アホばっかのバカ達へ~アホメンパラダイス~   作:黒やん

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ぷろろ~ぐ

【第一問】

 

『調理の為に火にかける鍋を製作する際、マグネシ ウムをを材料に選んだ。この時に発生する問題点と 代わりに用いるべき金属合金の例を一つ挙げなさい

 

姫路瑞希の答え

 

『マグネシウムは炎にかけると激しく酸素と反応す るため危険である 合金の例…ジュラルミン』

 

教師のコメント

 

正解です。合金なので鉄では駄目なのですが、姫路 さんは引っかかりませんでしたね

 

土屋康太の答え

 

『ガス代を払っていなかったこと』

 

教師のコメント

 

そこは問題じゃありません

 

吉井明久の答え

 

『合金の例…未来合金(すごく強い)』

 

教師のコメント

 

すごく強いと言われても

 

雑賀佳史の答え

 

『知らん!

 

合金の例…アルミニウム』

 

教師のコメント

 

当てずっぽうなのにアルミニウム合金が存在するの が腹立たしいです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文月学園に通じる道

 

その両脇は俺達が入学した時と同じように桜が咲き 誇っていた

 

「おはよう、佳史」 「おはようじゃ。佳史」

 

突然声を掛けられて振り向くと、幼なじみの双子が 揃っていた

 

「おはよう、優子に秀吉。にしても珍しいな。お前 らが一緒に来るなんて」

 

「それはワシ達とて別に仲が悪い訳ではないからの」

 

この翁言葉で話す美少女…もとい男の娘は木下秀吉 。男なのに男に大人気な奴。 ちなみに演劇部のホープである

 

「今日は秀吉の朝練がなかったのよ」

 

そして秀吉と瓜二つな姉の木下優子。外では優等生 を気取ってるが、家ではズボラな奴

 

「佳史、今何か余計な事考えなかった?」

 

「………」

 

ダッ!

 

「あ!待ちなさい!

 

「待てと言われて待つバカはいない!」

 

こんな所で死んでたまるか!

 

―――――

 

「おお、雑賀か」

 

「ん?鉄人?」

 

「西村先生と呼べ!…ったく、俺を前にして堂々と 鉄人と呼ぶのはお前と坂本くらいだぞ」

 

玄関の所で俺を呼び止めたのは西村教諭。通称鉄人

 

トライアスロンが趣味でガタイがヤバい人

 

「いや、先生を鉄人と呼ばずに誰を鉄人と呼ぶんす か?」

 

「誰も呼ばんでいい!全く…ホラ、受け取れ」

 

鉄人が封筒を俺に手渡す

 

そしてちょうどその時

 

「佳史、アンタ足速すぎるわよ…」

 

「やっと追いついたぞい…」

 

「ん?木下姉弟か」

 

「あ、西村先生、おはようございます」

 

「おはようございますじゃ」

 

「ホラ、お前らも」

 

そう言って二人にも封筒を渡す

 

もちろん二人はすぐに封筒を開けて…

 

「よしっ!Aクラス!」 「やはりFクラスじゃ~…」

 

まあ、妥当っちゃ妥当か

 

「佳史、アンタはどうだったの?」

 

ま、アンタはAクラスよね、と付け足す優子

 

「今から見る所だよ。そう焦んなって」

 

あ~…糊付けが強すぎて捲れないな…

 

「…雑賀」

 

「はい?」

 

「今だから言うがな、俺はお前を『吉井と坂本に並 ぶ問題児じゃないか』と疑っていた」

 

「失礼な。人をバカ扱いしないで欲しいですね」

 

「ああ。振り分け試験の結果を見てお前への疑いは 無くなった」

 

もういいや。破っちまえ

 

俺は封筒を破って中身を確認する

 

それを横から優子も覗いて来た

 

そこには、達筆な字で一文字『F』と書いてあった

 

「お前は問題児だ…化学以外全て寝るとは良い度胸だな」

 

「この…バカー!!!」

 

「ちょ!?何でお前がキレて…待て!その関節はそっちには曲がらなああああ!!?」

 

何故かお怒りの優子にサブミッションをくらいなが ら、必死にタップする

 

「やれやれ、姉上も素直になればよいのにのぉ」

 

秀吉が何か呟いていたが、痛みで全く頭に入らなかった

 

こうして俺のFクラス生活が始まった

 

 

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