更新が無いよりはいいですよね……?
大部分が更新停滞期間でしたが、1年立ちました。
嘘といって……
「な、なんと言うことだ、我としたことが……なんたる失態ッ!」
自分専用観賞用アルバム、我と恭介のメモリアル~黄金色に輝く日々~の編集をしていたギルガメッシュは何かに気がつき、写真を取りこぼした。
「恭介には、誕生日がないではないか!」
ドカァと机に拳を叩きつけ、手で額を覆い空を仰ぐ。
「よし、明日が恭介の誕生日だ。早速プレゼントを用意しなくては……」
何を恭介にプレゼントするか楽しげに考えはじめるギルガメッシュ。しかし、一つの問題にぶつかる。
「……何を渡そうとも、恭介の喜ぶ姿が思い浮かばん」
なにかと行動すれば8割は恭介にたしなめられているギルガメッシュ。自身の最適解が恭介にとっての最適解とは限らないのである。
「戦艦……使い道がないな。知恵の実……中庭に腐るほどあるな。宝石……そんなちんけなものでは恭介は喜ばないであろう。無人惑星……はもて余すか。ふむ……」
ギルガメッシュにとって久しぶりの難題である。候補は湯水のように涌き出るが、それを渡すと彼の頭の中の恭介は困ったような笑みをこぼしてからお礼を言うのである。
「……大変気にくわないが、聞くか」
まだ日も登らないうちにギルガメッシュは家を飛び出すのであった。
「……理由はわかった。そしてちゃんと説明してくれた上に真っ先に僕のところに相談に来てくれたことにはパパ友として光栄に思う。だけどね、今何時だと思っているんだ!?」
「知らぬ。今の我にとっては恭介以外はどうでもいい」
「平常運転じゃないか……今は3時だ! まだ日付が変わって3時間しか士郎とイリヤの寝顔を見ていないんだぞ!? 」
さらっと不眠で我が子の寝顔を見続けていたことをカミングアウトする切嗣に少し悪いことをしたかと思うギルガメッシュは珍しく靴を揃えて家に上がった。
「全く……で、プレゼントだったかな?」
「うむ。認めたくはないが、我一人では限界だ。知恵を貸すことを許す……いや、知恵を貸せ」
ギルガメッシュの頼みに、仕方なく切嗣は考え出した。
「そうだな……料理セットなんかはどうだろうか?」
「なぜだ?」
「士郎が欲しがっていた」
「却下だ、却下! 恭介のために考えんか!」
即答する切嗣の意見をギルガメッシュは直ぐ様に切り捨てる。
「じゃあ、お人形だ」
「……なぜだ?」
「イリヤが欲しがっていた」
「八つ裂きにするぞ、貴様!」
ギルガメッシュは、このままでは埒があかないと考え、立ち上がり、他の物に聞こうとし、自身にほかに頼れる知り合いがいないことを思い出した。
「……こうなれば、最高のパーティにしてやろう。貴様も手伝え!」
「しかたないね。恩もある」
こうしてふたりの逞しい父親は密かに恭介の誕生パーティーを準備し出すのである。
ふふふ……恭介よ、楽しみにしているがいい
最高の誕生日にしてやるからな!
我に不可能はない!
フハハハハハハハハ!
……日記に笑い声は書くものではないな
面倒だからこのままにしておくか