2章最後の話はマジ子視点な上に申し訳程度のガールズラブ要素があるので初投稿です。
「うー…ぐぐぅ…」
変な女の子からすっごい攻撃をされちゃって、今もまだ動けないくらい、ダメージを受けちゃってるアタシ。くそー、あっちもこっちもマジ痛い…。
(そう言えば、先輩は?)
何とか頭だけ動かして、倒れてる先輩を見る。すんごいボロボロで心配になったけど、あっちも何とか起き上がろうとしてる。マジでよかったぁ、生きてて…。
「あ……そうだ、赤ちんは…!」
アタシ達をあっという間にボコした、あの変な子が近くに居ない。じゃあ、今度こそ赤ちんの方に…!
「あぁ…!」
頑張って顔を向けたら、思った通り。あの子、赤ちんを狙ってる!
赤ちんは赤ちんで、固まっちゃって動かない。アタシ達がやられたから心細くなって、そんで怖くなっちゃったの!?
「ダメ…!赤ちん、逃げて…!」
思いっきり叫んだつもりなのに、声がまだ上手く出てくれない。そんくらい、アタシが強い力でボコられたってことなんだね…。
とうとう変な子が、赤ちんに触った。顔もどんどん近付けてるように見えるし、何かしようとしてるんだ。ダメ…。赤ちん、動いて!逃げなきゃ…!
(赤ちんっ!!)
声を出せなくて、心の中でしか叫べないアタシの目の前で、赤ちんが…赤ちんが、変な子に……!
ちゅーされた。
「え?」
「はい?」
なんか、マジで予想外なものを見せられちゃって、アタシも先輩も、気が抜けたみたいな、おマヌケな声が出ちゃった。いや、だって、ちゅーだよ?ちゅー。
今までアタシ達相手にあんな大暴れしてた子が、最後に残った赤ちんに寄って行って、したことがちゅー。しかもやけに熱烈な感じがして、見てるアタシも、なんか顔あっつくなっちゃった。
そのうち、変な子が赤ちんから顔を離した。自分がされたことが分かったっぽい赤ちんが、すっごい変な顔で、変な子を見つめてる。あ、顔真っ赤にして倒れちゃった。
変な子は、マジで嬉しそうな顔してる。満足したんだなぁ。そんで、思い出したみたいにアタシと先輩の方を見た。赤ちんを見てる時と違って、ちょっと怒ってるみたいな顔してる。さっきまで超嬉しそうだったくせにー…。
その後すぐに、なんかいきなり消えちゃって、それと一緒に、あの変な結界も無くなった。出てくる時も、いなくなる時もいきなりで、やっぱマジで変な子だよね。
「……いやいや。いやいやいやいや!なんなんですの、あの子はぁ!!」
変な子が消えてからちょっと経って、先輩が大声出した。なんだかんだで、声出せるくらいには元気になったみたい。アタシも今になって、ようやく体が動くようになった。マジ遅いよー!
「そーだそーだー!!赤ちんに手ェ出すなら、まずは事務所かマネージャー通せおらー!!」
「いや、アイドルか何かじゃないんですから!」
フルボッコにされて悔しかったから、アタシもなんか叫んでみた。先輩にはツッコまれたけど、ちゅーは大事で、マジで安くないんだよ。女の子同士だったとしても!
「はぁぁぁぁぁ……。まぁ、一先ずは全員生きてるようですし、それを喜びましょうか…」
「でも先輩、全然嬉しそうじゃないね」
「そりゃそうですわよ…。概ねいつもと同じ一日が終わるかと思ったら、最後の最後であんな…」
「また死ぬかと思いましたわよ…」なんて言いながら、ヨロヨロって立ち上がる先輩。それを見て、アタシも頑張って立った。赤ちんの無事も、確かめなきゃね。
アタシ達が側まで来ても、未だに赤い顔してダウンしてる赤ちんの身体を、先輩と協力して起こしてから、アタシが背負った。そのまま、二人が住んでる家までおんぶ。アタシが家に帰る頃には、すっかり夜になっちゃってた。
変な子とか、変な結界とか、あと、うわさのこととか…とにかく、色んな謎が残りっぱになっちゃったけど、赤ちんと先輩っていう仲間も出来たし、これからのアタシの毎日が、マジで楽しくなるといいなーって、そう思った。
次の日、ガッコー帰りに先輩達の家に行ったら、赤ちんにお礼を言われた。元気で安心したけど、心配になっちゃって、「ちゅーされたけど大丈夫だった?」って聞いた。
赤ちんはまた顔真っ赤にして、アタシに言った。「うるせーバカ!」って。なんか可愛かった。
マギレコ本編の出来事
・レナが病院に潜入。公園で成果を報告中に、プリンを食べた全員が腹を下した。