…というのは一日前なので冗談です。ただし、今から描かれる話は冗談ではありません…
崩壊するスタジアム
チャーリー「どうしたことでしょう!?スタジアムに突如乱入者が現れました!」
最強全日本ユースとネオレジスタンスの試合が終わり、両チーム健闘を讃え合う最中。突然の乱入者にチャーリーもスタジアムのみんなも驚きを隠せない。
「オレも入れてくれないかなぁ…サッカー!」
そう言うと男の足に突如サッカーボールが現れる。そして…そのボールをワンタッチから思いっきりボレーシュートを放った!
円堂「っ!?うわあっ!!」
バシュウゥゥン!!理解が追いつかない状況からの不意打ち。さすがに反応できず、砂煙を巻き上げシュートが決まる。
円堂「…!」
バタンっ!円堂はシュートをまともに喰らい、立ち上がったがふらついて倒れてしまう。
松山「誰だお前は!」
「消えるお前たちに…答える必要はない!」
男は挑発的な表情でそう答え、笑みを浮かべるとまた何かしようと構える。
ガシィっ!
「っ!?」
竜太「…」
しかし、竜太が素早く近づいて男の腕を抑える。
「何をする!?」
竜太「こっちのセリフだ。いきなりボールをぶつけるような奴相手に黙って次の行動をさせるわけないだろ」
「…ちっ」
ギュンっ!男は勢いよく竜太の腕を引きはがす。
竜太「おっと!」
引きはがされた竜太はひとまず謎の男から距離を取った。
「サッカーなんかもうやめないか?」
剣城「っ!…なんだと?」
サッカーを楽しむ者達に対してふざけたことを言う男。剣城が怒り気味に言葉を返す。
「ボール遊びで勝敗を争うなんて…くだらないだろ」
剣城「くっ!貴様…!」
剣城「サッカーを!侮辱するなああァァ!!」
そう言って剣城は男に向かって走り出す。そしてもう少しで届くところで…
ドゴォン!バゴォン!ドオォォンっ!!
剣城「うっ!?」
なんと突然観客席、そしてスタジアムで爆発が起こる。観客は悲鳴を上げて逃げ出した。
岬「爆発…!?」
千歌「何が起こってるの…?」
突然の出来事に混乱する一同。ふと空を見上げると…
若林「な、なにィ!」
龍也「バケモノ!?」
鬼道「こんなことが…」
なんと明らかに人間ではない影が空を覆いつくしていた。あいつらがスタジアムを襲っている様だ。
岬「あれは…ロボット?いや、なんかすごく強そうな生き物も…」
白竜「どういうことだ…」
竜太「…待て、あれよく見たらパラドックスポケモンじゃねえか!」
パラドックスポケモン。《ポケットモンスタースカーレット・バイオレット》に登場する過去未来それぞれの時空を超えた狂暴なポケモンたちである。明らかにサッカーとは無縁の存在だが、それが何故か古代、未来それぞれがにいた。
「フンッ」
男は、そんな状況の中でも不敵な笑みを浮かべている…
イダイナキバ「ドン!ファアアンド!!」
テツノカイナ「ハ・ハ・ハ!!」
テツノコウベ「サ・サン・ドォー!!」
チャーリー「逃げてくださーい!選手のみなさんも!はやく!…わーーっ!?」
10まんばりきやかみなりパンチ、エアスラッシュでスタジアムを蹂躙する人間サイズのパラドックスポケモン軍団。チャーリーは避難勧告を出すところに実況席にもテツノコウベが接近し、チャーリーは一目散に逃げだす。
ツバサ「コイツら…どういうつもりなの…!」
いきなり戦争じみたことをし出すパラドックスポケモン。ツバサは怒りを見せていた…
一方で、観客席にはまだ避難していない者がいた。
「アスタも張り切っているみたいだね…さぁ、ショーの始まりだよ」
今度は緑の服を着たベージュの髪の男がデバイスを開いて何かを始める。これでパラドックスポケモンを操っているようだ。そして、さっきスタジアムに乱入した謎の男はアスタというらしい。
―グラウンド―
日向「このヤロー!!」バギィっ!!
ミューラー「そらぁっ!」バギィっ!!
スタジアムを襲うパラドックスポケモン達はグラウンドにも着陸していた。時空を超えた特訓をしてめちゃくちゃ強くなっている日向とミューラーがパラドックスポケモンを蹴りや殴りで怯ませる。
竜太「すげえ…!」
果南「でも倒せてないし、そもそもこの数が相手じゃキリがないよ!はやく逃げよ!」
彼方「で、でももう…」
翼「っ!?」
みんな既にパラドックスポケモンに囲まれていた。逃げようにもこれでは逃げる前に攻撃されてしまう。
天馬「どうすれば…」
アスタ「ムダなことだ。お前たちは…消される運命なのだ!」
龍也「ちぃっ…!」
いきなり現れたアスタに好き放題言われるが、反論する余裕はない。このままではいつ殺されてもおかしくない。
《ターイムマジーン!》
アスタ「ん…?」
戦場と化したスタジアムに突然調子の良い効果音が流れる。アスタは思わず音のした方に振り向く。
「アスタ…ここは任せて」
アスタ「…」コクッ
ヒュンっ!アスタは軽くうなずいた後に消えてしまった。
竜太「あれはまさか…仮面ライダージオウ!?」
千歌「ジオウって…さっきまで竜太くんが使ってたやつ?」
竜太「はい。ひょっとしたら助けてくれるかも…!おーい!!」
そんなアスタには気づかず、竜太の知り合いと思われる存在を凝視する一同。上空にはタイムマジーンなるものが白と赤、合計2台いた。
―タイムマジーン内部―
内部には常盤ソウゴという一見普通の高校生が1人、ウォズという黒いマフラーを纏った青年が1人いる。どうやらもう1台のタイムマジーンに乗っているゲイツと通信している様だ。
ソウゴ「あれは竜太くん!なんか強そうな怪物に囲まれてる!?」
ゲイツ「ソウゴ、どうする?俺達も突然この時代に飛ばされた身だぞ」
ソウゴ「戦おう!竜太くんを放っておけないよ!」
そう言うとソウゴは変身アイテムであるライドウォッチを取り出す。ゲイツも同じくライドウォッチを取り出す。
ウォズ「お供しよう、我が魔王」
ウォズも変身アイテムを取り出す。こちらはミライドウォッチというアイテムだ。
《ジオウ!》
《ゲイツ!》
《ウォズ!アクション!》
ライドウォッチを起動して変身ベルトに接続。
ソウゴ ゲイツ ウォズ「変身!」
《ライダータイム!仮面ライダー!ジオウ!》
《ライダータイム!仮面ライダー!ゲイツ!》
《投影!フューチャータイム!スゴイ!時代!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!》
変身音と同時にアーマーが装着され3人は仮面ライダーに変身!
ジオウ「いこう!」
ジオウたちはタイムマジーンを動かし、ある程度の高さまで来たところで飛び降りてスタジアムへ!
ジオウ「はあっ!」ドゴォっ!!
テツノツツミ「デリバー!?」
まずは近くにいるテツノツツミを殴るジオウ。このポケモンは小柄なのもあって吹っ飛んでいく。
竜太「ソウゴさん!ゲイツさん!ウォズさん!」
ジオウ「竜太くん!久しぶり!」
ウォズ「キミと私は始めましてだが…どうやら我が魔王の言ったことは本当みたいだね」
仮面ライダーが3人助けに来てくれた。しかし、敵の数は非常に多い。全員逃げ切るにはまだ戦力が足りない。
バッヒュゥゥゥゥン!!ドシュウゥゥ!!
チヲハウハネ「…!」
ゲイツ「ん…!?」
ゲイツの近くを極太のビームが通り過ぎ、パラドックスポケモンの一匹が爆発する。この極太のビームは自分の攻撃ではない。ゲイツはビームが放たれたと思われる場所を見る。
ユニコーンガンダム「戦争なんかしなくたって…戦い合わないと世界を変えられないのか!」
なんとそこには1本角のガンダムが。ガンダムは本来巨大ロボットだが、このユニコーンガンダムは何故か人型サイズであった。
竜太「あれってユニコーンガンダムだよな…オレ達の世界のお台場に飾られてるやつ」
剣城「大きさは少し気になるがな…」
千歌「それより、今ので逃げ道が見えてきたよ!」
果南「うん。これで逃げられるかも!」
若林「ああ!ある程度敵を倒してもらったら逃げるぞ!」
援軍が来て生還率が上がる。選手たちはスキを見つけて逃げる準備をする。
「ンバーニンガガッ!!」
善子「きゃっ!また何か聞こえたわよ!?」
今度は明らかに人間のものではない鳴き声が聞こえてきた。
竜太「あれはポケモンだ!しかも伝説の…上に人が乗ってる!」
トウヤ「レシラム!クロスフレイムだ!」
今度はポケモンが現れた。そのポケモンを従える、所謂ポケモントレーナーが指示を出してパラドックスポケモン軍団に巨大な火球をぶちかます!
アラブルタケ「うぅー!」
テツノワダチ「ド・ドー!!」
伝説のポケモンが繰り出す凄まじい威力。選手たち周辺のパラドックスポケモン軍団を一掃した。
竜太「ありがとう!ポケモントレーナー!」
トウヤ「大丈夫かい!?…あれはポケモン…なのか?」
ジオウ「それは分からないけど…人を襲うみたいだからみんなを守って欲しいんだ!一緒に戦ってよ!」
ゲイツ「そしてあの人型ロボットはおそらく味方だ」
ユニコーンガンダム「はい!一緒にここを切り抜けましょう!」
ウォズ「祝え!平成ライダーの戦いの歴史の1つであるガンダムとの共演…それを我が魔王が果たす瞬間である…!」
ジオウ「ウォズ…?」
一度集合して選手を守るように円陣を組む5大ヒーロー。この場を切り抜けるために本来出会うはずのない戦士たちが共に戦う。
竜太(これならなんとかなりそうだな…だがポケモンと仮面ライダーとガンダムがこの世界に一同に会するなんて…本当に何が起こっているんだ!?)
時空を超えた特訓をした竜太でもこんな状況は見たことがない。明らかにヤバい状況にイヤな予感を覚える。
「お手並み拝見だね…全部で5体。たったそれだけの数で、このポケモン軍団を倒せるかな?」
仮面ライダー、ガンダム、ポケモン合計5体の混成ヒーロー部隊。パラドックスポケモンを操っていると思われる謎の男は、この状況に笑みを浮かべていた…
せっかくのコラボ回なので、今回イナダンを再現してみることにしました。
実際のイナダンとは異なる展開になりますが、楽しんでいただけたら幸いです!