「沢山集まったねー」
「ああ!他の皆も喜ぶぜ!」
「早く食べたいです!」
「その前に金属成分の抽出加工だよ」
沢山食糧が集まったのでご機嫌よく帰るシャオリー達。他の皆も喜ぶだろうと思いながら歩いているとだ。
「「きゃあああああああああ!!!」」
『!?』
キトリーとユンファの悲鳴。さらには
ズドォン!!
『!?』
何かが地面に当たったのか地震の様に揺れた。
「キトリー!ユンファ!」
「まさか野性ゾイド!?」
もしかしたら野性ゾイドが現れたのかもしれない。走るシャオリー達。少しするとアストラ号とヴィオが見えてくる。
「あれ?ヴィオちゃんが立っている場所違いません?」
「確かにあいつ、アストラ号の傍にいたよな?」
ウルガ—の言う通り、ヴィオは行く前はアストラ号の傍にいた。しかし今は川の傍にいる。一体どういうことか
「あ!皆!」
「帰ってきたか!」
ポリーナとザックがシャオリー達に気づく。
「ポリ姉!ザック!」
「二人とも!キトリーとユンファどうしたの!?」
「無事なんすか!?」
その問いにザックは「大丈夫だ」と言う。
「こ…怖かった。」
「なんであんな奴が出るのよ―――!!」
「よしよしヴィオが踏んでるから大丈夫だよ」
怖かったのか腰を抜かしたユンファとキトリー。二人をあやすフニが居た。様子からして怪我はしてない。
「それで原因はあれなの」
ポリーナがヴィオの足元を示す。そこにいたのは
「ブモオオオオォォォォォ!!」
「猪!?Σ(・□・;)」
「デカすぎっすよ!!Σ(・□・;)」
ヴィオに踏まれている特大猪だった。
「フィアス・ワイルド・ボー!肉はとても美味しいんだけど凶暴な猪だよ!!」
「確かに凶暴!!」
自分よりかなりデカいヴィオに踏まれているのにも関わらず逃げ出そうと暴れる姿は確かに凶暴だ。キトリーとユンファは説明する。
「あの猪が現れて…」
「ユンファと悲鳴を上げたらヴィオが捕まえてくれたの」
つまり先ほどの揺れはヴィオが踏んだ時の衝撃だったようだ。
「それじゃあヴィオにお礼言わないとね」
「そうだね。ありがとうヴィオ」
「あんたが居てくれたおかげで助かったわ!」
《ガアァァァァァ!》
どういたしましてとばかりに応えるヴィオ。するとカナタはシャオリーに聞く。
「シャオリー!たしかとても美味いって言ったよな?」
「うん。金属成分少ないからカナタ達も食べれるよ」
とても美味しい・カナタ達も食べれる。
「よっしゃ!肉ゲット!ザック!ルカジャリベン取ってきてくれ!仕留めるぞ!!シャルスは捌くの準備!!」
「「アイ・イエー!!」」
こうして仕留められたフィアス・ワイルド・ボーと採取された木の実はシャオリーの指導の下で加工された。
ーその夕方ー
「少量のトガラの実で味付けしたフィアス・ワイルド・ボーのステーキ。パパオの実とジンニの冷製スープを作ったよ。」
「飲み物にポタンポコーヒー、スコスティー、ミカモティーをどうぞ。」
皆の前に作った料理を出すシャルスとシャオリー。どれも美味しそうだ。
「それじゃ!」
『いただきます!!』
食べるカナタ達。そして…
「美味い!!フィアス・ワイルド・ボー!!トガラと相性ばっちり!」
「ジューシーですー♪」
「猪なのに食感牛肉なんだな」
カナタ、アリエス、ウルガーはフィアス・ワイルド・ボーの肉に舌鼓をうつ。
「パパオとジンニのスープ甘ーい♡」
「パパオって菓子にも使えそうっすね!」
フニとルカはパパオの実を気に入ったようだ。
「スコスティーって香りが個性的ねー!でも美味し!」
「ミカモティーは林檎みたいな香りだよ。疲れが取れそうな味」
キトリーとユンファはスコスティーとミカモティーの香りと味を楽しんでいる。
「ポタンポコーヒーも美味しいわ。懐かしい味」
「普通のコーヒーと変わらない味だな」
ポリーナとザックはポタンポコーヒーを味わっている。
「シャルスホント料理上手だねー!」
「いやシャオリーも淹れてくれたお茶美味しいよ」
シャオリーとシャルスはお互いの腕前を褒める。アリエスのB5班キャンプ日誌には「惑星Ziの食べ物はどれも美味しかったです♡」と書かれていた。