書き溜めとか一切ないので、いきなり更新が来なくなったりするかも。
え? 書き溜めろ?
更新頑張ります!
「まったく……通園2日目から休園とは一体どういう了見だ。所詮は雑種どもの運営する施設。期待が過ぎたか?」
「ざんねん……」
通園バスを待っていたギルガメッシュと恭介。
通園バスは来たものの、先生から手渡されたのは休園のお知らせのプリントであった。
「すいません! どうしてそうなったのかはわかりませんが、幼稚園の周りを100を超えるカラスやスズメが監視するように取り囲んでいるんです。危険だということで、業者さんをよんだのですが駆除には1日は最低でもかかるようでして……」
大変申し訳なさそうに言っていた先生は、おそらく何度もこの説明をするに違いない。
「まぁ、よい。恭介、公園にでも行くとするか」
「はーい!」
「ともかく、恭介を監視するために出しておいた使い魔は用済みだな……む? まさか……ま、まぁ、よい! 次からは数を減らすとしよう。多すぎたか……」
この騒動の原因はギルガメッシュである。
過保護すぎる彼が恭介の身を案じ、放った使い魔は150羽の鳥類であった。
隠れれる訳もなくそれらは幼稚園を取り囲む形となったのであった。
珍しく反省しながら、ギルガメッシュは恭介の手を引いて公園へと向かった。
「ふははは! 遅い、遅いぞ! シンジ!」
「うわっ! またホームランだ!」
「ぎーる、とってもつよい!」
「ふははは! もっと讃えよ、恭介!」
「いや、子供の投げる球をフルスイングするなよ……」
「甘い! 甘いぞシロウ! 手加減するのは簡単だが、それはシンジに失礼というものであろう」
「いや、手加減してよ」
公園に来た二人は、子供達と野球をしていた。
とは言っても慎二に士郎、恭介にギルガメッシュの4人しかいないのだが。
「男児たるもの常に本気で挑む気概が必要だ。何よりも恭介の前で無様な格好は見せられん!」
「「それが本音か!」」
「ふははは! 悔しければ我に勝ってみせよ! 我に挑むことを許そう!」
「こうなったら、意地でも倒すぞ、衛宮!」
「おう、慎二!」
「ぎーる、がんばれー」
「ふはははは! 負ける道理などありはせん!」
熾烈な勝負は続くのだった。
なくなったボールは数しれず。
手に入った交友はプライスレス。
4人は一緒に遊ぶうちにすっかり打ち解けていた。
「うむ、なかなかに充実した時間であった」
「か、勝てねー……」
「ほんとにおかしな強さなんですけど。なに? 明らかなすっぽ抜けをホームランにしてたよ、あの人」
「ボールもストライクもなかったな」
投げれば三振、打てばホームラン。
当然のようにギルガメッシュの圧勝であった。
「勝利に貪欲なその姿勢、諦めずに挑むその気概。なかなかに良い。褒めてやろう。これでアイスでも買ってくるが良い」
「ほんと!? いやー、あきらめないでよかったよ!」
「いいのか?」
「シロウ、お前は遠慮が過ぎる。我がやるといっておるのだ。ありがたく受け取れ」
喜ぶ慎二に遠慮がちな士郎。
ギルガメッシュは恭介を抱きしめながら椅子に腰掛けた。
「それなら、このあとうちに来てくれないか? お礼がしたい。こう見えてもじいさんには毎日お茶入れてるし、多少のおもてなしはできる」
「ふん、断る。我にそのような気使いは不要--------」
「しろーのおうちいきたーい」
「と、本来は断るところだが、今日は機嫌が良い。特別に誘いを受けてやるとしよう」
恭介の一言により180度方向転換を行うギルガメッシュ。
何よりも恭介が優先されるらしい。
「ははは、ありがとう」
「衛宮はあいかわらずだねぇ。いちいちお礼とかしてたらキリがないよ?」
「なにかもらったらお礼しなきゃ。どうだ? 慎二も?」
「僕はこのあと稽古があるからね。ここでお別れかな」
「そういえば、なんの稽古をしてるんだ?」
「ふふっ、それは秘密さ。なかなか上手くはいかないけど、マスターするのも時間の問題じゃないかな? 僕ってなんでも出来ちゃうからね」
士郎の質問に慎二は得意げに答える。
どうやら上手く入っていないらしい。
「シンジ、凡俗であるのなら数をこなせ。才能が無いのなら自信をつけよ」
「いきなり凡俗とか才能ないとか普通いいます?」
慎二は頬をヒクつかせながらギルガメッシュを見る。
「まぁ、覚えておくよ。どうもね」
「慎二がお礼を言った!?」
「君は僕をなんだとおもってるの?」
お礼を言う慎二に士郎が驚きの声を上げる。
慎二はジト目で士郎をみると、じゃあねと一言いい公園を出ていった。
「あいすー」
「あ、慎二のやつ、お金を全部持っていった!」
「ふははははは、シンジめ、なかなかにしたたかなやつよのう! よいよい、許そうぞ!」
恭介の言葉に士郎は慎二の出て行った方を向く。
そんな慎二をギルガメッシュは愉快そうにわらった。
「ぎーる、あなかすいたー」
「おお、恭介。それはいかんな。どこかで何かを食していくとするか」
「あ、それなら俺のうちで食べていかないか? 料理は得意だ」
「ふん。恭介の口に合わなければどうなるかはわかるな?」
「本当に恭介が好きなんだな」
「ごはんー」
ギルガメッシュの恭介第一主義な言動に士郎はニコリとわらった。
使い魔の数は減らさなければならんな。
雑種どもは臆病ゆえ、度が過ぎるとうろたえるからな。
公園であった児童2名、シンジとシロウ。
どちらも元気があり良い。
まぁ、恭介が一番なのは変わりないが。
しかし、最近恭介が外で遊びすぎだ。
我といる時間が確実に減っている。
これは由々しき問題だ。
なんとかせねば……
今日は恭介と共に風呂に入り寝るとしよう!
今日も、であったか。
ふははははははは!