ギル様の子育て日記   作:七瀬シアン

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まだまだ小さい恭介くん
具体的に何歳かは考えてなry

多少、修正しました


親と子のコミュニケーション

「ふむ……我が子の成長は中々に早熟だ」

 

目の前には積み木の城がそびえ立つ。

それはオモチャとはいえど一目で城とわかる代物。

バルコニーやら中庭まである。

 

「ぎーる! おしろ、おしろ!」

 

「我に城を献上せよとは言ったが、まさかここまでのものを作ることできるとは。ふーっはっはっはっ! 流石は我が息子! そこらの有象無象とはできが違う! 天才か!? 恭介は天才なのか!?」

 

ギルガメッシュの手のなかで嬉しそうに笑う恭介。

 

「これは新しい玩具を用意せねばな。さて、恭介にはどのようなものがいいか……」

 

宝物庫をがさごそと漁るギルガメッシュ。

宝でごちゃごちゃになっていた宝物庫ギルガメッシュの手により整理整頓されており、余裕ができたスペースには恭介エリアが出来上がっていた。

 

もっとも莫大な量なので大まかに剣、槍、弓など同種のものを一箇所にまとめただけである。

 

だが、それだけのことですら途方もない時間と労力がかかっている。

 

 

「む……これは恭介ベストアルバムvol43ではないか! こんなところに混ざっていたとは……我としたことが、抜かったか!」

 

いつの間にかアルバムエリアから消失していたアルバムの発見に言葉とは裏腹にギルガメッシュは表情を明るくする。

 

「よし恭介、ついでに出てきたこの知恵の輪ででも遊ぶがいい」

 

ギルガメッシュが知恵の輪を恭介の前に投げる。

恭介はなにかわからないながらもとりあえず知恵の輪を手に取った。

 

「ふふふ、恭介、それは難しいぞ? この我ですら1分もかかったのだ。ベリーハードと言わずしてなんと言う?」

 

「うー!」

 

可愛らしく返事をする恭介をしっかりと写真におさめ、ギルガメッシュはアルバムへと視線を落とした。

 

「んー? ……あう!」

 

カチャカチャと知恵の輪をいじる恭介。

 

「ふふふ……なんと愛らしい……おぉ!? 涙目だと!? レアだ! これはレアだぞ! シャッターチャンスだ! おおぉぉおおおおお! 素晴らしい! 奇跡の一枚だ!」

 

一人盛り上がるギルガメッシュと知恵の輪と格闘中の恭介。

 

恭介の目には涙、ギルガメッシュの口にはヨダレ。

誰が英雄王のこんな姿を予想できようか。

今日もアルバムの写真が増える。

 

「ぎーる! でけたー!」

 

「むっ!?」

 

舌足らずな言葉に誇らしげな表情で恭介はギルガメッシュに知恵の輪をみせる。

 

瞬間、ギルガメッシュは恭介を胸へと抱えた。

それと同時に家の半分が抉れた。

 

「あーおー!」

 

驚きの声をあげる恭介を強く抱き締める。

煙が収まりあたりがはっきりみえるようになると、家は半壊していた。

 

「まさか……Bランク相当の宝具を発動させるとは……我が息子はやはり天才か!?」

 

恭介の手の中にある知恵の輪は先程とは形を変えていた。

 

これは、ギルガメッシュの宝物庫にあった宝具で、超難易度の知恵の輪を解くことにより任意の場所を抉りとる宝具であった。

 

あらかじめ魔力を込めておくことにより使用可能となり、解くことによりその魔力を一気に解放するものだ。

 

どうやら、前回魔力を込めたままにしていたらしい。

 

「これはよくよく考えねば恭介がどうなるか……うむ。危ない玩具は出さないようにせねばな。しかし……まさに我が息子は天才! 世界我が庭と言えどこんなことができるのは恭介だけにちがいない! 素晴らしいぞ、恭介ぇぇええ!」

 

「あーう、ぎーる! ぎーる!」

 

「ふふふ、ふーっはっはっはっ! 嬉しいか! 嬉しいか恭介! よし、次はこれだ、恭介! 実際に出来上がった絵の場所にいくことができるジグソーパズルだ!」

 

まだまだ二人の遊びは終わりそうにない。

二人はジグソーパズルへと向き合った。

こうして二人の時間は過ぎていくのだった。

 

そんな日々を送り続けること一ヶ月。

ギルガメッシュは悩んでいた。

 

「恭介の公園デビューもそろそろか……? 屋内ばかりで遊んでは健康にも悪影響だ。なに、我がいればフンババがこようとも余裕で消し去ってくれる」

 

どうやらギルガメッシュの中では公園にはフンババが出るらしい。

 

「恭介! 公園に行くぞ!」

 

「あーう!」

 

二人は意気揚々と公園へと向かった。

 

「ちっ、先客か」

 

憎たらしげに舌打ちをするギルガメッシュ。

しかし、一応は父親であるため、追い払うなど無粋な真似はしない。

 

「ん? なんだ? 砂場使いたいのか? いいぜ、一緒に遊ぼうぜ」

 

「あい!」

 

早くも打ち解ける子供と恭介をみて満足そうなギルガメッシュ。

 

「早くも友ができたか。よい、 良いぞ! 共に切磋琢磨できる者は大切だからな」

 

「お前のとーちゃん、若いなー」

 

「ぎーる! ぱーぱ!」

 

「恭介よ、我は隠れ……帰るからな。時間になったら迎えにこよう。ついでだ、遊び道具もおいていってやろう。いいか、恭介よ。王たるもの民の期待には答えねばならない。時には自身のものすら貸し与えるくらいの気概をもて」

 

「あーい!」

 

「うむ、それでは我は隠れる」

 

カメラ片手にギルガメッシュは公園を出ていく。

 

「お前のとーちゃん……すげぇな」

 

「うー?」

 

恭介に友達(お兄ちゃん)ができました。




我が息子はやはり天才か!?
宝具の知恵の輪を意図も簡単に解いたのだ。

いつのまにやらこの日記も日課になったな。
もはや育児日記ではない気もしないでもないが気にするほど我の器は小さくないからな!

ついに公開デビューをしたわけだが……今日でアルバムが二冊できてしまった!

ああ、なんと素晴らしい!
どうにも文章だと砕けてしまうが、誰に見せるわけでもないので気にはしない。

息子を愛でぬしてなにが親か!
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