今回はオマージュがかなり入った回です…!
果南のブロックでボールがラインを超えたため、イタリアのコーナーキックとなる。
次藤「クソッ、思いっきりシュートにぶつかりたいのにフェイントばかりタイ」
果南「相手も私達と同じで、ブロックをかわしてシュートするために必死なんだね…」
梨子「でもメガルちゃん達は一回のシュートで聖良さんからゴールを奪えるから、負担が全然違う…!」
聖良「すみません。私が1人で止められないばかりに…」
日向「聖良、そう思うなら1人でアイツらのシュートを止めてみせろ」
和夫「おい日向!それは無茶だぜ!若林だってランピオンのシュートも、メガルのシュートも止められないんだぞ!」
政夫「それにさっきの聖良の大技だって今の試合でやっと編み出したばかりなんだ!」
立花兄弟は日向に反論する。2人の言っていることは正しい。今からでは新技を進化させるのも無理がある。若林がメガルのシュートを止めたのも、あれは若林の拳の入りが良かった…いわゆるクリティカルみたいなものなので、何度も取ることは出来ない。
日向「何を言っているんだ!あんな御大層なオーロラが出せるなら、その力を手に集中すれば、若林だって出せないパワーが出せるだろ!現にオレはそうやってライトニングタイガーを編み出した」
ダイヤ「日向さん…お言葉ですが、あなたのそのシュートは相当特訓した末に編み出したものであるはずです。それと似たようなことを今この場で聖良さんに要求するなんて…」
さすがのダイヤも日向に反論する。確かに日向の言っていることは正しいが、それをやるには時間が足りなさすぎる。練習してようやく出来ることをぶっつけ本番でやらせることを戦術に組み込むなど無謀だ。
聖良「ダイヤさん、大丈夫ですよ」
ダイヤ「聖良さん!?」
聖良「千歌さんがさっき言っていたでしょう?諦めなければ、奇跡は必ず起きると」
千歌「聖良さん!?でもさっき土壇場で大技を編み出したんじゃ…」
聖良「奇跡は何度でも起こせます。それに日向さんだって無責任に止めろと言っているわけではありません。どうすれば止められるかも教えてくださっているので」
日向「頼んだぞ…!お前が止めたら俺がヘルナンデスから点を取ってやる!」
そう言って日向は自分の配置につく。
次藤「行ってしまったタイ…」
梨子「聖良さん、私達もブロック出来るように動くから…」
聖良「ありがとうございます。ぶっつけ本番ですので…あらゆる事態を想定して動きましょう」
こうして全日本はコーナーキックを受けることに。果たして凌ぎきれるか…
デモーネ「よーし!いくわよ!」
コーナーキックのキッカーはデモーネ。
デモーネ「ターハン!」パスっ!
デモーネはターハンにパスをまわした。そしてターハンはドリブルで攻め上がる。
次藤「こっちに向かってきたタイ!?」
果南「ま、まさか!?」
ターハン「その通り。ちょっと大人しくしてもらうよ!」
ターハンはしゃがみ込んで力を溜める。そして足から水流を発射して浮き上がった!
ターハン「フライボードジェット・GX!」
果南「うぶっ!!」
次藤「たまらんタイ!」
ザバババアァァァン!!恐ろしく強い水流が果南と次藤を襲う。2人はたまらず動けなくなる。
ターハン「メガル!」パスっ!
必殺ドリブルで空中に浮いたままパスを出すターハン。メガルのシュートコースを確保するのが目的だったのだ。
メガル「これで…私達の勝ち!」
ボンッ!メガルは胸トラップでボールにスピンをかける。
聖良「来ますね…なら!」
そう言うと聖良は身体を捻らせて後ろを向いた。
千歌「え!?…あれって」
メガル「諦めたの…?だけどもう遅いよ!」
メガルは落ちてきたボールに再びスピンをかけ、ボールを水流の竜巻で包む。そして両足でシュート!
メガル「オーバーサイクロン・GX!!」
ドゴォン!!このシュートで穴が空いた地面からたくさんの動物が現れ、共に日本ゴールに襲い掛かる!!
聖良「千歌さん…あなたが私達に見せたあの技…右手で全力を出すために使わせていただきます…!」
聖良はもちろん諦めてなどいない。そう、千歌がGKだった時に使っていた技。セイント・オーロラベルトを編み出した際の技そのものを進化させる発想の大元ともいえる、マジン・ザ・ハンドの構えをしていたのだ。
千歌「でも私が使っていた時と伝わるパワーが全く違う!」
ダイヤ「おそらくセイント・オーロラベルトを使う際のパワーも上乗せしているのでしょう…そして何より聖良さんは本職のGKですわ!」
聖良「これが私達の経験と想いが引き起こす…奇跡です!!」
ヴオオオォォォー!!!
聖良から恐ろしく巨大で強そうなマジンが現れた!!
聖良「はああーー!!」
ドオォン!!マジンの右手がオーバーサイクロンを捉える。ボールはマジンの手の上で回転を続けている!
聖良「ぐっ!さすがの威力です…!」
メガル「確かにすごいけど、そんな即席で編み出した技に、メガルは負けない!」
聖良「そうですか…!」
聖良はデジャブを感じる。かつて千歌にシュートを決められそうになった時、自分も似たような事を言っていたからだ。実際、メガルのシュートを止めるには技の練度が足りていない。
聖良「ですが…それは負けていい理由にはなりません!!」
聖良は気合をさらに入れる。千歌だってそれで自分に勝ったのだ。
メガル「ムダだよ!いけーー!!」
千歌「ムダじゃないよ!」
梨子「聖良さん!」
メガル「!?」
なんと千歌と梨子が聖良の後ろに飛び出してきた。そして聖良を支える。
聖良「千歌さん!梨子さん!」
千歌「奇跡を起こそうって言ったのは私だから…!聖良さんが頑張っているのにボーっと見ているなんてしないよ!」
梨子「聖良さんにすごく負担がかかっちゃうけど…止めよう!!」
聖良「ありがとうございます…!大丈夫です!私だって、腕が潰れても止めてみせます!!」
3人でオーバーサイクロンを抑える形になる。しかし相手はエースストライカー。それでも押されている…!
メガル「決まれぇぇぇー!!」
千歌「絶対に…負けるもんかーー!!」
シュウぅぅぅン!!千歌からもオーラが溢れ出して、聖良と梨子に注がれていく!
梨子「これは…!このまま支え続けて!絶対にいける!」
聖良「はい!力が湧き上がってくる感じです!!これならいけます!」
3人のパワーが一気に上がる…!そのおかげでオーバーサイクロンのパワーに押されなくなる。そして…
シュルルル…!
メガル「そ、そんな!」
聖良「止めましたよ…!」
ついにボールは聖良の手の平で収まった。聖良達は完全進化したオーバーサイクロンを止めたのだ!
日向「やるじゃねえか…!」
聖良「日向さん…後はお願いします!!」
パスっ!!聖良はロングフィードで前線の日向にパスをまわした!
日向「うおおおーー!!」
日向はゴールまで一直線に走る!至近距離から確実にゴールを奪うつもりだ!
メガレ「そうはさせない!みんな!止めよう!」
ターハン「そうだよ!あっちが3人でメガルのシュートを止めたなら、こっちだって!」
イタリアユースは猛スピードで自陣に戻る。そしてゴール前を全員で固めた。
日向「来るなら来い!何人来ても同じだ!いくぞ!」
シュートレンジまで来た日向。自身の渾身の必殺技を放つ!
日向「はしれイナズマ!
うおォォォ〜〜〜〜〜〜!」
日向「ライトニングタイガー・G4!!」ドガァァっ!!
ゴオオォォォォォーー!!!
サウソン「うわあっ!!」
ターハン「うぐぅっ!」
メガレ「うわああ!」
デモーネ「きゃあー!!」
イタリアユース全員でシュートブロックするが、みんな吹っ飛ばされる。ただのブロックでは焼け石に水どころかマグマに水滴だ。
ブリリア「絶・アイアンウォール!!」
しかし必殺ブロック技持ちは1人だけいた。鉄の壁にシュートがぶち当たる!!
ボゴオォっ!!!
ブリリア「うわぁー!!」
しかしほとんど威力を軽減出来ず、ブリリアも吹っ飛ぶ。
ヘルナンデス「みんなありがとう!絶対に止めてやるぞ!!」
ヘルナンデスは黄金の右腕を握り締め、ライトニングタイガーに挑む!
ヘルナンデス「はああーー!!」
ドゴオォォっ!!ヘルナンデスの拳がぶち当たった!
ヘルナンデス「こ、このパワーは…!全力を出しているのにまるで歯が立たない…!?」
ヘルナンデスもまた、自身の右腕が砕ける覚悟でパンチングを繰り出している。しかしそれでも圧倒的パワーに遠く及ばないのだ…
ヘルナンデス「うわあーー!!」
ついにヘルナンデスも吹っ飛ぶ。このままゴールへ…
メガル「まだだー!!」
ドゴォォっ!!メガルが戻ってシュートを蹴り返しに来ていた!
メガル「絶対に負けない…!イタリアユースとしても、エースストライカーとしても!!」
日向「それはオレも同じだ!オレ達全日本ユースの夢を…こんなところで終わらせてたまるかぁー!!」
メガル「うっ!ううぅぅ…!!あああー!!」
ついにメガルも吹っ飛ぶ。
バシャア!!ついにシュートがゴールネットを突き破った!全日本ユースの逆転だ!
ピッピッピー!!ここで試合終了の笛が鳴った。
チャーリー「ぜんにほんユース
イタリアユースを
くだしました〜〜!」
いかがでしたか?
個人的に描いていて1番興奮出来る試合でした!
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