アホばっかのバカ達へ~アホメンパラダイス~   作:黒やん

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皆さんお久し振りです。

やっと……やっと受験が終わった……!!
という訳でひさしぶりの更新。流れを忘れてバカテスを読み返すこと三回。ようやく出来たよー!!


……とか言っときながら、まだ読んでくれてる人いるのかな……












第37問

『強化合宿三日目の日誌を書きなさい』

 

 

黒崎一心の日誌

「前略(*雑賀佳史に続く)」

 

教師のコメント

「あなた達もですか……。今度はちゃんと繋げて欲しいです」

 

 

 

雑賀佳史の日誌

「前日の反省を生かしてあえて明久達の部屋に泊まったのにも関わらず、何故か木下姉が浴衣に首輪装備でリードを俺の手に握らせようとしていた。落ち着こうと周りを見ても雄二は霧島に、明久は島田に迫られていて……(*風祭将に続く)」

 

教師のコメント

「どうして君達はそう厄介事に巻き込まれているのですか!? そしてやっぱり略された部分が……」

 

 

 

風祭将の日誌

「結論……リア充爆発しろ!!」

 

教師のコメント

「だから何が起きてたんですか!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~二日目の夜~

 

「………何してる、木下」

 

「…………夜這い?」

 

明久が館内放送で呼び出され、恐らく補習も終わっているであろう深夜。何故か木下が俺の布団に潜り込もうとしていた。

まぁ、当然のごとく布団から投げ飛ばしたが。投げ飛ばした先から布団の都合で俺と将の部屋に移って来ていたジミーの「ぐぇっ!?」とかいう声が聞こえたが気のせ……まぁジミーだしいいか。

 

「よくねぇよ!?」

 

「心を読むな。そして黙ってろジミー。今何時だと思ってんだ」

 

「その迷惑な時間帯に叩き起こされたんだけど!?」

 

全くうるさいジミーだ。

 

そして俺は投げ飛ばされてから全く動かない木下に目を向ける。

 

「……で? お前はいつまでここにいるつもりだ? 」

 

案外にさっさと出ていけ、と言ったつもりだが、それでも木下は動かない。なのでもう一度、今度ははっきりと出ていけと言おうとすると……

 

「…………だ」

 

「あ?」

 

「…………やだ」

 

目に涙をいっぱいに溜め、そのまま上目遣いに俺を睨む木下。……睨んでるつもりだとは思うが、涙目のせいで全く怖くない。

 

「やだ!」

 

「やだじゃねぇよ」

 

「やぁーだぁー!!」

 

駄々っ子か、というくらいの勢いでパタッとうつ伏せに布団に籠城する。それによってジミーの布団が木下に占領された。

 

「佳史がアタシを優子って呼んでくれるまでここからでないの!!」

 

「それ俺の布団なんだけど!? そういうのは本人同士でやってくんない!?」

 

というか木下が幼児退行してる気がする。たまにある唯のわがままモードと同じ感じがする。

……ま、そんなもんで俺が折れるはずがないだろ。わかってるはずなんだがな……

 

という訳で、その布団ごと木下を廊下に放り出しました。

 

 

 

 

 

「俺の布団……」

 

「床で寝ろ。俺の布団はやらん」

 

「このドS野郎!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「頼む! 俺達に協力してくれ!」

 

「…………ハァ」

 

朝飯の時間。ここのところ行動を共にすることが多くなった久保、そして将とジミーと一緒に食べていると、雄二と秀吉が俺のところに来るなりそんな事を言った。

 

「どうしてもこの作戦にはお前の力が必要なんだ! 本っ当に頼む!」

 

「ワシからも頼む。協力してくれんかのぅ」

 

手を合わせて頼んでくる雄二達だが、どうにも気が乗らない。

 

「お前らなぁ……覗きは一応犯罪だぞ?」

 

「うっ、ま、まぁその通りなんだが……俺と明久の状況がな……」

 

……ああ、そういやコイツら脅迫仲間だったな。

 

「それにお前も何か売られてただろ? 」

 

「…………」

 

ふぅ……そういえばそうだった。イラつき過ぎて忘れてた。

さて、どうするかな……

 

「佳史、頼む」

「お願いじゃ、佳史」

 

「…………覗きにゃ参加しねぇ」

 

俺の言葉にあからさまに肩をガックリと下げる二人。

 

「……だが、犯人探しになら協力してやる」

「本当か!?」

 

すぐさま雄二が食いついてきた。……現金な奴だな。

 

「だからとりあえず今お前らがわかってる事を話せ」

 

「あ、ああ! とにかく、今は時間がない。後で話す」

 

「わかった」

 

そして、俺は残ったお茶を一気に飲みほし、自分の部屋に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なるほどな。中々面倒くさい……」

 

「でしょ? 女子でお尻に火傷があるってことしかヒントが無いなんて酷すぎるよ」

 

雄二から今わかっていることを聞いて、一言ごちると、明久が合わせるようにブー垂れた。

 

「……今のところの犯人最有力候補は、工藤愛子」

 

「いや、愛子は違うだろうな」

 

『えっ!?』

 

そんなに俺の言った事が意外だったのか、その場にいた全員が俺の方を向く。

 

「何でそんなことがわかるのさ?」

「工藤が犯人で決まりだと思ってたんだが?」

 

「明久はともかく、雄二は気付けよ……」

 

「何で僕は省いたのっ!?」

 

バカだから。良くも悪くも。

 

「ハァ……いいか?」

 

そう前置きして、俺はノートにわかっていることを箇条書きしていく。

 

・犯人……女子

・お尻に火傷

・更衣室にカメラ(愛子からの情報)

・ダミーを仕掛けていた

・明久を脅迫

 

「雄二は正確には脅迫されてる訳じゃないから今は省くぞ。それと、尻に火傷も今は意味が無いから省く」

 

そして俺は尻に火傷の部分を線で消す。

 

「でもよ、それだと本当に工藤を指しているようにしか見えないぞ?」

 

「落ち着け雄二。まずはその部分からだ。一昨日のことを覚えているか?」

 

そう言うと、全員が少し考え込む。

 

「一昨日となると……やはり女子が部屋に押し寄せてきたことかのぅ?」

 

「当たりだ。そしてその女子が来た時間帯は?」

 

「九時半過ぎ……!! そういう事か!!」

 

どうやら雄二はわかったようだ。

 

「え? 何? どういう事?」

「ワシらにもわかるように教えてくれんか?」

「…………」コクコク

 

「いいか? 見つかったカメラは“ダミー”なんだ。康太、ダミーが真価を発揮するのはいつだ?」

 

「……ダミーなら、見つかった時…………!」

 

康太もわかったみたいだな。

 

「そう、見つかった時だ。本命を隠すためにダミーをあえて比較的わかりやすい場所に設置するのは謂わば定石だからな。そして九時半過ぎという時間帯。これはDEFクラスの入浴時間だ。更に、階段一つ違いで隣同士の男子風呂の前で張らずにわざわざ部屋まで来たということからDEF の入浴時間にダミーのカメラが見つかったとわかるんだ。ま、あの時は俺達は風呂に入ってなくて部屋風呂だったから一概には言えないが……瑞希や美波の髪が湿っていて、木下姉の髪は乾いていたからそこは間違いない」

 

「ってことは犯人はDEFクラスの女子ってこと?」

 

「正解だ明久。ABCクラスの時に見つかっていたのなら小山みたいにヒステリックなバカが突っ掛かって来ないわけがないからな」

 

ま、ABCクラスの時に見つかってたら明久が一番ヤバかった時だから上手いこと疑いが無くなってたかもしれんが。

 

「しかしのぅ……三クラスに絞れたとはいえ、まだまだかなりの数がおるぞい」

 

「だよねぇ……」

「……………」コクコク

 

秀吉の言葉に再びガックリ落ち込む一同。本当に喜怒哀楽の激しい奴らだな……

 

「いや、犯人はDクラスの誰か、しかも二択だ」

 

『なにぃ!?』

 

石○か。

 

「まず、明久を脅迫している点。この時点で瑞希と美波、つまりF女子はない」

 

「ほぇ? 何で僕を脅迫してるからなの?」

 

『…………………』

 

「よくわからないけど、その冷たい視線はやめて!?」

 

一回、背中から刺されたらいいのに。

 

「……そして、周りの異性に近づくなという内容」

 

「続けるの!?」

「ちょっと黙ってろ」

「もけっ!?」

 

騒ぎ掛けた明久を雄二が物理的に沈める。ナイスだ雄二。

 

「そっからE女子全員が消える。奴らは基本的に部活>恋愛だからな。

更に、女子更衣室にカメラを仕掛けていて、尚且つ売り物が把握できる範囲では女子向けのものばかりという点から犯人は男子に興味のない女子……つまり、島田を好きな清水か、アキちゃんを好きな玉野のどちらかだということだ」

 

アキちゃんは玉野の中では女子だからな……可能性としては9対1で清水が犯人だと思うが。

 

「そうか!……ならやっぱり見分ける方法は……」

 

「……覗きしかない」

 

「よっし! やるぞムッツリーニ! まずは引き込みだ!」

 

「お前らな……」

 

結局、その日の覗きにも失敗したらしい。何でも高橋女史まで出てきただとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれっ!? やたらと単純!?」

 

そして夜。昨日のことを鑑みて、一応寝る時だけ秀吉と部屋を替わって貰ったんだが……案の定明久達の部屋で平和に寝られるはずもない。やはり何かしら起こしやがったようで、明久の大声で目が覚めた。

……しかし寝苦しいな。昨日は割と涼しく寝られたんだが……

 

 

「……………」←布団に潜り込んで何かを俺に掴ませようとしている。

 

「……………」

 

「……………」←案外難しかったらしく、着ていた体操服を脱ごうとする。

 

「待てやコラ」

 

何故か俺の布団に木下姉(リード付き首輪装備)が潜り込もうとしていた。

俺に気付いた木下姉だが、動きを止めると、何故か突然半泣きになる。………え? ちょ……え!?

 

「もうペットでも奴隷でも何でもいいからアタシを許してよぉぉぉぉぉぉ!!」

 

「何言ってんのお前!?」

 

ものすごい爆弾発言をやらかしたゆ……木下姉に、島田は勿論あの霧島の動きさえもがフリーズする。……え? いつ周りを確認したかって? さっき。

 

「さぁ佳史! アタシを食べるかペットにするか、名前で呼ぶか結婚するか選びなさい!」

 

「あれ? 何で俺命令されてんの !?」

 

そして何故か劣勢に追い込まれた俺に木下姉が襲い掛かって……

 

パァン

 

「お姉さまっ! ご無事ですかっ!」

 

「美春!?」

 

ある意味ナイスタイミングで最有力犯人候補がやって来た。

 

「隙有りっ!」

「きゃっ!?」

 

そしてその時に出来たほんの少しの隙を突いて木下姉を布団で簀巻きにする。むしろ頭まで布団でくるむ。……これで一安心だ。

 

「……あ、佳史のにおい……」

 

……一安心だ!!

 

 

 

……その後、俺は明久と雄二が鉄人を引き付けている間に自分の部屋に戻り、ジミーの布団を強奪して寝た。










多分、これからは月一くらいの更新速度になりそうです
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