キャラ同士の会話、上手い言い回しにするのにとても苦労するのだ。
試合が終わり、グラウンドに前の試合のメンバーも集まる。
ブリリア「メガルー!メガレー!」
メガレ「姉さん!」
もう一人の姉妹であるブリリアもメガレの無事を確認する。改めてハグをしあう三人だった。
翼「良かったな…でも、なんで突然正気に戻りかけたんだろう?」
ダイヤ「おそらくミューラーさんではないでしょうか…」
翼「ミューラー?」
ダイヤ「わたくし、あの時メガルさんが“一緒にエイリアのどんな絶望的な状況でも乗り越えてきた”とおっしゃったのを思い出したのです。ミューラーさんがいとも簡単にシュートを止めた時に、その思い出が刺激されたのではないのでしょうか」
実際、絶対に負けない!と言い出したあたりから正気を取り戻しかけていた。この考察が自然だろう。
翼「ミューラーか…本当に恐ろしいキーパーだ」
一方で、エイリア側は元の世界に変える準備をしていた。
風見「もうこんなことはしません。巻き込んだ賀茂監督の世界の選手たちも元の世界まで送ります」
賀茂「これでこちらの問題も解決だ。あとのごたごたは俺とこっちの日向達がどうにかする」
曜「賀茂監督!どっちの全日本ユースも優勝できるよう、お互い頑張ろう!」
賀茂「おう!お前たちも頑張れよ!そうだ…せっかくこちらの世界にも大空翼がいるんだ。オレが考えた戦術を伝授しよう!」
エイリアが侵略をやめたことで賀茂も無事に帰れることになった。そして、賀茂はこちらの全日本ユースに彼の考えた戦術を教えてくれるようだ。
日向「ということだ。もう暴れるんじゃねぇぞ」
日向(J)「チっ!自分に言われると腹が立つぜ…!」
岬(J)「ボクたちはチームを追い出されて焦っていたんだ…その気持ちが今回暴れるきっかけになったんだと思う」
岬「そうなんだ…だったら、仲間を信じればいいと思う」
岬(J)「えっ、それでいいのかい?」
松山「お前たちの世界にも俺や翼がいるんだろう?そいつらを信じて特訓しろ。お前たちが強くなって戻ってくるまでに、全日本は守ってやっていると思うぜ」
日向(J)「それもそうだな…分かった。追放を受け入れてじっくり特訓するぜ」
日向「がんばれよ…しかしとんでもないシュートを編み出したな。ポストプレイさえ出来れば確実に戻れるんじゃないか?」
正気に戻った賀茂の世界の全日本ユースメンバーとこちらのメンバーも話し合っていた。お互いを認め合い、アドバイスも出来た様である。
千歌「…」
アイシー「…」
一方、千歌はかつて自分のチームメイトだったアイシーに話しかけようとしていた。
アイシー「ごめんなさい」
千歌「アイシーちゃん…」
アイシー「私、ウソついてた。本当は千歌ちゃんやみんなのこと覚えてたのに、覚えてないなんて言って…」
千歌「じゃあ、覚えていてくれたんだ。私たちのこと…」
風見「私からも、本当に申し訳ありませんでした…私はエイリア学園が一度バラバラになった後、スパイをすることを目的に小原家に使用人として入った…つまり、初めから皆さんのことを騙していました」
千歌「それでも、私達と一緒にサッカーした思い出はウソじゃない。アイシーちゃんも、風見監督も、浦の星で勝つために頑張ってくれた!」
たとえ騙されていたとしても、一緒に全力でサッカーをしたことは事実だという千歌。千歌の言う通り、2人も浦の星のために全力を尽くしていた。そうでなければ、ゼロから始めたサッカー部が全日本ユースのメンバー率いる多くのチームに勝つことなど不可能だっただろう。
千歌「アイシーちゃんや風見監督とはここで今度こそお別れになっちゃうけど…その思い出を忘れないで、幸せにこれからを生きて欲しい」
風見「わかりました…今度こそ、保護者としてアイシーさんも、他の皆さんも真っ当に生きていけるようにします」
アイシー「そうだ…千歌ちゃんにあの秘伝書を渡してもいい?」
風見「秘伝書ですか…いいでしょう。あっちでも全日本の監督が戦術を教えているようですからね」
そういうと2人は一個ずつ秘伝書を千歌に渡してきた。
千歌「えーっと…グランフェンリル?」
アイシー「私がやろうとしたけど、結局できなかった…千歌ちゃんたちの中の誰かが私の代わりに出来たら嬉しい」
千歌「分かった!しっかり受け継ぐからね!」
千歌「で…もう一つが…って、字がほぼ虫食いで読めない!」
風見「また別の世界からデータを取った時に出来てしまった謎のシュートです。千歌さん達なら上手くいく気がします」
千歌「う、うん…」
いい感じに言ってるけど、要するにゴミじゃん!とツッコみたくなる。そう思っていると、向こう側が帰る時間が来たようだ。
バーン「じゃあな炎のストライカー!もう姿はみせないだろうが、俺はお前を超えてみせる!」
シュナイダー「そうだな。お前も純粋に勝利を求めるストライカーだということは分かる。お互い命と心を燃やして頑張ろう」
ガゼル「…イナズマイレブン」
翼「えっ」
ガゼル「私たちの世界の伝説のサッカーチームだ。君たちもそれに見えてしまってね」
翼「良い響きだ。伝説のサッカーチームか…」
両軍の主将同士の会話が最後に行われた。そして、その後すぐに、エイリア側はとても大きいキャラバンに乗って、そのキャラバンは大空高くに飛んで、消えてしまった。
松山「いっちまったな…」
和夫「うわぁー、ありゃすげぇ」
政夫「まるで未来の乗り物だぜ」
その光景を見て、感心するメンバーもいたようだ。
三上「そうだな…本当に未来の乗り物、今でも信じられんくらいだ…」
三上「さて、エイリアを迎え撃つための戦いもこれで終わりだな」
鞠莉ママ「はい。ワールドレジスタンスの皆さん、協力してくださり、そしてウチのチームメイトを救って下さり、ベリーサンクスデース!!」
三上「これをもって、ワールドレジスタンスは解散とする。各自、こんな形とはいえ近い内のライバルと触れ合う機会が出来た。得たものも多いだろう。皆でそれを活かしてユニバーサル・ユース、必ずや実りある試合にしようではないか!!」
一同「はいっ!!」
役目を果たし、三上の言葉と共に解散となったワールドレジスタンス。
ミューラー(今日の試合で俺の力は伝わっただろう。果たして張り合いのあるストライカーは現れるかな…)
メガル(ミューラー…今日見たけどとんでもないキーパーだ!新たに対策を考えないと!)
日向(このままじゃドイツに…ミューラーに勝てねぇ!クソっ!何か手はないのか!)
シュナイダー(ユニバーサル・ユース…ドイツ統一30周年を記念した世界初の男女混合サッカー大会だ!絶対に負けられん!)
ユニバーサル・ユースに向けて、それぞれ複雑な思いを抱いているのだった…
―エイリアのキャラバン内―
風見がモニターに向けて何か話している様だ。
風見「という訳ですので、これからはあなた達には協力しない形になります。申し訳ございません」
『そうか。ならば今回が最後の報告になるから成果を報告してもらおうか』
風見「アナザーミキシマックスですが、今のままだと役に立ちません。30分経つと選手が危険にさらされます」
『そうか…ならば改良するまで。あれは我らの世界に光を呼び寄せるのに必要なモノ。絶対に完成させる…!さて、もういい。今までお疲れ様だ』
風見「お世話になりました」
そういうと風見は通信を切った。
賀茂「随分と怪しいヤツと話していたな」
風見「その通りですね。とはいえ、いきなりやめます。はいプッツンとはいかないので、データの提供は許してください」
賀茂「それが大人の世界だからな。仕方ない」
風見「しまった!」
賀茂「どうした」
風見「あの世界に忘れ物をしていたんでした!サンパウロでの追いかけっこの際にタイムブレスレットをメガレが落としていたのを拾ってません!」
賀茂「それ、落としたらシャレにならないものだろう!名前で分かるぞ!?」
風見「はい。しかし戻るわけにもいきませんし…とんでもない悪影響が出たら対処しましょう…」
―全日本のキャラバン―
ミューラー(そういえば変なブレスレットを拾っていたな…あれでなぜか色んな時代に行って特訓したんだったな)
ミューラー(俺のものでもないし、バスの中にでも置くか。あいつらを最初から知ってた奴らなら詳しそうだからな)
ミューラーは変なブレスレットとやらをキャラバンを降りる時に置いていった。
日向「あん…?なんだこれ?」
日向は、それを拾ってしまったのであった…
これにて第5章は完結です。
ここまで時間をかけてしまって申し訳ありません…今度特別編投稿する際に詳しく話しますが、これからはスパートをかけて、ボリュームのある試合を描こうと思います。
それでは第6章…の前に、果南ちゃんの誕生日&UA10000突破&100話記念の特別編でお会いしましょう。
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