「でもどうして若者だらけで大人もポリーナさんだけなの?」
シャオリーにカナタ達も自己紹介をする。シャオリーは疑問に思ったことを聞いた。
「うーん。これはかくかくしかじかと」
「いやわかんないって」
とりあえずカナタはどうしてこうなったのかを説明する。
実はポリーナ以外は親をオリジナルとしたクローン。しかも違法クローンを作ってはいけないというゲノム管理法案の可決により、親たちは自分たちの保身のためにカナタ達を一斉殺処分にしようとした。しかし偶然見つけたアストラ号のおかげでなんとかここまでこれたそうだ(ポリーナは道中にコールドスリープされている時に出会いカナタ達に救出された)。
「何それひっどーい!!自分の欲望のために勝手に作っておいて法案が可決されたら殺処分にしようなんて!!しかもシャルスとカナタが可哀想!!皆!無事に帰れたら軍に訴えて捕まえて貰って!!んでもって怒りを込めてぶん殴ってやりなさい!!」
《ガアア!!ガアアアアアア!!!》
シャオリーとヴィオは物凄く怒ってくれた。
「ちゃ、ちゃんと捕まえてもらうから!まあぶん殴るのはさすがに捕まっているから無理だと思うが」
「それで信号で伝えたように水と食糧が必要なんだ」
「故郷に戻る為にも食べれる物教えてほしいっす!」
そのお願いにシャオリーは応える
「いいよいいよー!カナタ達本当にここまで頑張ってきたんだもの!!しっかり教えてあげる!!」
「やったぁ!!」
「シャオリーありがと―――!!」
こうしてB5班はシャオリーの協力を得ることが出来た。
「ねえシャレリーちゃん。惑星Giってどんな惑星なんですか?」
「シャオリーと惑星Ziだからね。アリエス」
「すまん。初めて聞く物は言い間違えるんだ」
カナタの謝罪を受けた後、シャオリーは惑星Ziについて説明した。
「んー。金属鉱脈が露出した岩山が数多くあって、ゾイドが生まれてその後人間や動植物が生まれたって本にあったよ」
「ゾイドっていうのはヴィオやさっきのトラ型ロボットのことか?」
「あんなにおっきい物作るなんてすごいっすね!」
ウルガ—の問いにシャオリーは「ロボット?」と疑問符を浮かべた。当然B5班は
『・・・・・・・え』
と固まった。
「ロボット知らないの?」
「うーん。ヴィオが居るから知ってるはずだと思うけど」
「私たちと惑星Ziでは違うんでしょうか?」
「可能性が高いわね」
「えーそうなの?」
女性陣が話し合う。とりあえず機械的な知識が豊富なザックが説明することになった。
「ある程度自律的に連続、或いはランダムな自動作業を行う機械だったり、人や動物を模した、または近似した形状および機能を持つ機械のことを言うんだが」
「あーなるほど。でも残念。ゾイドっていうのは金属生命体のことだよ」
「生命体!?」
目を輝かせたのはシャルスだ。体が金属なのに生命体。物凄く気になる。ただならぬ気配を感じたシャオリーは慌ててヴィオを背に隠し(でも隠れてない)、シャルスに言う。
「絶対分解させないからね!!」
《……ガァ》
ヴィオもシャルスの様子に怯え気味だ。
「シャルス!謝りなさいよ!」
「シャオリーとヴィオがかわいそーだよ」
「あ、ごめんごめん」
キトリーとフニに言われ、シャルスは謝った。
「大昔は野性ゾイドを家畜として育てていて、何世代経つにつれて運搬、作業、狩猟、競技、さっきみたいに戦闘するようになったの。昔は鞍を付けて背中に乗っていたけど、グローバリーIII世号が「グローバリーIII世号ですって!?」え?」
大声を上げたのはポリーナだった。