南葛 浦の星「ありがとうございました!!」
両チーム挨拶をした。会場は歓声に包まれていて、浦の星を讃える声が聞こえる。
チャーリー「まさに はくねつの
めいしょうぶ!
うらのほし げきとうのすえ
かちとった しょうりです!」
解説のチャーリーもこのように興奮。
岬「負けて悔しいけど、今は君たちのことを讃えるよ」
ダイヤ「ぜ、全日本ジュニアユースの方に褒めてもらえるとは…!これは夢…!?はわわ!」
新田「おいおい、さっきまでの気迫からは考えられない奴になってるぞ」
鞠莉「ジュニアユース大会の知識は何でも知っている…そんな人だから」
石崎「へええ。気に入ったぜ。これから練習見てやっても…」
井沢「お前は!俺らと一緒に受験勉強だ!」
来生「元々はサッカー推薦をとる予定だったけど、こうなったら今のうちに志望校を決めて勉強だな」
千歌「大学…そうだ、私たちどうすれば」
浦の星は廃校が決定している。理事長の鞠莉が手を打つだろうが、それでも将来は不安だ。
岬「君なら、サッカーで海外留学も出来るんじゃないか?」
千歌「えっ!?そんな、大げさな」
岬「大げさじゃないさ。少なくとも、僕たちを破って全国に行くだけの力を持っているんだ」
来生「さっきサッカー推薦の話をしていたけど、優勝出来れば推薦もらえる確率が大幅に上がるぞ」
滝「V2が出来れば文句なしでキャプテンは推薦されるぞ!」
石崎「まっ、俺らは中学でV3を成し遂げたが、勉強して南葛高校に入学したんだけどな」
井沢「一緒に受験勉強したのはいい思い出だな」
いつの間にか受験の話に。
岬「まあ、そのためには冬の高校サッカー選手権を優勝するんだ」
千歌「もちろん!そのつもりです!」
ダイヤ「全日本ジュニアユースの選手と試合が出来る…!これは普通なら出来ない、大変貴重な機会ですわ!」
花丸「あの日向小次郎とも…!」
善子「勝負するでしょうね」
新田「日向に憧れてるのか?」
花丸「はい!それでサッカー始めたずら!」
岬「小次郎か…」
新田「あー!羨ましいなぁ!」
日向小次郎は全日本のエースストライカー。新田より強力なのだ。新田、君にも憧れる人はいるよ、きっと。
チャーリー「おォー-と!速報です!ただいま北海道予選決勝も終了しましたが、とんでもないことになっています!」
千歌「北海道?」
岬「松山くんがいるところだ。まさか松山くんも…?」
チャーリー「ふらの高校と鎌聖学園の決勝戦の結果です!」
―北海道―
ふらの高校と鎌聖学園の北海道予選決勝が行われていた。スコアボードに表示されていたのは…
ふらの 12
かませい 0
チャーリー「ふ、ふらの高校、とんでもない勢いで北海道予選を勝ち抜きました!予選は全て2桁得点で圧勝!」
どこにでもいるチャーリー。それはともかく、ふらのはサッカーとは思えない、恐ろしいスコアで勝ち抜いていた。
チャーリー「ふらの高校のキャプテンは全日本ジュニアユースの闘将、松山光くん!今年こそ優勝をと誓い、高校最後のサッカーを戦っています!しかし、それだけがこの点差を生み出してはいません!」
松山「お疲れ。お前たちのおかげで予選を圧勝できた。全国の奴らも驚いていると思うぜ」
「そんな…もったいない言葉です」
松山「そう照れるなよ。この結果が鹿角姉妹のおかげだって表してるさ」
チャーリー「今年は男女混合サッカーとなりましたが、ふらの高校には強力な女子選手が加入したようです!」
チャーリー「特に、GKの鹿角聖良とFWの鹿角理亜は、今北海道で最も注目の選手!全国大会優秀選手の最有力候補です!」
聖良「理亜、全国大会でもこの調子でいきますよ」
理亜「はい。姉様」
―静岡―
速報を聞いていた南葛、浦の星メンバーは驚きを隠せない。
石崎「12-0!?いくら松山でもそこまでは出来ないだろ!」
岬「どうやら松山くんは強力な女子選手を味方にしたようだ」
鞠莉「インターネットでサッカーの事を調べていたら、鹿角って苗字の人がとても注目されていたらしいわ」
千歌「優秀選手最有力候補とまで言われるなんて…一体どんな人たちなんだろう」
ダイヤ「研究してみますわ」
岬「ああ。その方がいい。松山くんだけでも僕たちと互角に戦える。恐らく今年のふらのとの試合、今日より厳しい戦いになりそうだ」
新田「全国大会観戦するか…」
井沢「そうだな、頼んだぞ。俺たちは受験だけど、女子サッカーに興味が出てきた。是非とも情報を俺たちにも見せてくれ」
石崎「その中に俺のタイプの女の子いねえかな~?」
来生「お前…」
滝「確か、翼がいるブラジルにサッカー協会の片桐さんの妹が研修に行ってたけど、可愛いって話題だったぞ」
石崎「えっ!?ホントかよ!」
いつの間にか変な話題に。とにかく、浦の星は帰って、本日の試合の振り返りと全国に向けた練習だ。
―小原家―
ダイヤ「それでは…浦の星の勝利を祝して、乾杯!!」
予選を勝ち抜き、全国にいけた祝勝会だ。
千歌「今日は善子ちゃんの新技のおかげで勝てたよ」
善子「ふっふっふっ…救世主ヨハネよ」
フレイ「よっ!救世主!!」
梨子「こら!調子に乗らない!」
フレイ「まあまあ。調子と乗り物には乗れっていうでしょ?」
梨子「そんな言葉聞いたこともないわよ…」
果南「ところで、あの技の名前決めてるの?」
善子「え?スピニングカットじゃないの?」
果南「あー、状況が状況だったから気が付いてないんだ。あれ、衝撃波が紫色だし、出方も違うし、別の技だよ」
善子「そう。じゃあ、堕天使ヨハネらしくデーモンカットと名づけさせてもらうわ」
千歌「ところで鞠莉ちゃんは?」
ダイヤ「ふらの高校について監督と調べています。私も、あの成績には驚きを隠せませんわ」
鞠莉「なるほどねぇ。あの点差のカラクリが分かったわ」
風見「はい。こういう選手は今まで見たことがないですね」
千歌「分かったって、ふらの高校のこと?」
鞠莉「あら千歌っち、いたのね。あなたもふらの高校のことが気になるの?」
千歌「うん。あんなにすごいチーム、早く試合してみたい」
鞠莉「そうね…せっかくだし、鹿角って選手2人がすごいってこと教えてあげる」
風見「今から対策してもいいレベルで強いチームですからね」
鞠莉「あの2人はね…」
おっと!ここで全部話してしまっては鹿角姉妹のメンツがたたないというもの。君たちが知るのはもう少し先だ。
千歌「ところで、まだ料理があるから一緒に食べよ?」
鞠莉「オフコース!お祝い事はみんなでエンジョイ!トゥゲザーしましょ!」
―???―
どっかのサッカーチームで、見たところ日本ではなさそうだ。
「日本に来い?」
「はい…誠に勝手ですが、私の教え子のためにも、この通り…」
男は土下座をした。どうやら日本人のようだ。
「私たちに日本にサッカーしに来てくれ。って言われても…」
「いいでしょう」
「監督!?ダメって言うと思ったのに…」
「本当は気が進みませんが…マリを連れ戻すためにも日本に行くべきでしょう」
「それでは、引き受けて下さるのですか?」
「先程申したように気は進みませんが、ひとまず利害の一致ということでこのチームから2人、日本に行ってもらいます」
「ありがとうございます…!」
これが千歌たちの戦いに大きな影響を及ぼすことを、彼女たちはまだ知らない…
必殺技解説
デーモンカット 必殺ブロック 使用者 津島善子
えっと…原作では誰が使ってたんだっけ?それはともかく、堕天使ヨハネにベストマッチな技。しかし、意外に他の作者さんは覚えさせてない。
2章も楽しみにしてくれたら嬉しいです。あと、「1章お疲れ様です」とか感想をくれたら嬉しい。
特別編を新しく上げました。今後の方針とかも記しているから是非見て下さい。
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