目の前に悪意を差し向ける者が居る。
私は生まれながら死に近い生活をしていたため悪意に敏感だ。だが正直私に向けかれる悪意や赤の他人(この場合、親友のハジメ、雫、香織は除く)に向けられた悪意はどうでも良い。だが
親友に向けられるのはイラつく
しかし、ベヘモットからの『落ち着け』と言う意思で正気に戻る。今すぐに半殺しにしたいですが今、殺ると私の評価と情報不足を招くのでやめましょう。
イラつきながらも話を聞くとこのような感じらしい。
①魔人族と人間族との戦い
②神エヒトからのお告げで勇者召喚
③魔人族と戦って欲しい
……誰がやるか。と言いたいが勇者(笑)のせいで皆やる気らしい。
正直、私は多分
さて、一晩経ってステータスプレートと言うものが渡されました。レベル一の平均は十らしいのだが私はどうだろうか?
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如月 まふゆ 17歳 女 レベル:1
天職:魔物使い
状態:仮契約・封印
筋力:15
体力:50
耐性:100
敏捷:100
魔力:10
魔耐:100
技能:言語理解・魔獣契約
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「……は?」
何だ?この
私の天職は魔物使いとなっているがこれは魔力での配下の強化や使役がメインのはずなのにその魔力が一番弱いとはどう言うことだろうか?
「ぶっはははっ~、なんだこれ! 完全に一般人じゃねぇか!」
「ぎゃははは~、むしろ平均が10なんだから、場合によっちゃその辺の子供より弱いかもな~」
「ヒァハハハ~、無理無理! 直ぐ死ぬってコイツ! 肉壁にもならねぇよ!」
馬鹿な事を言ってる奴が居るが今は無視して考える。
……駄目だ。私が弱くなってる理由が分からない。神エヒトがもし本当に勇者を呼んだのなら封印の状態異常を解除すべしだし、そんな事も出来ないような存在を神とは思えない。
珍しくベヘモットも怒っているようですし。
私はその日は訓練に参加せずに図書館で本を読んで情報を集めた。
そして夜。クラスメイトそれぞれの割り当てられた部屋のベッドで横になる。
「はぁ。このような状態だと発言権は弱くなってますし、親友を守れるとは言えませんね」
嘆いているとふと思い付いた。
魔物の範囲って何でしょう?
思い付いたことは試しにやってみるのが一番です。さっそくベヘモットにお願いする。
「ベヘモット。私と契約を結んでくれますか?」
言葉は無くとも分かる。ベヘモットからの信頼を。そして愛情を
次の瞬間、契約魔法の詠唱すらしていないのに勝手に契約が結ばれた。
否、ただの契約ではない。ベヘモットは神から、それも古の神クラスから作られた神獣だ。そんなものとの契約がただの契約に終わるはずが無い。
まふゆに神獣の力の一部が与えられる。幸運だったのはまずベヘモットが本来の力を持ってなかったこと。そして、まふゆ本人の才能が神にすら認められる程の才能だったこと。
まふゆに激痛が走るがまふゆはその痛みを怖いとは思わなかった。
そのまま、安心してまふゆは眠りに落ちた。