キャプテン翼!サンシャイン!!   作:バシム

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今回はあの敵をボコボコにします。

あとがきでフォローしときます…ついでに少し裏話も


デストラクチャーズ戦ー心のこもったプレーー

 

現在4-2。ラブライバーズが優勢の中デストラクチャーズのボールで試合再開だ。

 

 

アスタ(アームド&?mix)「チッ!これ以上やられたら…!」パスっ!

 

2点差に焦りを見せ始めるアスタ。焦りを乗せたボールはユリカにまわる。

 

 

ユリカ(あの円堂守はこちらの世界の円堂守より強い…そして私のシュートはあの魔王と名乗る者より劣る…)

 

ユリカはドリブルしながら状況分析をしている。しかし冷静に見えて狼狽えを隠せていなかった…

 

 

 

翼「勝負だ!」

 

ユリカ「また来るか…!」

 

再び翼とユリカのマッチアップ。どうやら翼はユリカをマークしている模様。

 

 

日向(翼はアイツなりにプレーで伝えたいことがあるみたいだな…!オレ達も他のヤツにそれをやるつもりだがな!)

 

実は日向もフラエルをマークしている。他に、竜太はヨシコ、龍也は魔王、天馬はアスタをマークしている。

 

 

ユリカ「負けるわけにはいかない…!」

 

翼「っ!」

 

ユリカは翼に向けて突撃。再び翼を抜きにかかるが…

 

 

翼「負けはしない!」バッ!

 

ユリカ「っ!?」

 

ユリカが翼の動きを読んで動こうとするが、翼はその動きにすぐに反応してユリカを阻止。通常ではかなり難しい動きをやってのけている。

 

 

ユリカ「何故だ…!ここまで実力差があるのか…!」

 

翼「それは違う!…キミには技もある。体力もある。でも一番大事なものがない!」

 

ユリカ「一番大事なもの…!?」

 

翼「キミに足りないもの、それは…心だ!キミのプレイには心が籠もっていない!」

 

ユリカ「心だと…」

 

翼「分かってるさ。そうなってしまったのはキミのせいじゃない。だけど、そんなサッカーをさせる人が本当にパーフェクトワールドなんてものを作れるのかい?」

 

ユリカ「イリーナ様の理想を侮辱することは許さない!」

 

翼「やはり完全にその人に心を売っているみたいだね…そんなサッカーに負けるわけにはいかない!」バッ!!

 

そう言うと翼は勢い良くボールに向かって飛び出す。これでボールを奪った。

 

 

龍也「翼!こっちだ!」

 

翼「よし分かった。龍也くん!」パスっ!

 

龍也からパスを要求されたので言われた通りにパスした翼。

 

 

龍也「サンキュ!」

 

魔王「絶対に逃がさんぞ!」

 

龍也がトラップしたところに魔王が向かってくる。魔王としては散々自分をコケにした人間に意地でもリベンジしたいようだ。

 

 

 

魔王「人間ごときがこれ以上調子に乗るなぁ!」

 

龍也「うるせえよ…その人間の身体と技使わないとなんも出来ないザコが」

 

魔王「な…!なんだと貴様!!」

 

龍也は魔王をザコ呼ばわり。自分が見下していた人間にそんなことを言われて、激怒しないはずがなかった。

 

 

魔王「人間ごときがァァァァ!!!絶対に許さん!!許さんゾォォ!!!」

 

龍也「そうかよ、じゃあな」トンットンットンッ!

 

龍也はシザースからダブルタッチフェイン。その後ボールに片足で乗っかる。そしてボールの上で勢い良く回転した!!

 

 

龍也「エアスラッシュターン・Z!!」

 

今度はヤノサの技をコピーした龍也。しかしこの技は魔王の『共鳴』で破られてしまっている。

 

 

魔王「ぐおおおーーっ!?」

 

…が、何故か魔王は空気の刃をかわせず。それどころか、棒立ちで技を食らってあっけなく吹っ飛ぶ。

 

 

魔王「どういうことだ…?この娘の技が使えん!」

 

そう、魔王は『共鳴』を使おうとしたが、発動出来なかったのだ…

 

 

 

龍也「残念だったな。お前はもうその技は使えねえよ。ラフプレーしか能のないクズに成り下がったな」

 

魔王「黙れ…!黙れぇぇぇ!!」

 

龍也(バカだな…そうやってずっとキレてろよ)

 

まんまと挑発に乗って怒りまくる魔王。そして、すぐに体勢を立て直して走り去った龍也に食ってかかる。

 

 

龍也「まだ来んのか。…まぁいっか。それよりこっちだ!」

 

イシガシ「抜かせはしません!」

 

ヘンク「あなたは本当に腹が立つ男だ!!」

 

まだ追ってくる魔王を尻目に自分に向かってくる2人を相手する龍也。

 

 

魔王「もうあんな技など必要ない!これで死ねぇぇぇ!!」

 

魔王は共鳴の発動を諦め、本来の自分が使う技を龍也に発動。龍也に対して殺意を持って魔界のオーラの塊を上空からぶつける。

 

 

魔王「ゴー・トゥ・ヘル!!」

 

 

 

ーーードゴッッッッッ!!!!!!

 

 

「ぬわああああああーーーっ!!」

 

魔王の放ったオーラが直撃。鈍い音が響く。

 

 

魔王「フハハハ!!俺をコケにした罰だ!!」

 

 

ピー!!

 

魔王「っ!?」

 

鈍い音の後すぐに反則を伝える笛が鳴り響いた。どうやら魔王はファールを取られたようだ。

 

 

 

龍也「何やってんだお前…味方にそんな危険な技当てるなんてよ」

 

魔王「なに…!?」

 

なんと龍也はボールと一緒に別の場所でピンピンしていた。つまり龍也にゴー・トゥ・ヘルは当たっていない…

 

 

 

ヘンク「あが…ぐふ…」

 

当たったのはヘンクだった。龍也は魔王の技をすぐにかわし、龍也の前にいたヘンクに技が当たったのだ。

 

 

龍也「オレに対する殺意で味方をケガさせる…ガルシアほどじゃないが、充分悪質なファールだな」

 

ファールは味方選手に行った場合でも適用される。現場はペナルティエリアからギリギリ外。ラブライバーズの直接フリーキックとなる。

 

 

 

フラエル「脆弱な人間め…仕方のない奴だ」

 

そう言ってフラエルはヘンクに近づいて女神の力を使う。ヘンクのケガをこれで治した。

 

 

 

ヘンク「ええーい!何をやっているのですか!」

 

ケガを治してもらい立ち上がったヘンクは魔王に怒る。治癒したとはいえ、ケガさせられた事実に変わりはない。

 

 

魔王「黙れ!あの人間は散々俺をコケにしたんだ!絶対に許さん!!」

 

竜平「その結果が相手の直接フリーキックか。普通に迷惑なんだが?」

 

ヘンク「そもそも大海龍也に怒っているのは私も同じなんです!」

 

魔王の反則でデストラクチャーズは再び大ピンチ。悪人達はまたも言い争いをする…

 

 

 

 

龍也「ありゃヒドいな…」

 

果南(松兄)「それにしてもアイツ、善子の技使わなくなったけど、どうしたんだろ」

 

龍也「使えなくなったんだ。善子の過去で見たことを思い出してみたら分かる」

 

果南(松兄)「善子の過去…」

 

 

 

志満『共鳴は何も考えないで、全細胞に意識を広げる技。でも、何かがその集中を邪魔してる』

 

 

 

果南(松兄)「確か千歌のお姉さんがああ言ってたような…あっ」

 

龍也「気づいたみたいだな。そう、『何も考えない』のがあの技を使う条件なんだ。オレに対してバカみたいにキレてる奴がそんなこと出来るか?」

 

果南(松兄)「ムリだね…ひょっとしてやたらと煽ってたのって作戦だったの?」

 

龍也「そうだよ。…だがあそこまで簡単に挑発に乗るとはな…オレ達の世界のダークエンジェルより強いだけで、根っこは変わらないな」

 

龍也が先程魔王をバカにしたのは作戦だったのだ。もちろん龍也は純粋にサッカーしているみんなには酷いこと言わないぞ。

 

 

 

龍也(聞く限りあの『共鳴』は相手にしたら厄介この上ないんだけどな…使ってるのがアイツじゃ宝の持ち腐れだ)

 

向こうの世界の共鳴に興味を抱く龍也。その本領を見れそうにないことにサッカー選手として残念がる。

 

 

果南(松兄)「でもこれで魔王を完全に怒らせちゃったね…」

 

龍也「魔王はヤノサのケガを笑った時点でオレ達を完全に怒らせただろ」

 

果南(松兄)「そう言われるとちょっと妬けちゃうけど、それもそうだね…あんな奴に絶対に負けられないね!」

 

龍也「ああ…!」

 

 

 

 

魔王「む…!あの人間には連れがいるのか」

 

ヘンク「そうですねぇ。大海龍也は松浦果南とお付き合いしています」

 

魔王「そうだ!あの女を潰せば…!」

 

ヘンク「やめなさい!!これ以上の勝手は本当に許しませんよ!!」

 

また蛮行に走ろうとする魔王を制止するヘンク。一方でラブライバーズはキッカーが決まり、いよいよフリーキックに移る。

 

 

 

 

翼「…」

 

直接フリーキックのキッカーは翼。ボールを反則が行われた地点に置く。

 

 

翼「いけェ!」ドガァっ!

 

翼はボールを蹴り出す。ボールはゴールへ進む…と思いきやうまいこと左に逸れる。

 

 

シュナイダー「よし…!」

 

栗松「おわああ!」

 

蹴り出されたボールはシュナイダーのもとへ。栗松が競り合うが、シュナイダーはそれを弾き返してボールをトラップ。

 

 

 

シュナイダー「ネオファイヤー!」ドガアァァッ!!

 

そしてすぐにネオファイヤーショット。ペナルティエリア内から竜平からゴールを奪いにかかる。

 

 

竜平「《極魔神ガニメデビル・四式》!!」

 

今度は化身を出せた竜平。魔神と共に右手をネオファイヤーショットに向けて突き出す。

 

 

竜平「マジン・ザ・ハンド!!」

 

 

ドオオォォンッ!!

 

 

竜平「ぬぐっ!?」

 

しかしやはり威力が強すぎる。マジンの右腕がネオファイヤーショットを抑えた瞬間、手に衝撃が走って押し込まれる竜平。

 

 

 

竜平「うわあああーーっ!!」

 

魔王「させんぞぉ!!」

 

竜平は吹っ飛ばされるが、魔王とフラエルがカバーに入る。これで失点したら魔王のせいでトドメを刺されるのと同義。それを避けるために足掻く。

 

 

魔王、フラエル「シャドウ・レイ!!」

 

 

――――――バキイィィィィン!!!!

 

 

シュナイダー「チっ!弾いたか!」

 

魔王とフラエルは力を振り絞ってネオファイヤーショットを上に弾く。残念ながらゴールとはならなかった。

 

 

龍也「天馬!竜太!決めるぞ!!」

 

竜太(ジオウmix) 天馬(アーサーmix)「おう!!」

 

しかしこぼれダマに龍也と竜太、天馬が反応する。龍也と天馬はそれぞれの利き足でファイアトルネード、竜太はその間から前転からのジャンピングキックシュートを放った!!

 

 

龍也 竜太(ジオウmix) 天馬(アーサーmix)「超・ファイアトルネードTC(トリプルクラッシャー)!!!」

 

 

ボオオォォォォォッ!!!シュートは爆炎の竜巻となって再びデストラクチャーズゴールへ襲い掛かる。キーパーは吹っ飛び、魔王もフラエルもカバーに入れない。

 

 

ヘンク「デーモンカット!!」

 

ヨシコ「………ケルベブレイク」

 

しかしシュートブロックがまだ残っている。悪魔をかたどったブロックと堕天使の力を使ったブロックが爆炎を防ぎにかかる。

 

 

ヘンク ヨシコ「ぐわああっ!!」

 

しかし龍也達の放つ究極のファイアトルネードの前には手も足も出ず。2人ともすぐに吹っ飛んでしまう。爆炎のシュートはそのままデストラクチャーズゴールに向かう。

 

 

 

 

ドガアァァァァァン!!

 

 

フラエル「ぐあああっっ!?!?」

 

バシュウゥゥゥゥン!!!!ファイアトルネードTCは、そこにいた魔王とフラエルを吹き飛ばす。ラブライバーズに5点目が入った。

 

 

 

竜平(とんでもない力だ…この力さえあれば『ハーデスト』が地上を支配することは容易い…!)

 

この圧倒的な力を欲しがる竜平。龍也達の…いや今のラブライバーズの出すこの実力はもはや悪党たちを全く寄せ付けない。

 

 

 

魔王「クソがぁぁぁ!!人間如きが俺をとことんまでコケにしやがってぇぇぇ!!!」

 

一方でこの失点の原因となった魔王はなお激昂し続けていた。生まれてから一度もここまで人間にボコボコにされることなど、夢にも思っていなかったのだろう。それに怒ってヤケクソなラフプレーを仕掛けた結果がこれである。

 

 

アスタ(なんてザマなんだ…これが憎しみの先にあるものなのか…)

 

アスタはその魔王を見てどこか不安を覚えていた。魔王は決して弱くはない。むしろ強い。この試合でもデストラクチャーズ全ての得点に貢献していた。

 

…しかし今の魔王は…龍也に対して激しい憎しみをぶつけようとするもそれが出来ず、苛立ち喚くばかり…試合の最初に見せた強さはもうほぼ残っていなかった。

 

 

 

アスタ(もしこれが姉さんの辿る末路だとしたら…オレは…!)

 

 

ラブライバーズ   5

デストラクチャーズ 2

 




Q:原作でサニデイジャパンを苦しめた魔王をここまでボコして大丈夫なんですか?

A:向こうが終盤に入り掛けなのに対し、こちらは本編終了後。そのためその分実力には開きがあり、魔王相手に有利に戦える比率も上がります。また、今回は龍也くんが魔王の相手を主に勤めていましたが、魔王にとって相性が絶望的に悪いです。

ラフプレー→体が女の子なので男で鍛えてる龍也には弾かれる

ゴー・トゥ・ヘル ブラックサンダー→タネが分かっている上、覚醒前のダイヤでも余裕でかわしていたため、龍也にはまず命中しない

共鳴→《完全無欠の模倣》で相性のいい技をぶつけられる・本家と違い不完全なので、そもそも龍也のテクニックで普通にかわされる可能性すらある


また、今回の話を描くにあたって輝こうで魔王が出るところを見直していましたが、見返すうちに「コイツは絶対ボコボコにしてやる」という気持ちが出ました。前世(輝こう本編)でコイツはそれくらい罪を犯しています。


ただし、ただボコすために呼び出すのは貸してくださった《ルビィちゃんキャンディー》さんに失礼だと感じたので、こうして1ゴール1アシストという活躍も加えました。どう考えてもおつりがくるレベルのやられっぷりですが、それでもデストラクチャーズには一番貢献しています。
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