世界の中心で笑ったバケモノ   作:強烈ミントのキセル

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今回は少々会話多目です


ポケットの中のビスケット

「財布忘れた……不幸だぁ……」

 

「何だ、上条お前財布忘れたのか……ほれ」

 

「おの、橘サン?……これは?」

 

「橘家秘伝の特大おにぎり……名付けて弁当にぎり。気をつけて喰わねぇと中身が落ちるぞ~」

 

「上やん良かったやん……」

「そうそう、橘ンの弁当にぎりって見た目は巨大おにぎりなのにめっちゃ旨いんだぜぃ?」

 

「マジでか?」

 

「舞夏が作り方教えてくれって言うくらいだにゃ~」

「でも教えてやらないんやと……」

 

「そう簡単に教えたら秘伝にならんだろうに……」

 

ちなみにこの弁当にぎり……以前体育でへばっていた青ピとツッチーにご馳走した事がある。

この弁当にぎりは普通の山賊むすびや、爆弾むすびとは大きさも具も全く違う。

ちなみに喰い方を間違えたら……

 

「おわっ!?お!?」

 

「あちゃ~……上やん下手やな~」

「素人だし仕方ないにゃ~……」

 

と、この様にボロボロと崩れて落ちる。

 

「とりあえずこれでも敷いて喰えや……」

 

タチコマ(旧型)の設計図(ビニール製)を上条の机に敷く……ちなみにこの設計図は普段からランチマットとして使っている。

わりと便利だ。

 

「お……サンキュー……」

 

「ん?橘ン、これ……何?」

「素人目でも何かの設計図に見えるぜぃ?」

 

「ん?あぁ、タチコマ……ツッチーは知ってるだろ?あいつの旧型の設計図……いらないからランチマットな」

 

「なんや知っとるんか?」

「…………あ、舞夏の言ってたあれかにゃ~?」

 

「お前ガッツリ見とるだろうが……」

 

何気にタチコマの存在はあまり知られていない……

 

「…………ん~?」

「知らんのかいな……」

 

「あ~……おう」

『もしも~し……こちらタチコマだよぉ~レイさぁ~ん?』

 

「うぇ!?」

 

「何や今の可愛らしい声……」

「…………あ、これタチコマちゃんだにゃ~」

 

何をしたのか簡単に言うとスピーカー設定でタチコマに連絡した……それだけである。

 

「おう、ちゃんと留守番できてるか?」

『もっちろ~ん、あ……』

「どうした?」

 

「なんや……タチコマて人間の女の子やん……」

「それが違うんだぜぃ……」

 

『お留守番するとお土産という報酬が発生するという話を聞いたのですが……僕に報酬は……』

「おう……それもそうか」

 

「僕っ娘とかレベル高っ!?」

「あんまり夢見ない方が身のためだぜぃ?」

 

「土産話なら嫌というほどしてやるが?」

『お土産話?』

「おう」

『やった~!レイさんとお話だ~!!!』

 

「そもそもタチコマは橘ンにぞっこんだにゃ~……」

「なんか……残念やな……」

 

「うゎ、うまっ……」

 

「じゃ、おとなしく留守番してろよ~……」

『はぁ~い!』

 

そろそろ授業が始まる……

上条はまだ弁当にぎりを喰っているが、まぁ……大丈夫だろう。残りの量的に。

 

「あ~橘ンまたタバコ「パイポだってわかってて言ってるならぶっ飛ばす」じょ、冗談だにゃ~……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爽やかミントでスッキリ爽快……演算も快活、好調好調……

俺の能力は常時、ほんの少々だが発動している。

少々なので、日光を少々吸収したりできる程度……この状態で殴られれば勿論痛みや衝撃は少々抑えられるものの、痛いし威力によっては吹き飛ぶ。

話変わって昔はかなりの未成年ヘビースモーカーで、色々あって禁煙することになって……で、まぁ、禁煙パイポ……今吸ってるパイポに出会ってな。

それから吸ってる……以上。

 

「悲しいかな……禁煙するつもりがパイポ中毒になってるような気もする……」

 

「今日でもう十本なのです」

 

「そう言うがセンセイのがもっとひでぇよ……わりとマジで……」

 

小萌センセイはヘビースモーカー……アダ名までついてるらしい。

 

「俺みたいに早めにやめとけよ~」

 

俺とセンセイは授業が終わり、センセイは様々な書類を自分のデスクに、俺は職員室に用事かある。

で、センセイに「一緒に行きませんかぁ~?」と、誘われたので一緒に職員室へと向かっているのである。

 

「橘チャンは未成年ですから……先生は大人なのですよ!」

 

「へいへいそうですか……早死にしても知らねぇぞ~?」

 

すると後ろでパサッと何か紙を落とした様な音がした。

 

「ん、どしたよセンセ……イ?」

 

「早……死に……」

 

書類を落としたセンセイは顔が真っ青で……しかも震えていた。

これは……選択肢ミスったか……フォローしないとマズいかもしれんな……

 

「お、おいおい……そうは言ってもここは学園都市、科学の都市だぜ?大丈夫大丈夫……」

 

「そ、そうは言っても……」

 

「大丈夫だって、死なねぇって……」

 

こりゃ相当大きな地雷を踏み抜いちまっらたしい……涙目になってやがる……

 

「ああ、ちょ……まるで俺がイジメたみたいじゃねぇかよ……」

 

そもそも何かがおかしい……なぜだ!?

センセイはそもそも俺よりも学園都市に長くいる訳だし、ここの医療技術の高さについてもよくわかっている筈だ。

だからここまで取り乱す筈ないのだが……

 

「はい、センセイよく聞いて~……復唱……先生は早死にしないのです……はい、」

 

「先生は……早死に………しないの…です……グスッ」

 

「はいはい、その調子で……もう一回……はい、」

 

「先生は…早死に……しない…のです…グスッ」

 

「センセイは早死にしません、わかりましたね?」

 

「はい……グスッ」

 

非常に申し訳ない気分だ……

 

「それに、何かあっても俺が能力で助けますから……ね?」

 

俺が獲物を仕留めた(つまり殺した)時……どういうことなのかは知らないがソレに残った生命エネルギーを必ず全て吸収してしまう。

今まで吸収した生命エネルギーは一度も解放したことはないが、それは莫大なモノだろう。

もしかしたら不治の病も治るかもしれない……勿論、肺ガンだろうがね?

 

「橘……チャン……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、何だよ財団の番犬……」

 

電話が掛かった……他でもない財団から……その中でも幹部とも言える“財団の番犬”からである。

 

『SCP-048……教会の図書館があるべき場所より逃亡した……捕獲、又は削除を願いたい……』

 

これを聞いたとき俺は少々自分の耳を疑った……

 

「ふぅん……呪われたSCPナンバー……教会の図書館……ね」

 

呪われたSCPナンバー……このナンバーをつけられたSCPは何者かによって盗まれたり、破壊されたり、遺失してしまうと言われている。

以前この話を信じなかった博士の指がきれいさっぱりもげてしまったことはその手の世界では有名である。

 

「生憎だか俺は危険性の高いSCP専門でね……捕獲にしても削除にしてもそのSCPと対面してから考えさせてもらうよ」

 

普通はこんなこと言わないのだが……相手が財団の番犬であることが引っ掛かる。

そもそも財団そのものが胡散臭いモノなのだ……番犬直々に依頼が来るってのは……ナニかあるのかもしれない。

ついでもうひとつ、引っ掛かるモノがある。

 

アホの統括野郎からの緊急の連絡だ……

 

考えすぎなのかもしれないが、タイミングが良すぎる。

番犬からの電話一分前にこちらはメールで連絡がきたのだ。

ナニかあるんじゃないか?

 

『…………それは依頼を引き受けたと見なして良いのか?』

 

「さてね……」

 

『…………良い結果を期待している』

 

ブチッと通話が切れた。

何が良い結果だ……胡散臭さが倍増したぞ?

 

「こりゃ……ビーカー統括に話聞かねぇとな……」

 

これは周りが暑い暑いとだれている夏休み前の事……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「話はそれだけか?」

 

「あぁ……承諾してもらえるかな?」

 

「まぁ……良いんじゃね?」

「上条当麻の影の立役者となる……」

「あ、残念だけど“影”はむりかもしれんな」

 

「どういうことだい?」

 

「まぁ、聞けや……」

「俺の能力上、影じゃああんまり行動できないんだ……」

「漫画やアニメであるだろう?ちょくちょく体張ってサポートしてくれる親友ポジション……」

「あれくらいなら演じることもできるかな?って話なんだよこれが……」

 

「なるほどね……君らしいな」

 

「俺らしい?」

「冗談はそこそこにしときなよ……」

「お前さんの書いたシナリオに少々、いや?かなり個性的で強力なキャラクターを登場させるだけ……」

「科学でもあり、魔術を知り、SCPのハンター……かなり面白いキャラクターだとは思わないか?」

 

「しかも“彼女”を捕獲、又は削除するべきか監視していると……成程ね、面白いよ」

 

「だろ?」

 

窓がなく、照明もない……しかし室内は真っ暗ではなく薄暗い……

そこの住人アレイスター……そして客人の橘……

室内に響く不気味な笑い声は二人のモノなのだろう……




衝撃の事実……原作は全て一回流し読みしただけで、どんな流れだったかは覚えているものの、登場人物の台詞は一切覚えていないし覚えていてもうろ覚え……
しかも原作貸してくれた友人も最近忙しいらしい……

ある意味原作改編?とでも思ってください。
せめて登場人物の名前を間違えたりしないように気を付けますので。
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