アホばっかのバカ達へ~アホメンパラダイス~   作:黒やん

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第2問

『戦国時代において、多くの戦場を渡り歩いた『戦 さ人』や『風来坊』と称された人物をフルネームで 答えなさい』

 

姫路瑞希と雑賀佳史の答え

 

「前田慶次郎利益」

 

教師のコメント

 

「正解です。雑賀くんは真面目にやれば出来るので 、毎回こうしてくれると嬉しいです」

 

吉井明久の答え

 

「前田慶次」

 

教師のコメント

 

「惜しいです。ゲームなどではよく慶次と表記され るので気をつけましょう」

 

坂本雄二の答え

 

「佳史」

 

教師のコメント

 

「それは雑賀くんです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柔らかそうな髪。白い肌。そして大きな胸。

 

「ちょうど良かったです。今自己紹介している所な ので姫路さんもお願いします」

 

「はっ、はい!あの、姫路瑞希といいます。よろし くお願いします…」

 

姫路瑞希。常に学年上位をキープし、彼女にしたい ランキングでも一、二を争う女子(康太調べ)

 

「はいっ!質問です!」

 

「あっ、はっ、はい何ですか?」

 

「何でここにいるんですか?」

 

聞く人が聞く人ならごっさ不愉快な質問だが、これ が今のFクラスの総意だ

 

「そ、その…試験の最中高熱を出してしまいまして …」

 

なるほど。納得した

 

「俺も熱(の問題)が出たせいでFクラスに…」

 

「待て。お前今何か伏せただろ」

 

「俺は弟が事故にあったと聞いて…」

 

「黙ろうな一人っ子」

 

「前の晩、彼女が寝かせてくれなくて」

 

「FFF団に彼女が出来たら天変地異が起こるな」

 

「「「そこまで言うか!?(泣)」」」

 

うるせぇ。一人で全部ツッコんだのを評価してほし いくらいだ

 

「でっ、では一年間よろしくお願いしますっ!」

 

顔を赤らめながら空いている席に向かう姫路

 

…なんか小動物みたいで和む

 

「姫路さんやっぱり可愛いなぁ…」

 

「だったらとっとと告ればいいのに…」

 

「むっ、無理だよ!姫路さんが僕なんかに興味があ る訳無いよ」

 

「…はぁ」

 

「なんでため息!?」

 

「いや、バカは死ななきゃ治んねえかと思ってな」

 

「傷付いた!今の言葉は特に傷付いた!」

 

鈍感って治るのか?

 

「きっ、緊張しましたぁ~…」

 

偶々俺達の近くに座る姫路。

 

ちなみに俺は雄二の前で明久の斜め前だ

 

「あの、姫「姫路」

 

…明久、言葉遮られたくらいで号泣すんなよ

 

「はっ、はい!何ですか?えーっと…」

 

「坂本だ。坂本雄二。」

 

「よう、姫路。体調はもういいのか?」

 

「あっ、雑賀くんもFクラスだったんですか?」

 

「まあな」

 

本当の理由は恥ずかしくて言えない

 

「それは僕も気になるよ!」

 

「よ…吉井くん!?」

 

めっちゃ驚いた様子の姫路。

 

まあ、好きな奴が同じ教室にいればそうなるわな

 

「姫路、明久がブサイクですまん」

 

「フォローにすらなってねぇな」

 

「そ、そんな!目もパッチリしてて顔のラインも細 くて綺麗だし…その、むしろ…」

 

「まあ、明久に興味がある奴がいるくらいだからな 」

 

「そっ!それって誰ですか!?」

 

「そう慌てんな。えーっと…誰だっけ雄二?」

 

「確か久保―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

利光だったかな」

 

「あ、そいつだ」

 

久保利光。Aクラス。性別、男

 

「おい明久、さめざめと泣くな」

 

「大丈夫だって。半分冗談だから」

 

「半分!?ねぇ!残りの半分は!?」

 

奴は興味があるんじゃない…ガチだ

 

「…強く生きろよ、明久」

 

「僕の身に何が起こるの!?何か怖いんだけど!? 」

 

「はいはい、そこの人達、少し静かに―」

 

ガラガラガラ

 

「―代わりを取ってきますので自習していて下さい 」

 

…さて、寝るか

 

――――――

 

「雑賀くん、起きて下さい」

 

「ん…?なんだ…?」

 

「坂本くんの紹介です。坂本くんに自分の番の時に 起こしてくれって頼まれたので…」

 

「そうか、ありがとう」

 

礼を言って前を見ると、雄二が康太の正体をバラし ていた

 

…何故わかったかって?康太が必死に首を振って否 定するのはエロ関連しかないからさ

 

「姫路の事は皆その実力をよく知っているはずだ」

 

「え?私ですか?」

 

「そうだ、俺達には姫路さんがいる」

 

「あぁ、彼女さえいれば何もいらないな」

 

ツッコまないよ~ええ、ツッコみませんよ~

 

「木下秀吉だっている」

 

「演劇部のホープか!」

 

「あぁ、確かアイツ木下優子の…」

 

残念だったな!確かに優子は成績良いが秀吉は演劇 に入れ込みすぎたせいでバカだ!

 

「当然俺も全力を尽くす」

 

「確かになんかやってくれそうな奴だ」

 

「坂本って確か昔神童とか呼ばれてなかったか?」

 

「雑賀佳史だっている」

 

「雑賀って確か…」

 

「思い出した!確か一年の一番始めのテストで一位 になった奴じゃねぇか!」

 

また昔の事を…

 

「それだけじゃない。佳史の別名は…『今孔明』だ 」

 

「「「なんだと!?」」」

 

「今孔明って確か一年の疑似試召戦争で無敗の軍師 じゃないか!」

 

「霧島と久保がいたチームに勝ったアイツか!」

 

「成績も学年上位一桁台と聞いたぞ!」

 

「このクラスにAクラス級の奴が三人いるってこと か!」

 

クラス全域に『いけるんじゃね?』オーラが漂う

 

…でもな~

 

「それに吉井明久だっている」

 

シーーン

 

「…やっぱりな」

 

明久はオチだよな

 

「誰だ吉井って?」

 

「さぁ?」

 

せっかく上がった士気が下がる

 

「ちょ、ちょっと雄二!どうしてそこで僕の名前を だすのさ!僕は普通の人間なんだから――ってどう して雄二も佳史も僕を睨むの!?士気が下がったの は僕のせいじゃないでしょ!?」

 

「やれやれ、皆知らないなら教えてやる。コイツは 『観察処分者』だ」

 

「…それってバカの代名詞じゃなかったか?」

 

名も無きモブよ、グッジョブだ

 

「ち、違うよ!ちょっとお茶目な十六歳につけられ る―」

 

「いかにも、バカの代名詞だ」

 

「肯定するな!バカ雄二!」

 

「違うぞ雄二」

 

「佳史!君だけは信じてたよ!」

 

…ふっ、バカめ

 

「学園生活不適合者かつ小学校からやり直したほう がいいレベルの学園公認のバカだろ?」

 

「君を信じた僕がバカだった!」

 

「真実を伝えただけだが、何か?」

 

「もういいよ!佳史のバカ!」

 

「…明久、気を付けろよ?お前のバカは…凶器だか ら」

 

「うわーん!」

 

俺のターン、俺のターン、俺のターン、俺のターン

 

「観察処分者って確かフィードバックがあるんだよ な?」

 

「じゃあ、簡単に召喚出来ないやつがいるって事か ?」

 

「「気にするな。どうせいてもいなくても同じよう な雑魚だ」」

 

「二人して一字一句ハモらなくても…」

 

「さて、さっきも言ったが…不満はないか?」

 

『大ありじゃあ!!』

 

二年Fクラス魂の叫び

 

「ちょ!?流石に無視は酷いよ!?」

 

「ならば全員ペンを執れ!出陣の準備だ!」

 

『おおっーー!!』

 

「お、おー」

 

「姫路、無理にのらなくていいんだぞ?」

 

その後、明久がDクラスに死者…じゃなく使者に行 って殺されかけたりしたが割愛

 

――――――

 

「明久、宣戦布告はしてきたな?」

 

「一応午後に開戦とは告げてきたよ」

 

「じゃあ先に昼だな。ホレ、明久」

 

そう言って俺は賞味期限切れのメロンパンを渡す

 

「あ、ありがとう佳史」

 

「珍しいな、佳史が食料の賞味期限を忘れるなんて 」

 

「まあ偶にはな」

 

「あ、あのー…」

 

「賞味期限切れって?」 今の会話を疑問に思ったのか、女子二人組みが聞い てきた

 

「ああ、コイツ普段何も食べやがらねぇからな。偶 にこうやって分けてやるんだ…って、もうこんな時 間か。ちょっと行ってくるわ。」

 

「あれ?雑賀どこにいくの?」

 

「二―A。寮のルームメイトんとこに」

 

「ああ、そういえば雑賀くんは寮住まいでしたね」

 

文月学園には学校に寮があるのだが、別に全寮制の 学校では無いので、自宅から通う奴の方が多い。

 

しかし、学校行事などの関係で一応全員が一寮、二 寮、三寮に分けられる

 

あ、ちゃんと女子寮と男子寮に分かれてるからな?

 

「まあそういうわけだけから、ちょっと行ってくる 」

 

「午後には帰ってこいよ?」

 

「わかってる」

 

そう言って俺は屋上を後にした

 

―――――

 

ガラッ

 

「将いるか?」

 

「あれ?雑賀くん?」

 

入り口の近くにいたのは、女子寮にいる工藤だった

 

「ああ、工藤か。ちょうどいいや。忘れもんだって 将にこれ渡してくれ。」

 

「なになに?もしかして手作りのお菓子とか?だっ たらボクも貰っていい?」

 

「ズルいわよ愛子!それならアタシももらうわ!」

 

「「うわっ!」」

 

優子…突然出てくるのは止めろ…

 

「御生憎様。寮生用の弁当だよ」

 

「「なーんだ」」

 

「んじゃ、そーいう事で…優子?」

 

帰ろうとすると、何故か優子に襟を掴まれていた

 

「まあまあ、せっかくだから一緒にお昼を食べまし ょう」

 

「えー…めんど「(ニコッ)」…ゼヒゴイッショサセ テクダサイ」

 

その後は優子に連行されて優子、愛子、後佐藤…? と弁当を食べた

 

…周囲の視線が痛かった

 

まあ、直に開戦だし、その時に憂さ晴らしすっか……

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