―グラウンドー
南葛戦に向けて練習する千歌たち。まずはシュートチェインの練習だ。
ダイヤ「ドライブシュート!」ドガァ!
鞠莉「ロベッシャイニー!」ドギャン!
さすが3年組。上手く出来ている。しかし…
果南「スピニングカット!」ビギィィン!
フレイ「キラーブレード!」シャキィィン!
守備側も2人がかり。守備が勝っていたようで、シュートは止められる。
ダイヤ「くっ…100%シュートの力を引き出せていませんね…」
鞠莉「シュートチェインはそんなものよ。100%にはならないわ。よくて80%ってところかしら」
シュートチェインは良いことずくめではないのだ。他にも、実戦では選手の配置に苦労するという欠点もある。
曜「千歌ちゃん、実は…一緒にやりたい必殺技があるんだ」
千歌「一緒にやりたい必殺技?」
昨日の放課後に遡る。
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鞠莉「千歌っちと一緒に何かしたかった?」
曜「うん。そもそも私がサッカーを始めたのも、千歌ちゃんと一緒に何かを成し遂げたかったからなんだ…でも、クラブにいた時も、今も、千歌ちゃんはみんなと話して、私とはあまり話さなくなって…ひょっとして、千歌ちゃん、私と一緒はイヤだったのかなって…」
鞠莉「えいっ!」
曜「いてっ」
鞠莉はチョップ。曜にアドバイスする。
鞠莉「要は千歌っちのことが好きなのでしょう!本音でぶつかりなさい!」
曜「本音…」
鞠莉「そうね。あなたたちにピッタリな技を教えてあげるわ。千歌っちと本音でぶつかれば身に付く、シュートチェインにも使える2人技よ!」
これが2人で撃つシュートをつくり出そうと思ったきっかけである。
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千歌「あのシュートかぁ…いいね!私も曜ちゃんと出来たら嬉しいよ!」
曜「うん…絶対完成させよう」
千歌と曜は必殺技の練習を始める。どんなシュートかは、ひ・み・つ。
千歌「せーの!」どがぁ
バシュン!
千歌「ダメだ。威力が低い。これじゃ普通のシュートと変わらないよ」
曜「次はもっと力強くやってみよう。今度は私がかけ声やっていい?」
千歌「いいよ。もう一回やってみよう!」
曜「せーの!」
バギィ!
千歌「いったーい!」
曜「し、しまった!大丈夫!?」
曜は千歌のアキレス腱を蹴ってしまう。これは痛い!
千歌「だ、大丈夫…でも、次蹴られたらブッチンしちゃうかも」
曜「ど、どうしよう…」
完成せずにいる間に、監督がきて別の練習になった。
風見「みなさんにやってもらう必殺タクティクスは攻撃と守備で2つあります」
風見はタクティクスカードを見せて説明する。
梨子「えっと…バミューダウェーブ?」
ルビィ「守備の方は…ボックスロックディフェンス?」
風見「必殺タクティクスの中では簡単な部類です。バミューダウェーブは3人でトライアングル状にパスをまわし、そのトライアングルの中にいる選手を念動波で一定時間弱体化させます」
善子「なんかすごいわね。とにかく、相手を弱体化させられるならかなり有利ね」
ダイヤ「強力な選手が多い南葛にはかなり効果的ですわね」
風見「ボックスロックディフェンスは4人でドリブラーを囲み、隙をついて一斉に襲いかかるタクティクスです。こちらは特に弱体化などの効果はありません」
ルビィ「要するに…大規模なマークだね」
フレイ「岬太郎や新田瞬がドリブルしてる時に使うのがいいかも」
風見「使用の際の注意点も言っておきましょう。まず、2つとも自陣でしか使用できません。敵陣の攻めはあなたたち自身でこなしてください」
風見「もう一つは、先程簡単な部類と言いましたが、破られるのも簡単です。状況をよく見て、なんでも必殺タクティクスに頼らないこと」
こうして必殺タクティクスの練習が始まる。
梨子「必殺タクティクス!―バミューダウェーブー」
梨子、ダイヤ、フレイでバミューダウェーブをやってみる。
梨子「えい!」パスッ
フレイ「ダイヤ…ってあれー!」パスッ
タクティクスの発動にはダイレクトパスをしなければいけない。しかし回転がおかしくなり、カーブがかかってしまう。
ダイヤ「とにかくパスをまわします!」パスッ
なんとか梨子に戻して三角形になる。紫の線が引かれているが…
梨子「念動波が出ない…失敗だね」
フレイ「できた!でっかいチーズ!」
ダイヤ「こら!あなたが失敗したのですから少しは反省しなさい!」
今度は曜と善子とアイシー。
善子「アイシー!」パスッ
アイシー「曜ちゃん!」パスッ
曜「ヨハネちゃん!」パスッ
善子「できた!…って、あれ?」
今度はパスが繋がる。しかし念動波が出ない。というのも…
善子「なによこのトライアングル!ぐっちゃぐちゃ!」
曜「そもそも正三角形にならない位置にいたんだ…」
アイシー「船長!しっかりして!」
曜「はは…ぐうの音もでないや…」
船の仕事は距離感、方角は正確でなければ身の安全に関わる。すみません。知らないのに適当なこと言いました。
続いてボックスロックディフェンスの練習。
鞠莉「さァ、マリーからボールを奪ってみなさい!」
花丸「望むところずら!」
鞠莉がドリブル役。タクティクスは花丸、ルビィ、ダイヤ、千歌がやる。
ダイヤ「今です!わたくしから!」
鞠莉「ざんねん!」
ルビィ「えいっ」
鞠莉「軽い軽い!」
花丸「今ずら!」
鞠莉「ひょいっと」
千歌「今…いや、やめとこ」
ダイヤ「ちょっと!最後までやってください!」
鞠莉「いや、もうムリよ。そもそもディフェンスとディフェンスの間隔が長すぎるし、それで一定間隔だから普通にかわせるわ」
ダイヤ「メンバーを替えて、間隔を短く不規則にしましょう」
今度はフレイ、善子、ダイヤ、ルビィでやってみる。
ルビィ「ルビィから!」
鞠莉「かわす!」
ダイヤ「今です!」
ドガァ!
ルビィ「ピギィ!」
接触事故発生。間隔が短すぎたのだ。
ダイヤ「ルビィ!!ああ、なんてことを!我が妹をふっとばすなんて、切腹ものの失態です…!」
フレイ「切腹!日本でよく聞くけど見てみたい!」
善子「するな!フレイもなにノリノリになってるのよ!」
その後も2つのタクティクスを様々な組合せでやってみた浦の星イレブン。何回もやっているうちに、日が暮れてしまった。
風見「そこまで!さすがにこれ以上は時間的にまずいです。また明日、練習を重ねて成功させましょう。この調子なら2日後の南葛戦の時にはどの組合せでもいけるようになると思います」
ダイヤ「わかりました…」
梨子「無限に時間があるわけじゃない…どこまでいけるんだろう」
千歌「大丈夫!成功している人もいるから、絶対できるよ!」
今のところ、タクティクスを安定して成功させられるのは果南、ダイヤ、鞠莉、アイシー、ルビィ。他の部員は、成功することもあるが、メンバーが違ったりすると息を合わせられなかったりする。
息を合わせると言ったらこっちの問題も。
曜「2人で撃つシュート、やっぱり難しいよ…」
鞠莉「千歌っちに本音は話したの?」
曜「話してない…」
鞠莉「そんなんじゃ出来なくて当たり前デース!」
曜(分かってるけど…どうしよう)
翌日も同じ練習をしたが、2人で撃つシュートは完成しないまま試合の日になってしまった…
―夏の高校サッカー予選決勝―
チャーリー「静岡県大会もいよいよ決勝!昨年優勝の南葛高校と、今年設立されたばかりの浦の星女学院の試合が始まります!」
チャーリー「浦の星はこの静岡県大会で今までの全てのチームに大差をつけて勝利しています!岬君が率いる南葛をも破ってしまうのでしょうか!?」
―MEETING―
ダイヤ「今更言うまでもありませんが、相手は今までとは比べものにならない程強力なチーム。優勝候補筆頭と言われています」
鞠莉「善戦しても勝てなきゃそこでジ・エンド。だからここが踏ん張り所よ!」
風見「GK森崎は全日本ジュニアユース経験者なだけに普通のシュートは弾かれる可能性が高いです。必殺シュートで周りのDFごと吹き飛ばしてゴールさせてください」
風見「必殺タクティクスはキャプテンである岬、ストライカーである新田に使ってください。何度も使えるような代物ではないので、それ以外の選手は普通のディフェンスで取るように」
風見「今回ばかりは常に全力を出して、出し惜しみせずに戦ってください。鞠莉さんの言うように、ここで体力を使い切るつもりで!」
千歌「みんな!絶対勝って全国に行くよ!」
各自ポジションにつく。果たして優勝候補の南葛を破る事は出来るのか…
今回、他のラブライブ!×イナイレ作者さんの話を見て盗作にならないように書いていました。ある意味一番苦労したかも知れない…
この中でどれが好き?
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ラブライブ×イナイレ
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キャプテン翼(原作漫画)
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キャプテン翼(テクモ)
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キャプテン翼たたかえドリームチーム