『あなたが今一番欲しい物を教えて下さい』
姫路瑞希の答え
「クラスメートとの思い出」
教師のコメント
「なるほど。お客さんの思い出になるような、そう いった出し物もいいかもしれませんね」
土屋康太の答え
「Hな本(―――)成人向けの写真集」
教師のコメント
「取り消し線の意味があるのでしょうか」
坂本雄二の答え
「俺の平穏無事」
教師のコメント
「何があったのですか?筆圧が物凄いのですが」
雑賀佳史の答え
「自由●日●(―――)許婚と暮らす家」
教師のコメント
「何故始めの答えに血痕がついているのでしょうか ?」
木下秀吉のコメント
「もう…諦めるのじゃ…」
「佳史」
「ん?」
「如月ハイランドって知ってるわよね?」
「今建設中の無駄にデカい遊園地かなんかだったか ?確かもうすぐプレオープンだったな」
「そう、それよ。だからオープンしたら一緒に…」
「霧島と工藤とでも行ってこいよ …待て。無言の笑顔で関節を取ろうとするな」
「だ!か!ら!一緒に行こうって言ってるのよ!」
「やだ。だるい。面倒臭い…ってぎゃああああ!」
「なんでなのよ!理由を説明しなさい理由を!」
「人いっぱいの中にわざわざ疲れに行きたくない」
「…ふーん。なら、人がいっぱいじゃなかったら行 ってくれる?」
「んな事無いと思うが…それなら別に」
「(ニヤリ)約束よ?もし破ったら…」
「破ったら?」
「………(ニコッ)」
「え?何その笑顔?すっげぇ恐いんだけど」
新学期が始まり、徐々に試召戦争の騒ぎも収まって きた
今は文月学園の学園祭、その準備期間。学年問わず全生徒が準備に追われている
……はずなのだが
「勝負だ!須川くん」
「お前の球なんか場外まで飛ばしてやる」
準備をサボって野球をしていた
…俺?屋上で昼寝してる
オイ、誰だ今お前もサボってんじゃねぇかとかほざ いた奴は
「貴様ら、学園祭の準備をサボって何をしているか !」
「ヤバい!鉄人だ!」
あ、見つかった
まぁ俺には全く関係ないけど~
「吉井!貴様がサボりの主犯か!」
「ち、違います!どうしていつも僕を目の仇にする んですか!?…そ、そうだ!佳史!佳史がどこかで サボってます!」
明久の奴…俺を売りやがったな
…後でコロス
「ああ、奴か。問題ない。既に手は打っている…そ れよりまずは貴様だ吉井!」
「くっそぉぉぉぉ!!」
バカめ。人を売ろうとした報いだ
…ん?『手は打っている』…ってヤベ!
俺は急いで屋上の扉に手をかけて思いっきり開く!
「こんにちは。雑賀くん」
「アアハイ、コンニチハ」
そこには、凄い笑顔で威圧感を放っている高橋女史 がいらっしゃった
「準備をサボってお昼寝とは、いい度胸ですね…さ ぁ行きますよ」
「ち、ちくしょおぉぉぉぉ!」
そのまま俺は高橋女史の召喚獣によって教室に連行 された…
―――――――
「さて、そろそろ春の学園祭、
決めなくちゃいけない時期が来たんだが…とりあえ ず、実行委員として誰かを任命する。そいつに全権 を委ねるので、後は任せた」
雄二の野郎心の底からやる気ねぇな
…まぁ、俺も似たようなもんだけど
さて、ラノベでも読んどくか
「じゃあ実行委員は島田でいいか?」
俺がだらけている間に島田が推薦されたらしい
「う~ん…補佐次第で受けてもいいけど…」
『吉井でいいんじゃないか?』
『雑賀でも上手いことできそうだがな』
…寝とけばいいかな?
――――――
キーンコーンカーンコーン
「あ~、やっと終わった~!」
ゆっくりと伸びをして鞄を持って立ち上がる
さて、将と雄二にでも声かけて唯を連れてどっか遊びに行くか な
「オイ雄「……雄二。一緒に帰る」「翔子!?チャイム鳴って一分も経ってねぇぞ!?」二…」は無理だな。じゃあ将と明久を「秀吉~、佳史どこ~?」
………
「戦略的撤退!」
「絶対逃がさない!」
俺と優子の逃走中、スタート!
―――――
「よぉ、佳史。奇遇だな」
「やっぱりお前も普通の手段じゃ逃げられねぇか」
俺と雄二が潜んでいるのは女子更衣室
下手に女子禁制の場所に隠れても優子なら躊躇なく 踏み込んできそうだしな
PPPP
「ん?明久か?」
俺も雄二の携帯に耳を近づけて話を聞く
「―もしもし」
『……雄二、今どこ』
「人違いです」
霧島の声が聞こえた瞬間通話を切る
「お前そろそろ反応が反射レベルになってきてるよ な」
「ほっとけ」
PPPP
っと俺にもか
秀吉なら心配ないな
「どうした?何かあったか?」
『佳史。大人しくFクラスに戻って来なさい』
「I'm American」
プツッ
ふぅ…危ない危ない
「…流石に俺も国籍をごまかすのは思いつかなかっ たぞ」
「うるさい」
…なんか無性に虚しくなった
「「……………」」
良かった。雄二も虚しさを感じたようだ
…言い合いしなけりゃよかった
ガチャリ
「やあ、雄二に佳史。奇遇だね」
「「どういう理由があれば女子更衣室で居合わせる のか教えろバカ」」
理由も無く女子更衣室に入って来るとか変態じゃね ぇか
ガチャ
「あら?雑賀くんに坂本くんに吉井くん?」
「よぉ佐藤」
「将のストッパーか」
「奇遇だね」
入って来たのは佐藤
つまりは女子
んでここは女子更衣室
要するに……
「せ、先生!覗きです!変態です!」
「逃げるぞ二人共!」
「「了解!」」
「何!?また吉井と坂本と雑賀か!?」
俺まで問題児のカテゴリーに入れんな鉄人!
結局その後鉄人からは逃げ切ったが、明久の策略で 清涼祭に強制参加することになった
不幸だ…