ー全日本ユース 宿舎ー
アルゼンチンユースとの戦いを終えた翌日。全日本ユースは再び練習に身を投じる。
若林「今日からオレも練習に復帰するぜ…!」
翼「みんな、心配かけてすまない。でも準決勝と決勝、このベストメンバーで勝つぞ!」
果南「そっか…これでようやくベストメンバーが揃ったんだね!」
日向「ここまで長かったな…」
松山「半分お前のせいだろ!」
トンチンカンなことを言う日向にツッコむ松山。それはそうと、遂に全日本のベストメンバーが揃ったぞ。
翼「昨日のアルゼンチン戦はみんなの特訓の成果がとても出ていたと思う。今の基礎能力は、オレよりみんなの方が格段に上だ。だからオレも、早くみんなに追いつけるように頑張るよ!」
千歌「えっ!私達、そんなに急激に強くなったの!?」
松山「確かにオレは成長を感じられたな…もし日向の出したトレーニングをしていなかったら、昨日は大差をつけられて負けていた気がする」
曜「あれだけ特訓したからね!基礎能力バッチリであります!」
「その通りだ!お前らすごく強くなったなァ!!」
千歌「だれ!?」
会話をしていると全日本ユースのメンバーではない選手の声が。
岬「ナポレオン!」
ナポレオン「その通りさ。フランスのエースストライカー、ルイ・ナポレオンだ!」
ピエール「オレのことも、忘れるなよ」
ダイヤ「お二人とも、どうしてここへ?」
ピエール「昨日のアルゼンチン戦を見てね。恐ろしくレベルが上がっていたのが見ていて分かったから、どんな練習をしているか気になったんだ」
早田「敵情視察ってやつか?」
ナポレオン「そう言いてえところなんだが…もう敵じゃないんだよな…」
ピエール「君たちがアルゼンチンと戦う前日に、オレ達はブラジルに9ー0で負けてしまったんだ」
ルビィ「きゅ、9ー0!?」
ナポレオン「オレ達も相当特訓したんだがな…やはりブラジルはレベルが違ったみてえだ。だがここまでやられるとはさすがに思わなかったぜ…!」
翼「さすがはブラジルだね…ブラジル…?」
「ほーっほっほっほ」
ナポレオン「だれだ!?」
また知らない誰かが来た。しかしこの笑い方、既視感を覚える人もいるはずだ。
千歌「えーっと…ガラル博士!」
アルノ博士「一文字もあっとらんぞ!アルノ博士じゃ」
ナポレオン「なんだこのジジイ!?」
日向「一言で言うと未来人…じゃない気がするな。へんなおっさんで良いな」
アルノ博士「こら!さっきから失礼だぞ!今回はせっかくキミたちに重大な知らせをしにきたというのに…」
翼「重大な知らせ…?」
アルノ博士「以前、そこのキミが使っておったタイムブレスレットだが…ワシの時代で履歴を調べてみたところ、キミ以外にもこの時代でこれを使っておった者が2人いたのじゃ」
日向「オレ以外に2人だと…?」
アルノ博士「まず、キミが使う前に大柄な茶髪の男が使っておった。その男の名前はデューター・ミューラーじゃ」
若林「やはりそうだったか…それならあの強さにも説明がつく」
日向「オレがタイムブレスレットを見つけたのも、ドイツやイタリアの奴らと一緒に戦った後だしな…」
アルノ博士「そしてもう一人、ブラジルで茶髪の男がタイムブレスレットを拾って使っておった。その男の名前はアルツール・アンチネス・コインブラじゃ」
翼「コインブラだって!?」
ダイヤ「コインブラと言えば、ワールドユース決勝で途中出場して、全日本を追い込んだ、あの…」
コインブラ。彼はブラジルの選手だ。翼の師であるロベルト曰く、『完成されたスーパーストライカー』とのこと。ダイヤの言う通り決勝の後半で初出場して、若林から得点しまくって全日本を追い込んだのだ。
翼「コインブラが日向くんと同じ特訓をしているとなると、次の試合は恐ろしく厳しい戦いになるかもしれない」
ピエール「ちょ、ちょっと待ってくれ!さっきからキミ達は何の話をしているんだ!?」
日向「すまないな。後で細かく説明させてもらう」
アルノ博士「それではコインブラにもミューラーにもキミにもこのことを伝え終わったので、帰るとしよう」
日向「あの2人にも同じことを伝えたのか?」
アルノ博士「そうでないもフェアではないからな。とにかく、あの2人には気をつけるのじゃよ。ほーっほっほっほ」
そう言うとまたしてもアルノ博士は唐突に消えた。
ピエール「なんだったんだ…?わけが分からないぞ」
ナポレオン「お前ら、何したんだよ!」
日向「信じられないが本当の事を言うぞ。オレとミューラーとコインブラは時間を超えて猛特訓をしたんだ」
ピエール「時間を超えて猛特訓…?」
ナポレオン「タイムトラベルってやつか?」
日向「その認識で良い。早い話で言っちまえば、オレは恐竜時代とかに行ってここじゃ絶対に出来ないようなトレーニングを数多く行ったんだ」
ナポレオン「マジかよ…でも確かにコインブラも人間業じゃないレベルで強かったな…」
ピエール「ひょっとして全日本が強くなったことにも関係しているのかい?」
日向「そうだ。オレがやっていたトレーニングを出来る範囲で他のメンバーにもやらせた。他の世界のトレーニングの受け売りだけどな…」
ナポレオン「マジかよ…お前のことだから相当過酷なトレーニングしたんだろうな」
ピエール「つまりオレ達もそのトレーニングをすれば、ブラジルやドイツに追いつけるかもしれないというわけか…!」
岬「そうだね…ピエール、せっかくだから一緒に特訓しないかい?」
三杉「監督、一緒に練習して大丈夫でしょうか?」
三上「サッカー選手は互いに高め合うものだ。トレーニングの共有であれば構わん。ただし、相当厳しいトレーニングだ。身体を壊さんようにするのだぞ」
ナポレオン「望むところだ!なんでもこい!」
「その練習、オレ達も混ぜてくれ!」
翼「その声は!」
またしてもここにいない人間の声が。しかし今度は聞き覚えのある声だ。
翼「ヘルナンデス!」
ヘルナンデス「アルゼンチン戦、観戦させてもらったよ。オレ達と戦った時よりもさらに強くなっていたじゃないか」
メガル「あの短い間で何があったんだろうと思って、練習見に来ちゃった!」
ミハエル「ボクもユー達のパワーが気になって、ここに来ちゃいましたよ」
石崎「ミハエルもいるのか!こりゃオールスターだな!」
今までに戦った相手であるイタリア、アメリカユースの面々も登場。彼らも全日本の練習が気になっていたみたいだ。
三上「君たちも練習に参加したいのか。一緒にやっても構わんが、全日本メンバーの邪魔にならないようにするのだぞ」
ミハエル「フフン。分かりました。ところでさっきサルザキがオールスターと言いましたが、そろそろオールスターゲームも近いですね」
ヘルナンデス「そうか、オールスターゲームがあるんだったな」
メガル「他の世界からすごい選手が集まって、混成チームを組んで戦うんだよ!」
ナポレオン「どんなヤツと戦うんだろうな…なぁ日向、お前時間旅行したなら敵情視察とかしてきたんじゃないのか?」
ピエール「さすがにそれはないと思うが…」
日向「やってきたぞ」
ピエール「やったのか!?」
日向「ああ。オレ達が圧倒されて恥をかくケースもあり得るからな。もちろんそんなのは真っ平ごめんだ」
翼「それで、一体どんな選手がいたんだい?」
日向「そうだな…話したいところだが、このまま立ち話を続けるのももったいねえし、まずはトレーニングするぞ」
翼「日向くん…うん、そうだね!何日か休んだ分、早くみんなに追いつかなきゃいけない!」
三杉「無理はしたらダメだよ。大丈夫。翼くんならすぐに追いつけるさ」
そう言って三杉は翼に練習メニューを渡した。
翼「うん分かったよ三杉くん。でも、今は早く練習したくてウズウズしているんだ…!だから、全力でいく!」
そういうと翼は全力ダッシュ!トレーニングに向かった。
ピエール「ツバサ…オレ達も負けていられないな」
ピエール達もこれに触発されて気合が入る。ライバル達との全力トレーニングが始まるぞ。
ついにブラジルのスーパーストライカーの名前が出せた…
IIでのみんなのトラウマ、コインブラくんです!
次回作のラブライブ×イナイレ作品、どの作品から追加メンバーを出演させてほしい?
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キャプテン翼(中学~jrユースまで)
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