実は遠征編で、必殺タクティクスの存在を忘れていたのは内緒
現在2‐2。全日本ユースのボールで試合再開だ。
松山「いくぜ!」パスっ!
松山がパスをまわす。ボールは果南のところへ。
ミハエル「いかせませんよ!」
果南「うわっ!?もう来た!」
ミハエル「ローズスティール!」ズサァー!
ミハエルがすぐにボールを持った果南に接近してきた。そして、必殺タックルでボールを奪ってしまう。
果南「しまった!」
松山「あわてるな!あのタクティクスの準備だ!」
果南「うん!」
松山が号令を出す。
ぐるぐるぐるぐる…
ミハエル「これは…?」
ミハエルの周りを全日本MF、DF陣がまわり、何重にも囲む。
ミハエル「フフン!完全に逃げ道を塞いだつもりですか!ここがガラ空きなんですよ!」パスっ!
ミハエルはパスが通る隙間を瞬時に見つけてパスを出した。
三杉「とった!」
ミハエル「なっ!?」
松山「見たか!これがフォーメーション・スプリングから繰り出される必殺タクティクス、ー奇門遁甲の陣ーだ!」
奇門遁甲の陣とは、三国志の時代に孔明が考えた戦略である。ガチガチに守りつつ、あえて一方向を空けることで、そこに敵の勢いを逃がすことができる。このタクティクスはそれを応用して1人の選手をガチガチにマークしながら、パスコースを空けることでそこにパスを出させ、それをカットする寸法だ。
石崎「お前みたいなヤツは自信満々にパスを出すと思ったぜ!へへん!」
ミハエルの様に自分に自信を持つタイプは、パスコースを見つけて「ガラ空きなんだよ!」と言わんばかりの反応をする。彼みたいな選手に最も効果的なタクティクスなのだ。
松山「三杉!今だ!」
三杉「よし分かった!」
三杉「みんないくぞ!
ファストブレイクだ!」
三杉がファストブレイクの号令をかけた。全日本選手全員のスピードが上がり、全員攻撃を始める。
イチノセ「みんな!守るんだ!ミハエルが決めてくれる!だから俺たち全員でこれ以上失点するのを止めるんだ!」
一方、アメリカユースは全員守備の体勢に。
ドモン「お前には、ボールを渡さない!」
新田「ちえっ!やっぱりこうなるか!」
三杉(現時点での得点源の新田をマークして失点のリスクを消して、ボールを奪って本気を出したミハエルに決めてもらうつもりか…だが、その戦術には穴がある!)
三杉「いくぞ!」
三杉は他のメンバーと共に前進。ドリブルを始める。
イチノセ「フレイムダンス!」
三杉「ここだ!」
チャーリー「みすぎくん
かわした!」
イチノセが飛ばしてきた火柱を見切り、瞬時にかわす。しかし、まだ相手のディフェンスの手は伸びる。
ニシガキ「スピニングカット!」
今度は果南が使うものと同じ技がニシガキから飛んでくる。必殺タックルなので、衝撃波が3つ飛んでくる。
三杉「はっ!」だッ!
三杉はジャンプ。なんと衝撃波が当たらない高い位置まで飛んだ。
ニシガキ「な、なんだと!?」
ミハエル「今度はボクの番です!」
ミハエル「ローズスティール!」ズサァー!
先程ボールを奪った技を再び繰り出すミハエル。三杉は着地したばかりでスキがあるが…
三杉「ルビィ!」パスっ!
三杉はすぐにボールをルビィに渡した。
ミハエル「悔しいですがこの動き…美しい!」
三杉「そうさ。美しいのはキミだけじゃない!」
三杉「いくよ!ルビィ!理亜!」
ルビィ「はい!」
理亜「ようやくこの時がきたわね…!」
ボールを三杉に戻し、3人で並び立つ。どうやら合体技を使うようだ!
三杉「いくよ!ボク達の特訓の成果を見せる時だ!」
理亜「遅れないでよ!ルビィ!」
ルビィ「そんなことしないよ!」
ルビィと理亜は前に出て、三杉はシュート体勢に。3人の後ろには巨大な紫色のフェンリルがいる。
三杉「はあっ!」ドガァ!
まずは三杉がシュートを放つ。シュートは紫色のオーラを纏い、フェンリルと共に突き進む。
ルビィ「理亜ちゃん!」
理亜「今だ!」
ドガァァっ!2人は飛んできたシュートをツインシュートで垂直に打ち上げる。そして最後に三杉がそのボールに合わせて、オーバーヘッドキックを放った!
三杉 ルビィ 理亜「グランフェンリル!!」
オオォォォっ!!フェンリルが吠えながら超威力のシュートと共にアメリカゴールに突き進む!
ドモン「しまった!間に合わない!」
ドモンがブロックに行こうとしたが、先程まで新田をマークしていた。その位置からではブロックに入れない。
メル「シュートラップ!」
メルは再び赤黒いレーダートラップを仕掛ける。
ドゴォォォン!!ボールがレーダーに当たり、爆発するが…
ボゴ!
メル「うわああっ!」
チャーリー「メルちゃん
ふっとんだ〜〜!!」
バシュウウン!ピー!!
爆発程度ではシュートは止まらず、メルを吹き飛ばしてゴールに突き刺さった!
ルビィ「やったー!!」
理亜「決まったわね…!」
松山「すごいぞ!いつの間にそんなに強いシュートが撃てるようになったんだな!」
三杉「松山くんたちが練習している間、ボク達も別の練習をしていたのさ。2人共飲み込みが早くて、すぐモノに出来たんだ」
ーベンチー
ベンチでも、三杉達が見せた必殺技に感心していた全日本メンバー達。
曜「千歌ちゃん!あの技って…」
千歌「うん!確かアイシーちゃんがくれま秘伝書の技だよ!」
特に喜んでいたのは浦の星のメンバーだった。かつての仲間が残してくれた技が、こうして世界の舞台で活躍しているのだから。
聖良「理亜…三杉さんがいるとはいえ、ルビィさんとここまで息を合わせることが出来るなんて…」
千歌「理亜ちゃんのこと、そんなに心配だったんですか?」
聖良「はい。あなた達と出会った時こそ落ち着いていましたが…昔は本当に荒れていてふらのの皆とも息が合わなかったんです。松山さんのおかげでチームに馴染むことは出来ましたが…」
ダイヤ「どうやらお姉ちゃんが思っている以上に、妹は育つものみたいですね…」
聖良「ええ。本当に強くなりましたね、理亜」
一方、アメリカユースは点が入って悔しそうだ…
ミハエル「オーマイゴッド!まさかボク以外にここまで美しいサッカーが出来る人がいたとは!」
イチノセ「新田にシュートを撃たせなければ大丈夫と考えていたんだ…完全に裏をかかれたね」
アメリカユースはここまで点を取ってきた新田にシュートを撃たせない戦術をとっていた。しかし、三杉が新たにゴールを奪う手段をとってきたことで、その戦術が破綻してしまったのだ。
ミハエル「あと2点…どう取りましょう」
イチノセ「あれを使おう。こっちも速攻さ!」
しかしアメリカユースも諦めてはいない。どうやらまだ戦術はあるみたいだ。
チャーリー「アメリカユースの
キックオフです!」
試合再開。オリビアにパスがまわった…と思いきや、すぐにイチノセにボールが戻った。
イチノセ「ミハエル!オリビア!ミストレ!上がれ!」
ミハエル「はーい!」
オリビア「タクティクス開始…!」
イチノセがボールを持った状態で、ミハエルとオリビアとミストレが上がる。
イチノセ「いくよ!はああ!」パスっ!
イチノセはパスを出した。しかしこのパスは普通とは違う。
松山「なんだ!?スピードがとてつもなく速いぞ!?」
パスのスピードが段違いだったのだ。このパスが4人だけの独壇場を作る。
ミハエル「フフン!」パスっ!
ミストレ「ふっ!」パスっ!
オリビア「はっ!」パスっ!
一之瀬「圧倒的スピードで相手ディフェンスよりも完璧優位の状況を作り、雷鳴が轟くように激しく攻撃する…それが、―ローリングサンダー―だ!」
これがアメリカユースの必殺タクティクス、ローリングサンダー。4人で電光の様に恐ろしく速いパス回しを繰り広げ、相手ゴール前まで接近した!
善子「すぐにブロックよ!」
石崎「おうよ!俺たちしかいねぇ!」
早田「エース殺しは任せとけ!」
イチノセ「おっと!タクティクスはまだ終わってないよ!」
ビシャアン!!ブロックに入った3人に雷が落ちた。
善子「きゃあ!」
梨子「みんな!」
梨子以外のDFが雷で倒れてしまう。
梨子(私1人でこの攻撃陣を防がなきゃ…!)
松山や三杉が後で駆けつけてくれるだろうが、それまでは1人でアメリカユースの攻撃を阻止しなければならない。同点を賭けた攻防が始まる…!
アメリカ戦もいよいよ大詰めでございます
この中でどれが好き?
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ラブライブ×イナイレ
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キャプテン翼(原作漫画)
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キャプテン翼(テクモ)
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キャプテン翼たたかえドリームチーム