスは天馬に、夜空を飛ぶ妖精と少女と少年が描かれた青いワンダーライドブック《ピーターファンタジスタ》を投げ渡した。天馬はブックを受け取り、月神の剣先に翳す。

 

 

『ピーターパン!フムフム………習得一閃!』

 

 

そして剣から光輝く妖精達を召喚し、妖精達は兵士達をポカポカ殴る等して攻撃。

 

 

『必殺リード!ジャアクヘッジホッグ!

 

月闇必殺撃!習得一閃!』

 

 

クリスはハリネズミが描かれた黄色いワンダーライドブック《ニードルヘッジホッグ》を月闇に翳し、無数の紫色の針を兵士達に向けて放った。

 

 

兵士長

「つ、強い………!」

 

天馬

「レックス、ニア、今のうちに!」

 

 

ボオオオオオオオ!!

 

 

突然、レックス達を取り囲む様に、青い炎の壁が出現した。

 

 

レックス

「なっ!?炎の壁!?」

 

 

「騒がしいですね、せっかく束の間の休暇を楽しんでいたのに………」

 

 

そこへ炎を通り抜け、1人の女性が静かに姿を見せた。白い肌に青いグラデーションがかかった紫色の髪と、閉じた瞳。そして紫色のドレスを纏った美しい女性のブレイドだった。

 

 

兵士長

「か、《カグツチ》様!」

 

レックス

「カグツチ?」

 

クリス

「こんな芸当が出来ると言うことは、お前もブレイドだな?ドライバーは何処だ?」

 

カグツチ

「私のドライバーは現在、ある任務で遠征中です。今は私1人。」

 

兵士長

「カグツチ様は、スペルビアの宝珠とも呼ばれる帝国最強のブレイド!ドライバー無くしてもこの力、観念しろ!」

 

 

兵士長はレックス達に向けてそう言うが、レックス達は一歩も引く気は無い。

 

 

クリス

「こうなっては仕方ない………変身!」

 

 

『Get go! under conquer! than get keen! ジャアクドラゴン!』

 

 

クリスはカリバーに変身し、カグツチに襲い掛かる。

 

 

カリバー(クリス)

「食らえ!」

 

カグツチ

「ほぅ………」

 

 

ガキーン!

 

 

カグツチは両手に剣を装備し、カリバーの攻撃を難なく受け止める。

 

 

カリバー(クリス)

「ナニッ!?」

 

 

カグツチはカリバーを押し返し、カリバーは天馬の隣に着地した。

 

 

天馬

「クリスの剣をアッサリと!?」

 

カグツチ

「彼、貴方のブレイド?面白い力ね。」

 

兵士長

「カグツチ様、この者達はかのイーラの手の者。是非とも、カグツチ様の力を御貸し下さい。」

 

カグツチ

「イーラの?」

 

 

カグツチはふと、ホムラのコアクリスタルに目を向ける。

 

 

カグツチ

「翠玉色のコアクリスタル………まさかとは思ったけど………良いでしょう。ですが殺生は禁じます。彼らを生きたまま捉えなさい。」

 

天馬

「こうなったらヤるしか無い!行くぞみんな!」

 

 

天馬の掛け声で、レックス達はカグツチに攻撃を仕掛ける。カグツチは華麗な動きと素早い攻撃で、レックス達を翻弄する。

 

 

セイリュウ

「アヤツ、目を閉じとる癖に周りが見えとるのか!?」

 

 

『月闇必殺撃!習得一閃!』

 

 

レックスは剣から炎の斬撃を、カリバーは月闇から闇の斬撃をカグツチに向けて放つ。

 

 

カグツチ

「ハッ!」

 

 

ドカーン!

 

 

だがカグツチも青い炎の斬撃を放ち、レックス達の攻撃を弾いた。

 

 

レックス

「俺達の攻撃を弾いた!?」

 

ホムラ

「あの人、強い!」

 

ニア

「諦めるな!此方は三組だよ!」

 

 

ニアとビャッコが上空からカグツチに襲い掛かる。

 

 

バーン! バーン!

 

 

ビャッコ

「のわっ!?」

 

ニア

「キャッ!?」

 

 

だが突如、カグツチの後ろからネットが発射され、ビャッコとニアの動きを封じた。

 

 

レックス

「ニア!ビャッコ!」

 

兵士長

「エーテル遮断ネットだ!大気からのエーテル流を遮断されては、得意のアーツも撃てまい!」

 

カグツチ

「ブレイドにも弱点はあります。その1つがこれ、大気中のエーテルの流れを遮られること。」

 

天馬

「待ってろ!今助ける!」

 

 

天馬はニアとビャッコを助けに向かおうとするが、ニアが待ったをかけた。

 

 

ニア

「来るな!アンタ達は逃げろ!アタシ達に構うな!」

 

レックス

「無理言うな!見捨てるなんて出来る訳無いだろ!」

 

ニア

「レックス、アンタにはアンタの目的があるだろ!?それを果たせ!」

 

レックス

「でも………!」

 

 

ビューン!

 

 

突然、レックス達の頭上を何かが高速で通過した。

 

 

ドカーン!バシャーン!

 

 

謎の何かはカグツチの真上にある水道管に激突し爆発。破損した水道管から大量の水が溢れ、カグツチに降り注ぐ。

 

 

カグツチ

「水!?」

 

 

水を被った影響かカグツチの力が弱まり、周囲を取り囲んでいた炎の壁が消えた。

 

 

レックス

「ホムラ!」

 

ホムラ

「はい!」

 

 

レックスとホムラは共に剣を持ち、炎の大検を作り出す。そして巨大な炎の斬撃をカグツチに向けて放った。

 

 

レックス・ホムラ

「《バーニングソード》!!」

 

カグツチ

「っ!!」

 

 

ドカーン!

 

 

カグツチは防御体制に入り、バーニングソードを受け止める。

 

 

カリバー(クリス)

「今だ!」

 

 

『必殺リード!ジャアク忍者!』

 

 

カリバーは月闇に、緑の忍者が描かれた緑のワンダーライドブック《猿飛忍者伝》を翳す。

 

 

『月闇必殺撃!習得一閃!』

 

 

ドロン!

 

 

そして月闇を地面に突き刺し、紫の煙を発生させる。煙が消えると、レックス達は正に隠れ身の術の如く姿を消していた。

 

 

兵士長

「逃がすな!追え!」

 

 

兵士長は兵士数人に指示を出し、レックス達の後を追わせた。

 

 

ニア

「そうだ、それでいい………」

 

カグツチ

「この水流の中であの技………天の聖杯、やはり本物か。」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~路地~

 

 

一方、無事に逃げ出したレックス・ホムラ・天馬・カリバーは路地を走っていた。

 

 

「おーい!」

 

 

すると、何処かから少年とおぼしき声がする。声のする方を見ると、そこは壁。

 

 

ギギギ………

 

 

と思った次の瞬間、壁に化けてた隠し扉が開き、扉の向こうから1人のノポンの少年が姿を見せた。

 

 

少年ノポン

「こっち!こっちだも!逃がしてあげるも!」

 

天馬

「えっ?君は………」

 

 

「急げ!絶対に逃がすな!」

 

 

そこへ、レックス達を追う兵士達が近づいてきた。

 

 

少年ノポン

「はやく!はやく来るも!」

 

 

レックス達は取り敢えず少年ノポンの誘いに乗り、扉の中へ入る。全員が入って直ぐ少年ノポンは隠し扉を閉め、その扉の前を兵士達が通過していった。

 

 

カリバー(クリス)

「どうやら、行ったみたいだ。」

 

 

安全を確認すると、カリバーはベルトのブックを抜き取り変身を解いた。

 

 

レックス

「ありがとう、助かったよ。でも何で俺達を?」

 

少年ノポン

「何となくも。」

 

天馬

「何となく?」

 

少年ノポン

「って言うのは嘘も。ホント言うと、いっつも威張り散らしてる兵士に、完成したばかりのロケットカムカムをお見舞いしてやろうと思ってたも!

 

天馬

「ロケット………あ、さっき飛んできたヤツか!」

 

少年ノポン

「で、丁度そこへ兄ちゃん達が追われて来たんだも。外れて水道管に当たっちゃったけど、結果オーライだも!」

 

レックス

「そっか、さっきのは君が………」

 

少年ノポン

「《トラ》だも。よろしくも!」

 

レックス

「トラって言うのか。俺はレックス、こっちはホムラ。」

 

天馬

「俺は天馬、こっちはクリス。」

 

ホムラ

「よろしくお願いします。」

 

クリス

「よろしくな。」

 

トラ

「よろしくも!モフフ………」

 

 

何やら嬉しそうなトラ。

 

 

トラ

「実は、助けたのにはもう1つ理由があるんだも。」

 

レックス・天馬

「理由?」

 

トラ

「ま、それはトラん家に着いてからゆっくり話すも!こっちだも!」

 

 

トラの案内で、レックス達は通路の奥へと向かう。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

~スペルビア軍トリゴ基地~

 

 

その頃、トリゴの街の外れにあるスペルビア軍の基地に、巨大な巨神獣戦艦が到着した。

 

 

ガコン!

 

 

巨神獣戦艦は埠頭に固定され、格納庫のハッチが開く。そして1人の軍人がグーラの大地に降り立った。

 

 

「………」

 

 

To Be Continued…

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