ラスト・ナンバー 101人目のアタシ『最高に美味しいイチゴのケーキのプレゼント!』(2022年式波・アスカ・ラングレーの誕生日記念LAS短編) 作:朝陽晴空
ネルフの病室に居るアスカとシンジに、戦略自衛隊の魔の手が迫る。
ミサトの命令を何度も拒否する確固たる意志を持ったシンジのアスカへの愛の物語。
※今回はシンジの方が積極的に行動します。
『2010年 3月2日記念LSA短編 僕の望む補完計画』のリメイクです。
http://haruhizora.web.fc2.com/mastar/ss/10.html
惣流・アスカ・ラングレーと名札が書かれたネルフ本部内の病室。
その部屋のベッドで患者用の甚平を着せられたアスカは永い眠りに就いていた。
顔の脂肪や筋肉が減って、頬がこけてしまっているアスカは、点滴治療で何とか生きている状態だった。
そんなアスカの側に現れたのは、先ほど初号機で使徒タブリスを殲滅させたシンジだった。
「アスカ、弐号機を傷つけちゃってゴメン……」
シンジが話し掛けても、人形の様にアスカは何の反応も示さなかった。
「怒らないの……? アタシの弐号機を傷物にしたって、僕をバカにしたり、毒突いたりしてよ!」
そう言ってシンジがアスカの真っ白になってしまった腕を握るが、その手首は冷たくて、脈も弱々しく感じた。
ミサトからシンジは聞かされていた。
今のアスカは生きる気力を無くしていると。
自分から元気になろうとしなければ、どんな医療行為を施しても回復しないのだと。
「アスカが寝ている間に、綾波も、加持さんも、みんな死んじゃったんだよ! ミサトさんや委員長だって、アスカが目を覚ますのを待っている。もちろん、僕だって」
アスカは廃墟と化した第三新東京市の道路で憔悴しきった状態で仰向けに寝転がって居た所をミサトに発見された。
アスカは自分はパイロット失格だとうわ言のように繰り返し、最初は医師達が投薬をして治療に当たっていたが、アスカの状態はさらに悪化して、ミサトも諦めてアスカの側を離れてしまった。
「弐号機とシンクロ出来なくなったって諦めるなんて、アスカらしくないよ。また頑張れば乗れるようになるかもしれないんだからさ。だからアスカっ、起きろってば!」
ミサトもシンジも、アスカを励まそうとそう声を掛けたが、効果は見られなかった。
ヒカリも落ち込むアスカに、よく頑張ったと労いの気持ちを込めた言葉を掛けていたが、アスカは自分の頑張りが足りないと、自分を責め続けていた。
どうすればアスカは目を覚ましてくれるのか、励ますシンジの方も気分が落ち込んでいた。
ただでさえ、渚カヲルとの辛い別れがあった後だった。
その時、ネルフ本部を大きく揺るがすほどの衝撃が起き、警報が鳴り響いた。
「シンジ君、そこは危険よ! 早く逃げて!」
ミサトから切羽詰まった声で連絡を受けたシンジは、何事かと焦ったが、直ぐにミサトに言い返した。
「でもアスカをこのままにはして置けませんよ!」
「戦略自衛隊がネルフ本部に攻めて来たの! 奴らは無抵抗の職員も殺している! シンジ君は直ぐにでも初号機ケージへと向かいなさい!」
今の状態でここにアスカを置いて行けば、アスカは確実に戦略自衛隊の兵士に射殺されてしまう。
まるでアスカを見捨てるかのようなミサトの命令に、シンジはミサトにまで裏切られたと感じた。
どんな時も2人の姉代わりになって命を守ってくれたのがミサトではないのか。
アスカが家出をしてヒカリの家に行く前から、ミサトとアスカの関係がギクシャクしていたのは知っていた。
でもそれはミサトがリョウジの死を知って一時的に落ち込んでいるだけで、時間が経ってミサトが立ち直れば元の生活に戻れるかもしれないと微かな希望は持っていた。
「カヲル君の時もそうだったけど、ミサトさんって冷たい人間なんですね」
「シンジ君、今は自分の命を守る事を優先しなさい」
あくまでシンジの姉や母親ではなく、ネルフの作戦部長としての立場を貫くミサトに、シンジは完全にミサトを見限った。
シンジだって、冷静に判断すればミサトの言う事が合理的だと分かっていた。
しかし自分から湧き上がる感情が、アスカが人形のようになってしまっても、見捨てたくないと悲鳴を上げている。
またいつかアスカの笑顔を見たい、いや、アスカに気持ち悪いと罵られてもまたアスカの声を聞きたいとシンジは強く願った。
「もういいです! アスカは僕が絶対に助けます!」
「シンジ君!」
シンジはミサトとの通信を打ち切って、ベッドに横たわるアスカをお姫様抱っこの形で抱き上げようとした。
しかし力の入っていない人間を運ぶのは思いの他重い。
シンジはアスカを背中によりかけて、アスカのつま先を地面に接地させてズルズルと引っ張るような形でしか運べなかった。
人間が死体を運ぶような形だ。
「アスカっ、起きろってば! このままだと僕達、2人とも死んじゃうんだよ!」
シンジが呼び掛けても、アスカは反応を示さない。
遠くから銃声とネルフ職員達の悲鳴が聞こえる。
こちらへ近づいて来るのも時間の問題だろう。
このままアスカを引きずってネルフ本部の廊下をノロノロと進んでいれば、戦略自衛隊の兵士達にやられてしまうだろう。
それでもシンジはアスカを置いて逃げる事は出来なかった。
すると大きな衝撃と共に、シンジとアスカの居る部屋の前の廊下の床が盛り上がり、大きな拳によって突き上げるようにぶち破られた。
それはシンジにも見覚えのある、真っ赤な弐号機の手だった。
誰も乗っていないのに、エヴァが自分で動いている。
シンジにとっても信じられない奇跡だったが、シンジはアスカに呼び掛けた。
「アスカ、弐号機が助けに来てくれた、弐号機はやっぱりアスカの味方なんだよ!」
弐号機のエントリープラグのハッチが自動的に開き、それはアスカを呼んでいるようだった。
アスカは自力で動けないので、シンジが引っ張ってアスカをエントリープラグに入れるしかない。
「エヴァンゲリオンのパイロット2名を発見、直ちに排除する!」
戦略自衛隊の兵士がついにシンジとアスカに迫った。
このままアスカを引きずっていてはとても間に合わない。
兵士によってシンジとアスカは仲良く蜂の巣になるだろう。
「こんのぉぉぉぉぉっ!」
シンジは普段ではあり得ないほどの怪力を出して、アスカをお姫様抱っこしながら弐号機のエントリープラグにダイブした。
アスカとシンジは勢い余ってエントリープラグの壁面に強く頭を打ち付けた。
シンジは頭を手で押さえて痛がった。
アスカも強く頭を打ち付けて、僅かな反応があったが、シンジは気が付かなかった。
シンジがアスカを弐号機のエントリープラグのシートに座らせると、シンジの背後でエントリープラグのハッチが閉じた。
戦略自衛隊の兵士が放った銃弾がハッチの扉に激しく当たる音がする。
間一髪、シンジが火事場の馬鹿力を発揮しなければ、シンジは背中に銃弾を受けていただろう。
シンジが無傷だったのは奇跡だった。
そして足元からL.C.L.の注水が始まった。
ミサト達が指示している様子は無い、だとすればこれも弐号機の意思なのではとシンジは感じた。
弐号機に意思があるのならば、自分はアスカと弐号機のシンクロの妨げになってしまうのではないかとシンジは思ったが、以前にもアスカが来日した時、弐号機に2人乗りで使徒を倒した事がある。
そして何よりも弐号機自身が、シンジにアスカに力を貸して欲しいと頼んでいるかのようだった。
何としてでもシンジはアスカの目を覚まさなくてはいけないと思った。
そんなシンジの耳元に囁くような女性の声が聞こえた。
『白雪姫』は王子様のキスで目が覚めるのよ、と。
アスカに似ている、聞いた事の無い女性の声だったが、きっと弐号機に居るアスカの母親の声だとシンジは確信した。
シンジは初号機の中で母親の声を聞いた事があった。
「僕にはもうアスカしか居ないんだよ! 前みたいに余計なお節介を焼いたり、怒ったり、笑ったりしてよ!」
シンジはそう言ってアスカを抱き締めると、勇気を出してアスカにキスをした。
すると虚ろだったアスカの瞳に光が戻った。
アスカにとって必要だったのは、ありのままの自分を愛してくれる人だった。
「本当に、アタシみたいなヤツで良いの? また素直になれなくて、アンタを傷つけたりするかもしれないのよ?」
「うん、それでも僕はアスカの笑顔をもう一度見たいと思ってる」
シンジは真剣な眼差しでアスカの視線から逃げる事はしなかった。
「さあアスカ、弐号機を動かしてみようよ。僕も一緒に手伝うからさ」
「分かった。アタシを最後まで見捨てなかったアンタを信じてみる」
アスカはシンジの言葉に力強く頷き、弐号機とのシンクロを開始した。
弐号機とシンクロ出来なくなったアスカは自分から姿を消して、誰かが第三新東京市の道路に倒れている自分を探して見つけてくれるのか待ち続けていた。
以前なら常に監視しているはずのネルフ諜報部は顔を見せない。
あっさりとこうして行方不明になれる今の自分は価値の無い人間だと、アスカのプライドはさらに傷ついた。
数日後、やっとミサトに見つけてもらったアスカは、ミサトから諜報部の作戦部長であるミサトへの嫌がらせが原因でアスカはとばっちりを受けたのだと理由を聞いたが、アスカの心は晴れなかった。
さらに弐号機の代替パイロットがドイツ支部から到着し、弐号機とシンクロしていると言う話を聞いたアスカの心は完全に折れてしまった。
「しばらくゆっくりと休みなさい」
そう言っていたミサトが、しばらくすると手の平を返したように弐号機のパイロットが居なくなった事で向精神薬を大量に投与してまでアスカを弐号機に乗せようとした事に、自分はネルフの駒ではないと、アスカはさらにミサトにまで心を閉ざしてしまった。
押しかけていた医師達も居なくなり、1人で病室に放置される事になったアスカは、いよいよ生きる意志も放棄してしまったのだ。
遅れてアスカの部屋に現れたシンジも、勝手な自分の主張を押し付けるだけで、その言葉はアスカの心には響かなかった。
しかし戦略自衛隊の兵士が襲撃して来てシンジがアスカを命懸けで弐号機のエントリープラグ乗せた時、頭への強い痛みでほんの少しだけ意識を取り戻したアスカは、シンジがアスカを最後まで見捨てなかった事を理解した。
「今のアタシなら、弐号機とシンクロ出来る気がする」
「うん、その意気だよ」
シンジはそう言ってアスカを励ました。
ユニゾン特訓の時はアスカがシンジを励ましていたのに、今はその逆の形だ。
絶対的に信頼できるシンジが側に居る事で、アスカの心は安定を取り戻していた。
すると弐号機とアスカのシンクロは今までにないほどに上手く行った。
「僕とアスカが力を合わせれば、無敵だよ」
シンジはさらにアスカに力と自信を与えるため、積極的にアスカの腕を握った。
弐号機のパワーはさらに増大し、眠っていたS2機関が覚醒し内蔵電源の制限時間は5分から無限へと変化した。
弐号機はネルフ本部の病棟の壁を突き破って、戦略自衛隊の侵攻部隊の前に姿を現した。
「ケーブルだ! ケーブルを狙えば、エヴァは5分で動けなくなるはずだ!」
戦略自衛隊の指揮官は、日本政府から聞いていたエヴァの弱点を突こうとした。
しかし目の前で弐号機は自らの手で電源ケーブルを引き抜いたのだ。
「甘い! 弐号機の強さはね、無限大になっているのよ!」
アスカはそう言ってシンジの手を握り返した。
このままでは敵わないと判断した戦略自衛隊の指揮官は、陸戦部隊の引き揚げを命じた。
ネルフ本部の施設内に潜入した部隊の撤退は間に合わないだろう。
戦略自衛隊の航空機から、N2爆弾が投下される。
持てる最大の火力を用いてエヴァをネルフ本部ごと焦土と化す命令を下した。
しかし弐号機のA.T.フィールドは全てのN2爆弾の直撃を防いだ。
大量の爆発により、ネルフの発令所では電波障害が起きて外の状況がつかめなかった。
爆発が収まり、ネルフ発令所に居たメンバーが確認したのは、戦略自衛隊の侵攻部隊が去った後に仁王立ちしている弐号機の姿だった。
「どうして弐号機が動いているの?」
「そりゃあ、アタシとシンジが乗っているからに決まっているでしょ?」
驚いた声のミサトの通信が入ると、アスカは自信たっぷりの態度でそう答えた。
通信モニターに映るアスカの頬はこけて髪はボサボサになっていたが、青い瞳は爛々と輝いていた。
「シンジ君も弐号機に乗っているの!?」
「ミサトさん、アスカを見捨てて逃げていたら、今頃僕も終わっていました」
シンジの責める様な視線に、ミサトは自分が作戦部長として下した小の虫を殺して大の虫を助ける判断を激しく後悔した。
しかしミサトには姉代わりとして涙を流して謝る時間は与えられなかった。
空から9体のエヴァ量産機が襲来したのだ。
発令所に居たゲンドウは9体のエヴァ量産機は初号機と弐号機の敵だと断定した。
「シンジ君、早くあなたは初号機に乗って迎撃して! ネルフ本部内の侵攻部隊は私達が排除するわ!」
既にネルフ本部の館内放送では、外の侵攻部隊は全滅し、内部に居る兵士達に降伏を促していた。
「ミサトさん、僕は初号機には乗りません! このまま弐号機に乗り続けます!」
初号機が戦列に加われば、1対9の数的圧倒的不利を覆せるかもしれない。
しかしまたもやシンジはミサトの命令を拒否した。
「大好きな女の子と離れたくない、そんな僕の気持ちがミサトさんには分からないんですか!?」
発令所に向かって堂々とアスカへの愛を告白したシンジに、アスカも今更ながら恥ずかしさを感じた。
しかし今は顔を赤らめてモジモジしている場合ではない。
「シンジ君、アスカ、後で私はいくらでもあなたに謝るわ。だからお願い、9体のエバーを全滅させて」
「全くミサトってば、病み上がりのアタシに無茶苦茶言うわね。でも、シンジと一緒ならば楽勝よ!」
アスカは患者用の甚平、シンジは中学校の制服だったが、両手を重ねた2人と弐号機のシンクロ率はプラグスーツが無くても問題は無かった。
攻撃力は倍増、痛みは半分に分かち合うの言葉の通り、アスカとシンジの乗った弐号機はエヴァ量産機相手に有利に戦いを進める。
「アスカ、凄いよ! A.T.フィールドで敵を攻撃するなんて!」
「アタシの頭にピンと閃いたのよ、A.T.フィールドの形を変えられるかもしれないって!」
弐号機が発生させたA.T.フィールドは身体の周りに展開させるだけで無く、ブーメランの様な投擲武器、ハルバードの様な長柄武器、ブロードソードの様な近接武器にと自在に姿を変え、9体のエヴァ量産機を切り裂いた。
「どう、ざっとこんなもんよ!」
倒れた9体のエヴァ量産機を倒した弐号機は大見得を切った。
「これもみんなシンジのお陰よ、ありがとう」
アスカはそう言ってシンジに軽くキスをした。
ゼーレの野望を打ち砕き、人類補完計画も阻止したアスカは、元気な身体を取り戻すために、病院に再び入院した。
病院食は美味しくないと不満を漏らしたアスカは、シンジに毎日ご飯を作ってくれるようにねだった。
使徒との戦いで第三新東京市が壊滅状態になり、復旧のためにはエヴァの手も借りたい状況だったが、ミサトはシンジとアスカに自由な時間を与える便宜を図った。
姉らしい事をしてあげられなかったミサトのせめてもの罪滅ぼしだった。
第三新東京市で調達しにくい食材があればミサトは車を飛ばして遠くまで買いに行く。
そのミサトの頑張りを見て、シンジとアスカはそろそろミサトを赦してあげようかと話していた。
アスカに料理を作って、アスカの日常生活に戻るためのリハビリにも協力する。
女性同士ではないと出来ない最低限のサポートはヒカリに任せ、シンジは毎日アスカにベッタリだった。
アスカが元気になって行くと、その勝気な性格も戻って来る。
シンジに向かって怒ったり、毒づいたり、余計なお節介を焼くようになったが、それでもシンジは笑っているアスカが好きだった。
そしてシンジの変化に驚いたのはヒカリだった。
アスカが他の男と話をするだけでシンジはヤキモチをやいているように見えたのだ。
さっきの男と何を話していたんだとアスカに尋ねるシンジの姿は、まるで嫉妬する乙女のようである。
「またシンジの料理のせいで太っちゃった」
「アスカが食べ過ぎなんだよ」
それから退院しても同居を続けた2人は仲良く食卓を囲んでいた。
頬がこけてしまったアスカを元気にしようとシンジは料理に励み、アスカも大喜びでシンジの料理を頬張った。
その結果、アスカの頬はふっくらしたものに戻ったが、二の腕やお腹周りも太ったと愚痴を零しているのである。
「まあまあ、アスカもすっかり出るところは出ているんだし、シンちゃんもその方が好みかもよ?」
ミサトが自分の胸を寄せて、アスカを挑発するように声を掛けた。
「あんなやせ細ったアスカは二度と見たくないよ」
シンジはアスカに無理なダイエットはしないで欲しいと、アスカに言っていた。
アスカもモデルの様な細い腕や足に憧れを抱かない事は無かったが、シンジに言われてしまっては仕方がない。
街を歩いている時に、もう少し痩せれば良いのにもったいないと他人から言われる事はあるが、そんなのは気にしない。
アスカにはシンジが居るのだから。
「そう言えば、今のシンちゃんはアスカをお姫様抱っこ出来るのかな?」
ミサトに挑発されて、シンジはアスカを抱き上げるが、少しの間しか持たなかった。
あの時のアスカはガリガリにやせていて、シンジとそれほど体格差が無かったから出来たのだ。
「こうなったら、アスカを持ち上げられるように身体を鍛えようかな……」
気の早い話だが、シンジは結婚式でアスカをお姫様抱っこする事にも憧れていたりした。
「だったらアタシがやせれば良い話じゃない」
「それは絶対にダメだよ」
部屋に入ったシンジはアスカをベッドに押し倒して、豊満になったアスカの胸に顔を埋める。
「ああ、こうしてると、とっても安心する。今日一日の疲れが取れるよ」
「全くもう、ガキシンジなんだから」
アスカはそう言って、シンジの頭を撫でた。
今やシンジにとって、全体的に柔らかさを感じるアスカに添い寝をしてもらう事が最大の癒しとなっていた。
入院してやせ細っていたアスカを背負った時の、ゴツゴツとして冷たい感触、掴んだ枯れ木の様な細い腕。
それに比べて今シンジが抱いているアスカは、ふっくらとしていて暖かくて生命力に満ちあふれている。
「アスカ、もう少しだけこうして居たいよ……」
「構わないわよ、シンジが満足するまで付き合ってあげる」
シンジは顔全体にアスカの胸の柔らかさと鼓動を感じながら、至福の時を享受するのだった。
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今回はアスカの体付きが変化しましたが、どちらの方が好みですか?(スレンダー=やせ過ぎではありません)
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スレンダーなアスカが好み(漫画版)
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グラマラスなアスカが好み(ANIMA)