―浦の星の練習場―
ダイヤ「さあ、いよいよ準決勝!松山選手が率いるふらの高校との戦いです!もちろん要注意選手は松山光!!」
鞠莉「松山だけじゃないでしょ。あの姉妹を忘れちゃダメよ。ドントフォアゲット!」
ダイヤ「分かっていますわ!この大会用ホテルに入ってから…突然押しかけてきて悔しい思いをさせられましたからね…」
千歌「鹿角姉妹…聖良さんと理亜ちゃん…!」
ここからは、鹿角聖良と鹿角理亜の2人との関わりについて…ちょっと長くなるが話していこう…
―全国大会1回戦開始前―
大会用ホテルにたどり着いた浦の星。
千歌「ここが大会用のホテル…」
ダイヤ「わたくしたちは、これから優勝するか、負けるまでこのホテルに泊まりこみです」
果南「それで、まずは何しよっか?ランニング?」
ルビィ「流石に移動した後でそれは辛いよ…。あ、丁度お昼ごはんの時間!」
鞠莉「じゃあ、このホテルの食堂に行ってみましょう」
花丸「賛成ずら!福岡や沖縄の食べ物もあるかなぁ…」
善子「食べ物全国大会じゃないのよ、ずら丸」
―ホテルの食堂―
全員食事を済ませて、食器を戻しに行く。
花丸「タコライス美味しかったずら…」
善子「ホントに特産物があったのね」
花丸「マルは麵が嫌いだから食べなかったけど、福岡の豚骨ラーメンや北海道の味噌ラーメンもあったずら」
ガシャアン!
花丸 善子「!?」
皿が落ちた音がした。
善子「あれは…ルビィ?」
善子が目を向けた先には、あの男と今回の目玉である鹿角姉妹がいた。
松山「大丈夫か?ケガはないか?」
ルビィ「うゆ…うう…」
どうやら食器を持っていく際に松山とルビィが接触してしまったようだ。ルビィは人見知りだからか、何も言えずおびえていた。
理亜「ちょっとあんた、何か言う事あるでしょ」
ルビィ「ピ…!ごめん…なさい」
理亜「ハッキリ言いなさいよ!!」
聖良「ちょっと、理亜…」
松山「おい!やめろ!!」
おびえるルビィをさらに追い詰めるともとれる理亜を、松山が一喝する。
ダイヤ「ルビィ!何かあったのですか!?」
ルビィ「うう…おねえちゃん…」
松山「この子のお姉ちゃんか?すまない。ちょっとぶつかってしまったみたいでな…」
ダイヤ「こ、これは松山選手!はわわわ」
松山「……」
ルビィ「お姉ちゃん…ご、ごめんなさーい!!」
ルビィは顔をとっても赤くして、ダイヤを連れてその場から去ってしまう。
理亜「なんなのよ…あいつら」
松山「それはこっちのセリフだ。何もあそこまで言うことないだろ」
理亜「ああいう時、謝るのは当然だと思いますけど?」
聖良「理亜、もうやめなさい!あの人たちは確か浦の星女学院のメンバーでしたね…後で謝っておきます。でも、松山さんも少し口調が荒かった気が」
松山「それは…すまない。こういう食堂に苦い思い出があってな…」
―浦の星の練習場―
昼食を終えて、練習をしている浦の星イレブン。その途中で…
聖良「浦の星女学院の方ですね?」
ダイヤ「あ、あなたは…先程の」
聖良「ふらの高校のGK,鹿角聖良です。先程はそちらに迷惑をかけてしまって…本当に申し訳ありません」
果南「何かあったの?」
ルビィ「ルビィが食堂でぶつかっちゃって…本当にごめんなさい!」
聖良「いえ。私がぶつかったわけではないのですから。ほら、理亜」
理亜「ごめんなさい…」
理亜は食堂からは考えられないほど、素直に謝った。
聖良「そうだ。折角ですし、私とPKをやってみませんか?」
千歌「PK?1対1でシュートを受けてみたいってことですか?」
聖良「はい。浦の星女学院のシュートを受けてみたいんです。…黒澤ダイヤさん」
ダイヤ「わ、わたくしですか?」
聖良「はい。ドライブシュート、あれかっこいいですよね」
ダイヤ「は、はい!大空翼選手に憧れてあの技を覚えたのですわ!」
聖良「大空翼…ですか」
2人はPKの準備に入る。
ダイヤ「いきますわよ!」
聖良「いつでもいいですよ」
ダイヤはドライブシュートの体勢に(フライングドライブシュートはまだ覚えていません)。
ダイヤ「ドライブシュートV3!」
ドガァァ!!南葛戦以降練習で進化し、さらに強力なシュートとなった。高く上がったボールは鋭いドライブ回転からゴールに向かって猛スピードで急降下!
聖良「ここです…!」
バチィ!
ダイヤ「なっ…!」
聖良はドライブシュートをパンチングで弾いた。反応を遅らせることもなく、吹っ飛ぶこともなくたやすく弾いたのだ。
フレイ「いや、どうせならキャッチしなよ」
聖良「野暮ですね。南葛に勝ったあなたたちの実力は知っています。さっきのシュートもいいシュートでした」
聖良「ですが…この大会で勝つのは私達です」
そう言って聖良たちは去っていった。
ダイヤ「くっ…!」
善子「ルビィのことは事故だったけど、初めからあれをやるために来たのでしょうね」
千歌「噂には聞いてたけど、あれが聖良さんの実力…!」
ルビィ「二人とも圧倒的な差で予選を勝ち上がってきた…」
こんな形とはいえ、鹿角姉妹に差を見せつけられた千歌たち。これが因縁の始まりである。
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―時は戻り…全国大会準決勝前―
ダイヤ「あの時は悔しい思いをさせられました…しかし、今はもう止められたりはしません!」
千歌「私たちの必殺シュートをぶつければ…!」
「おーーっと!それは危険だぜ!」
何者かの声が聞こえる。全員そちらの方を向くと…
千歌「新田…選手!?」
ダイヤ「三杉選手まで!」
新田「そんな他人行儀で呼ぶなよ。新田か新田君でよろしくな。オレ、1年生だし」
三杉「そうさ。僕たちと試合して勝ったんだ。もうそう呼ばれる程遠い存在じゃない」
ダイヤ「そんな。滅相も…ところで危険というのは?」
新田「そりゃ、今ある必殺シュートで勝ちにいくことさ」
三杉「実はここに来る前、ふらのの練習場を見に行ったんだ。鹿角聖良…彼女は特訓を経て進化した松山のイーグルショットを止めることが出来る」
ダイヤ「な!松山選手のイーグルショットを!」
フレイ「そのイーグルショットってどれぐらい強いの?祖国のキーパーを少し惑わしたのは知ってるけど…」
三杉「君はドイツ人だったね…つまりミューラーのことか」
新田「強さか?かなりざっくりしてるが、俺の隼ボレーより強い!そして、最近はどれだけ遠くから撃っても全く威力が落ちなくなった!」
フレイ「なにィ、なんて反則シュートなんだ」
善子「あんた…わざと言ってる?」
三杉「話を戻すと、鹿角聖良は強力な必殺セービングを2つ持っている」
曜「ふ、2つ!?」
花丸「今まで必殺セービング持ちとは当たってないのに…」
三杉「一つは、ゴールをカーテンの様に覆ってシュートの勢いを殺す。もう一つは、自分の腕に力を集中して強力なシュートを止める技だ」
鞠莉「うーん、厄介ね。ここはマリーの最強シュートをアンロックよ!」
果南「最強シュート?」
鞠莉「ええ。シャインドライブじゃイタリアで戦うには足りない。そのために覚えた現時点でのマリーの最強シュートよ」
善子「すごいわね…こうなったらヨハネも闇のシュートを…!」
梨子「私たちはディフェンス!その…よく分からないけど、イーグルショットってとても強いんでしょう?後、理亜って人も…」
風見「その通りです。ふらのの試合をビデオで見ましたが、あの圧倒的差は鹿角理亜によって生み出されています」
三杉「彼女はあらゆる浮き球に対応することが出来る柔軟なストライカーだ。もちろんドリブルからのシュートも得意としている」
風見「まあ、ビデオを実際に見せた方が早いですね。では、集合して下さい」
こうして全員でビデオを見ることに。果たしてふらのはどのような試合展開をしていたのか…
ダイジェストって、場合によっては事後処理が面倒になってしまう事が分かったボクでした。
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