キャプテン翼!サンシャイン!!   作:バシム

210 / 240
飛ばされた者達

突然この世界に現れたパラドックスポケモン達。ヒーロー達と協力してこれを退けた選手達だが、今度は謎の少女の念動波にやられてしまうのであった…

 

 

 

 

「竜太くん…竜太くん…!」

 

竜太「ん…?」

 

「起きた!…よかった〜」

 

念動波を食らってから竜太達は気を失っていたようだ。聞き覚えのある声に呼ばれて目を覚ます。

 

 

 

竜太「あ、ソウゴさん」

 

ソウゴ「うん。さっきぶりだね」

 

竜太「そうか…さっきはありがとうございます」

 

ソウゴ「大丈夫だよ。…それに、まだ全然解決してないしね」

 

竜太「…ですね」

 

2人は立ち上がってあたりを見渡す。先程まではスタジアムにいたが、今はそれとは全く違う場所に身を置いていた…

 

 

 

竜太「なんだこれ…異世界でもこんなの見たことねえぞ」

 

見たこともない形の植物が大量に生えていたり、花が一面に咲いていたりする…と思いきや、すぐ近くには廃墟があったりと、あらゆる要素がごちゃ混ぜになっている。

 

 

 

「竜太〜」

 

竜太「おっ!」

 

また別の方向から呼ばれて安心する竜太。今度は聞きなじみのある声のようだ。

 

 

彼方「良かったよ〜!全然起きないから心配したんだよ〜!?」

 

竜太「はは、ゴメン」

 

日向「まぁ試合で疲れていたんだろう。最後のシュートといい、特に体力を使ったんだ」

 

ゲイツ「サッカーというのはオレ達に負けず劣らず厳しい戦いみたいだな」

 

スタジアムにいた他のメンバー、そしてソウゴの仲間であるゲイツとウォズもこの世界に来ていたようだ。

 

 

竜太「彼方達もここに飛ばされたんだな…」

 

彼方「うん。…それに、みんなここにいるわけじゃないみたい…」

 

竜太「なんだって…?」

 

彼方はここにいる選手達は自分達含めて8人であることを伝えた。今この場にいるのは、竜太、彼方、天馬、日向、円堂、千歌、こちらの果南、せつ菜のようだ。

 

 

竜太「親父や翼さんはここにいないんだな…」

 

竜太(まさか…いや、考えない方がいいな。まずはこの11人でどうするか考えよう)

 

最悪の事態が頭をよぎるが、そんなことを考えたところで何の得もない。まずはこの状況を整理し、解決する方が先だ。

 

 

竜太「さて、これからどうするか考えたいところですけど…情報もないしどうすればいいのか健闘もつきませんね」

 

せつ菜「はい。せめて私達の知らない情報を持つ方がいれば良いのですが…」

 

千歌「じゃあ、人がいそうな所に行けば何か分かるかも!?」

 

果南「だね…あ、あのビルの所!人がいるよ!」

 

竜太「ホントだ…!よし!行きましょう!」

 

廃墟の方向に複数の人影を発見した竜太達。情報を集めるためにも、まずはそちらに向かうことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして…竜太達がこの世界を探索する中、別の場所でもう一組同じことをする者たちが。

 

 

龍也「果南、そっちの様子はどうだ?」

 

果南(松兄)「見渡してみたけど、竹がいっぱい立ってたよ!」

 

翼「こっちは砂浜だ!向こうには海も広がってるな…」

 

龍也「そうか…なんかかぐや姫と浦島太郎を混ぜたみたいな場所だな」

 

 

スタジアムにいた他のメンバー達だ。翼、龍也、果南、岬、ヤノサ、ヘルナンデス、絵里、果北の8人。死んでなどおらず、竜太達とは違う場所に飛ばされていたようだ。

 

 

トウヤ「ここは…何地方なんだ?町や自然がめちゃくちゃに入り混じってて、イッシュじゃこんなの見ない」

 

ユニコーンガンダム「いや、これはそういう類の場所じゃない…!明らかに不自然な何かを感じる!」

 

ジオウ以外にパラドックスポケモンと戦闘した2人のヒーローも龍也達と一緒の場所にいた。

 

 

龍也「あの〜…ガンダムさん?トレーナーさん?」

 

トウヤ「どうしたんだい?」

 

龍也「これからこの世界を探索することにしたんですけど、いつヤバいのに襲われてもおかしくない状況だと思うんで、オレ達の先頭と後ろ守ってもらえます?」

 

ユニコーンガンダム「分かりました!俺が殿やります!」

 

こちらも探索を始めることにした。一行は先頭をトウヤ、殿をユニコーンガンダムに任せ、砂浜を歩いてみる。

 

 

 

翼「よし!みんな!はぐれないようにね!」

 

果北「はいっ!」

 

 

 

そして、ある程度歩いた所で早速異変が。

 

 

 

 

ユニコーンガンダム「ん…!?敵のモビルスーツ反応だ!」

 

ヤノサ「モビルスーツってなんですか!?」

 

ユニコーンガンダム「俺みたいに人が乗って戦うロボットのことです!」

 

果南(松兄)「いわゆるトレーナーさんの言うところのポケモンみたいなものだね…」

 

龍也「広義としては多分間違ってないな。…それで、何のモビルスーツなんですか!?」

 

ユニコーンガンダム「識別はアンノウン…だから俺の知らないモビルスーツです。撃たれないように慎重に距離を取って、戦闘は避けましょう!」

 

モビルスーツではあるものの、何が来るのか分からない状況。戦闘も出来ればしたくないため、一行は慎重に砂浜を歩く。

 

 

トウヤ「待って!そうも言ってられないよ!」

 

絵里「あそこに人がいるわ!!」

 

そう言うと絵里はモビルスーツ反応がある方向を指差した。

 

 

 

 

そこには、緑色の細い単眼モビルスーツと、水色の髪の女子高生を連れたオレンジの髪の男子高生が。モビルスーツが男子高生にソードを向けている。

 

 

「追い詰めたぞ…!鉄華団のオルガ=イツカ!」

 

「ま、待て!あんた本当に勘違いしてるって!オレはオルガなんて人じゃない!」

 

「黙れ!そんな分かりやすい演技でこのイオク=クジャンを騙せるものか!連れの女共々死ねぇぇー!!」

 

「っ!四季!危ない!」

 

「ナギ…!」

 

ユニコーンガンダム「やめろおぉぉーーっ!!」ドオォォンッ!!

 

ソードを振り降ろそうとするモビルスーツ。しかし、ユニコーンガンダムがハイパーバズーカを武器に向かって放ち、相手のモビルスーツを怯ませる。

 

 

「なにっ!?」

 

龍也「おい!お前何ただの高校生に武器を向けてんだよ」

 

「どんな敵でも全力を尽くすのが、クジャン家の教え!」

 

ここまで聞けば、知るものは分かるだろう。敵モビルスーツの正体は、レギンレイズという《機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ》に登場するモビルスーツのようだ。

 

 

レギンレイズ「よくも私の正義の一撃を邪魔してくれたな!」

 

ユニコーンガンダム「正しい人殺しなんてあるものか!」

 

果北「そもそもアンタ絶対戦う相手間違えてるって!」

 

ガンダム作品は数あれど、ただの高校生を殺す作品や組織などあり得ない。果北はレギンレイズに明らかな間違いを指摘した。

 

 

レギンレイズ「黙れ!鉄華団を庇うなら、貴様達も反逆者だ!」

 

ユニコーンガンダム「やめてください!鉄華団なんて知りませんし、あなたと戦う気なんてないんです!」

 

レギンレイズ「先に攻撃しておいてよくもそんなことを!覚悟!」

 

半ば自分勝手な論理を展開し、もう一つの接近戦武器であるナイトブレードを装備してユニコーンガンダムに襲い掛かるレギンレイズ。どうやら戦闘せざるを得ないようだ。

 

 

ユニコーンガンダム「クソっ!なんでこうなる!」

 

ユニコーンガンダムもビームサーベルを引き抜いて応戦。レギンレイズの戦闘はスキだらけだったため、すぐに懐に潜り込んで斬り掛かった。

 

 

ジャコオォォンッ!

 

レギンレイズ「そんなもの!フンッ!」

 

バギイッ!!レギンレイズはビームサーベルの直撃を気にせず、ユニコーンガンダムにナイトブレードを当てた。

 

 

ユニコーンガンダム「うっ!…直撃したはずなのに…!」

 

吹き飛ばされてしまうユニコーンガンダム。明らかに致命傷クラスの一撃を入れたはずだが、相手はピンピンしている。

 

 

レギンレイズ「どこの部隊かは知らんが、ビーム兵器とは時代遅れな…!」

 

ユニコーンガンダム(あのモビルスーツ、ビームが効かないのか…?)

 

トウヤ「ローブシン!マッハパンチ!」

 

ローブシン「ロオォォーッ!!」

 

ボゴオォッ!トウヤはローブシンを繰り出し、レギンレイズに見た目に似合わぬ高速パンチを仕掛けた。

 

 

レギンレイズ「ぐはあっ!?…貴様、いきなり卑怯だぞ!」

 

トウヤ「ポケモンバトルじゃないんだ!人を殺すつもりなら全力で止めてやる!」

 

ユニコーンガンダム「ごめん!頼んだ!おそらくキミの方がソイツと有利に戦える!」

 

ユニコーンガンダムはローブシンに任せて撤退。ローブシンとレギンレイズの格闘戦だ。

 

 

 

レギンレイズ「死ねーーっ!!」バギイッ!!

 

ローブシン「っ!」

 

トウヤ「今だ!ドレインパンチ!」

 

ローブシン「ロオォォーッ!!」ボゴオオオッ!!

 

レギンレイズ「うううーーっ!?」

 

ナイトブレードを喰らうローブシン。しかし怯まず、逆に先程よりさらに強い拳でダメージを回復しつつ、レギンレイズに強烈な一撃を与えた。

 

 

トウヤ「もう一度マッハパンチだ!」

 

ローブシン「ろぉっ!」

 

ボゴォッ!

 

レギンレイズ「アァァーーーっ!!」

 

追撃のマッハパンチでレギンレイズを吹っ飛ばす。重めの一撃にダメ押しをくらい、レギンレイズはもう大破寸前だ。

 

 

トウヤ「降参するなら壊したりはしない!だから帰ってくれ!」

 

レギンレイズ「く、クソっ!覚えていろ!」

 

レギンレイズはこのままでは勝てないと悟り、去っていった。

 

 

 

龍也「戦いになるなんて危ないところだったな…」

 

「あ、ありがとうございます…」

 

「皆さんが助けてくれなかったら危ないところでした…」

 

レギンレイズに襲われていた高校生2人が龍也達に感謝する。

 

 

 

龍也「いや、オレ達は何もしていないよ…」

 

果南(松兄)「ところで、ひょっとして2人もここに突然飛ばされたの?」

 

「はい…どうして良いのか分からない時に突然あのロボットに襲われて…」

 

翼「じゃあ、オレ達と一緒に来るかい?その方が少しは安心だと思う」

 

「お願いします!」

 

男子高生は翼の頼みをすぐに了承した。このまま2人で行動しても、生き残れる可能性はほぼないと考えているようだ。

 

 

渚「自己紹介しますね。オレは日宮渚。見ての通りどこにでもいる普通の高校生です。そして、こちらが若菜四季って言います」

 

四季「よろしくお願いします…」

 

果南(松兄)「渚くんと、四季ちゃんだね。オッケ!覚えたよ!」

 

四季「ところで…あなた達どこかで見たような…」

 

渚「ん!?ひょっとしてスクールアイドルの松浦果南さんじゃ…」

 

果南(松兄)「スクールアイドル!?私の名前は合ってるけど、私はサッカー選手だよ?」

 

龍也「まぁ、果南くらい可愛かったらアイドルしてもいけそうじゃね?」

 

果南(松兄)「龍也…」

 

渚「ん?そっちの人は誰だ?まさかAqoursのマネージャーか…?」

 

龍也「アクアってなんだ…?オレは大海龍也。こちらの果南と共にサッカーをしていて、お付き合いをさせていただいている男だ…!」

 

渚「な、なんだって!?あのスクールアイドルの果南さんと交際しているのか!?」

 

龍也「そんなに驚かなくたって良いだろ!?…というかキミの彼女さんもアイドル級に可愛いと思うぜ?」

 

四季「…っ!?///」

 

渚「そりゃ現役のスクールアイドルですし、オレの幼馴染ですから!もう、本当に可愛いですよ!!」

 

四季は顔を赤らめる。気づかず話を続ける男子2人。

 

 

 

渚「それで…サッカーって言うとひょっとしてボールに炎を纏わせられたり?」

 

龍也「ああ、出来るよ」

 

渚「えっ!マジで!?マジもんのイナズマイレブンじゃねえか!」

 

龍也「イナズマイレブンを知ってるのか!?オレ達より前の世代の伝説のイレブンなんだが…」

 

冗談のつもりが本当に超次元サッカーだったため驚く渚。しかし世界線が違うため微妙に話が噛み合わない。

 

 

 

渚「なぁ四季!この人達本当に超次元サッカー出来る…ってあれ?」

 

四季「…///」

 

龍也「どうした…?まさか体調が悪いのか!?」

 

果南(松兄)「龍也…今から食料探すけど龍也だけご飯抜きね?」

 

龍也「えぇーーっ!どうしてだよ!?」

 

渚「四季、ゴメン…恥ずかしかったよな」

 

四季「ううん、大丈夫だよナギ。嬉しい…」

 

女心に咄嗟に気づいた渚とその辺には鈍感な龍也…危険な道中だが、旅の仲間を加えて再び探索に乗り出す翼達であった…




この章では、コラボ先の作者さんである《松浦果南の自称兄》さんの作品から、【日宮渚】くんと、【若菜四季】ちゃんに出演してもらうことになりました!

許可を取ったのは本家の2期が終わった後くらいです。ここまで長かった…!

本来は【ラブライブ!スーパースター!!赤と青の双星】という作品に出ていますので、皆さん是非読んでみてください!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。