え? 終わりはどこか?
……更新頑張ります!
「恭介ぇぇええええ! こっちを向くのだ!」
「お、お父さん、困ります!」
恭介くん3歳、今日は彼の七五三の写真を撮りに来ているのである。
言わずもがな衣装に着替えた恭介を見て、ギルガメッシュの父性は爆発した。
カメラマンの真横に陣取り不可思議なカメラとともに恭介へと声を掛ける。
止めようとするスタッフを完全に無視し、ギルガメッシュは勝手に撮影を始める。
「いいぞ! 恭介ぇええええ! そうだ、そのポーズだ! 雄々しくも慈愛に満ちたその表情、完璧だぞ、恭介ぇぇえええ! まさに天使! いや、神にすら劣らんぞ!? こんなところで我が神を認めることになろうとは……」
「お、お父さん、聞いてください! 恭介くんの撮影は私たちの仕事で-----」
「ええぃ、だまれ雑種! 恭介をその目で見れるのだ、感謝こそされど止められるいわれはないわ!」
「なんでこいつここに来たんだ!?」
ギルガメッシュの神性のランクが地味に上がった瞬間である。
スタッフは懸命に彼を止めようとするが、そんなものはどこ吹く風。
もはや客などではなく暴徒である。
「と、とにかく! こういう行為はほかのお客様のご迷惑になりますのでおやめください」
「む、民のことを考えてやるのも王の勤め。客を外に蹴り出す許可をやろうではないか」
「ダメだ、こいつ会話できねぇ!」
得意げに言うギルガメッシュにもはや敬語など使わないスタッフ。
ただただ迷惑な目の前の客をどうするか考えるスタッフはついに最終手段を使う。
「警察呼ぶぞ!?」
「はんっ、そのような者を連れてきたところで意味などないわ!」
「何なんだよコイツ!」
口論に次ぐ口論についに店の奥から店長が出てくる。
「お客様、こういうことをされるとこちらもそれなりの対応を------」
「拾うがいい」
なにか言いかけた店長の前にギルガメッシュは札束をばらまく。
「…………」
「なんだ? いらぬのか?」
「へへーっなんなりとー!」
「ふはは! 良い良い! かわいい恭介に免じて許そうぞ。感謝せよ」
「ありがとうございます!」
「店長ーーーっ!!!!」
すこし無言になったあと店長はギルガメッシュの前に土下座した。
たいそう満足そうなギルガメッシュに目の前のあまりにひどい光景に店長と叫ぶスタッフ。
「もう、ほんとにお前何しに来たんだよ!」
「恭介の七五三に決まっているではないか! この機会を逃すなど、美の損失だ!」
「家でやれっ!!!」
金を拾い集めている店長は当てにならないと判断したスタッフは再度ギルガメッシュに向かい合う。
どう対処しようかと頭を悩ませていると、撮影場所の椅子に座っていた恭介がこちらにトコトコと歩いてくる。
「ぎーる! ぎーる!」
「おぉ! 恭介! まっていろ、今すぐ撮影を再開して------」
しびれを切らしてここまで来たと勘違いしたのか、しゃがむギルガメッシュ。
その頭を恭介は軽く叩いた。
「……きょ、恭介……なにを……?」
「めっ!」
目に見えてギルガメッシュは狼狽える。
彼は我が子に叱られたのだ。
「しっ、しかし恭介!」
「ぎーる、めっ!」
「…………わかった」
恭介は反論しようとするギルガメッシュの頭をもう一度叩き、再度注意する。
覇気のない声でフラフラとその場を離れ、ギルガメッシュは椅子に腰掛けた。
「あっ……えーっと、それじゃあ再開しましょうか!」
「「「あーい」」」
スタッフの声でカメラマンなどが自分の仕事位置へとむかう。
取り残されたのは死にそうな表情で椅子に腰掛けるギルガメッシュと、口論していたスタッフだけである。
「えーっと、お父さん?」
「…………れた」
「はい?」
スタッフは暗い表情で小さくブツブツと何かを言っているギルガメッシュに声をかける。
しかし、何を言っているのか聞こえず、聞き返しギルガメッシュへと近づく。
「嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた嫌われた」
「ひぃい!?」
ギルガメッシュに先程まであった覇気は失われ、ついには生気すらをも感じれられない表情で呪文のようにひたすら『嫌われた』と唱えていた。
あまりの衝撃に短く悲鳴を上げるスタッフを誰が責められようか。
「お、お父さん!?」
「もう……よいのだ……迷惑かけたな、雑種。……嫌われた……あぁあああああ……」
「(こいつ、めんどくせぇええええええっ!)」
両手で顔を覆い声にならない声を上げるギルガメッシュにかつてないほどのめんどくささを感じるスタッフ。
これならばまだ、天上天下唯我独尊だった入店してすぐの時の方が対応は楽である。
それでも放置しないあたりスタッフの人の良さが伺える。
「恭介くんは、お父さんの行き過ぎた行動をたしなめただけだと思いますよ?」
「確かに我は周りが見えていなかった……だからこの虚しさは甘んじて受けようではないか。ふはは……はは……は……自決しよう」
「まてまてまてまて待ってください!? どこから取り出したんですか、そのナイフ!」
「これは……一度しか使えぬが、切りつけた相手を……もうどうでもいい……」
「やめてくださいぃいいいいいい!」
「あー……かえせ、雑種。それは貴様ごときが触れていいものでは……もう、恭介に触れることすらかなわないのか……あぁあああああ……」
「どうすればいい!?」
宝物庫から取り出したナイフを取り上げられ再び両手で顔を覆うギルガメッシュ。
スタッフがいなければどうなっていたかはわからない。
叫ぶスタッフのもとに恭介が歩いてくる。
「…………」
「あ、どうも」
恭介はニコリと笑うとスタッフにお辞儀をする。
おおよそ3歳とはおもえない行動にスタッフはつい素で返してしまう。
「ぎーる!」
「きょ……恭介……お、我は……」
「ぎーる、おうち、かえろ!」
「きょ、恭介ぇぇええええええ! 我を許してくれるというのか!? いいのだな!? 本当にいいのだな!?」
「かえろ!」
「おお! おおぉおおおおおおおおお! そうだな、恭介! 帰ろうではないか! 今すぐに!」
散々落ち込んでこの世の終わりといった表情をしていたギルガメッシュは一瞬にして復活した。
ちゃっかりと写真を受け取るとギルガメッシュは恭介の手を引き、店を後にした。
「…………俺、この仕事続けてく自信なくしましたよ」
「あそこまですごい親なんざそうそういないから気にするな」
うなだれるスタッフの肩にカメラマンは手を置いた。
今日はなんと恭介の七五三の写真撮影に行ってきた!
普段と違った恭介を見ることができ、我は大変満足だ。
どうやら我は恭介のこととなると周りが見えなくなるらしい。
気をつけなければ……嫌われsp:こふぉsdのbんdfmks;あ:skもbぺな
(ここら先はなんと書いてあるかわからない)