続くかは知らん。
あの日は寒い冬の日だった。風も強く真面目に凍死してもおかしくないような夜だった。
あの子の性別は未だによく分からないが私はどこからか落ちてきたハリネズミ? みたいな生物と出会った。……ベランダで
ああ、言い忘れていた。私の親はグズで母国でもないのに子供産んで就職出来なくなって自暴自棄になってクズへと成り下がった親だ。まあ、考え無し過ぎると思うが産んでくれたことには感謝しよう。
さて、私のペットことハリネズミのベヘモットとはそんな寒いベランダであったものだから一緒に寝た。そりゃ、針が刺さって痛かったし血も出たが凍死するよりもマシだし……何より今までの何よりも暖かかった。
その日からこの子との暮らしは始まった。親からの虐待はあったけどベヘモットが待ってると思えば苦にならなかった。もちろん、バレれば殺されてしまうかも知れないのでこっそりと段ボールに入れて隠していたが。
眠る時は常に一緒だった。ベヘモットは賢くて数回寝れば針が刺さらない位置を覚えてくれたしグズ親達が来た時は自分で考えて隠れてくれた。
ある日、私はまたもやベランダに追い出されていた。ベヘモットはおらず寒かったが春なのでどうにか一晩乗りきった。その日が私の転機だったんだと思う。グズ親が部屋で無惨に殺されていたのだ。引き殺されたような。切り殺されたような。何度も何度も殺されたような殺され方だった。私は死体の匂いを不快に感じながらも警察に電話して保護してもらった。
最初は私が殺したと疑われたが。少女にこんな殺し方は出来ないだろうとすぐに疑いは晴れた。結局、原因やら犯人やらは分からず仕舞いだった。
その後、私は孤児院に入ったがそれもすぐに終わった。いつの間にか戻ってきたベヘモットと一緒に隠れて働いて(本当は犯罪です)稼いだ金で宝くじを買ったのだがこれで五億も当たってしまったのだ。仕事の関連で可愛がってくれたヤクザのおじいちゃん(頭領)にお願いして口座を作って貰い。孤児院二億ほど寄付して私はヤクザのおじいちゃんが持つマンションに住み始めた。
ヤクザの皆とは別れたけど今でも年賀状とか送ったりしてる関係だ。おじいちゃんは最近腰を痛めて寝たっきりらしい。……大岩を一撃で破壊するおじいちゃんも年齢には勝てないらしい。
さて、新生活が始まり学校や住所の手続き、戸籍の偽装も終わり一段落したところで思った。真面目にこの
①性別が分かんない。ち○ん○は付いてないしメスの特徴もないから性別不明。
②ちょっと危険な仕事を受けた時に次の日には何もしてないのに相手が真っ裸でヤクザの家に干されてあったり。(軽くホラーだった)
③なんか、ベヘモットの居場所が何となく分かってしまう。見えてないのに新聞紙で遊んでるなーとか。今ヤクザのお兄さん達から逃げてるなとかすぐに分かるか。例外は②のような事があると繋がりが消えたように何も感じ取れなくなる。心細くてその時は皆を起こさないようにベヘモットを探して0時頃にようやく見つかる。
④自分で言うのもなんだけど見た目が綺麗だから何回か誘拐された時、何か誘拐されたことも気がつかないままいつの間にかベッドで寝てた。お兄さん達曰く玄関で気絶していたらしい。
まあ、こうゆうことがあるから何でだろうと思っていたんだけど。病院に行こうとするとどっかに逃げ出すし結局種類や性別は分からなかった。
仕方なく調べるのは諦めた。
さて、何をしようか。今までは色々忙しい人生だったものだからいざ平和が訪れるとやることが浮かばない。
最近はゲームにはまり始めたが流石に三日間ぶっ続けでやれば集中も切れるのでしばらくは休もうと思う。
そんなことを考えていると電話が鳴った。
「もしもし」
『まふゆ。元気か?』
「ああ。じいちゃんか。元気だよ。最近は暇で暇で仕方がないくらいだよ」
『そうかそうか、それは何より。で本題に入るのだがちょっと孫娘自慢したいから来てくれないかの?』
「……じいちゃん。ラーメン奢ってくれるなら行く」
『おお、待ってるぞー』
久々に外に出るのも良いだろう。(学校は中学なのでサボってる。流石にテストは受けてるが)さて、場所は──あの忍者屋敷か。
次はあの忍者屋敷です。
主人公の詳細
名前:如月 まふゆ
詳細:転生者であり両親がグズ親だった。ペットのベヘモットとは冬のベランダで会いこっそりと一緒に暮らしていた。その後、不自然な死をとげた親を一応死亡届けを出してからは宝くじで当たったり投資したらうまく行ったりととてつもない幸運で成り上がる。
野良猫や野良犬がよく周りに集まる。
見た目は完全にデンドロのレヴィ。
ハジメとはゲーム仲間。
前世の記憶は曖昧だがあらゆる知識を得ている。
名前:ベヘモット
詳細:次の話で詳しく書きます。