―浦の星グラウンド―
決勝のための練習だ。三杉や新田も引き続き協力してくれる。しかし、さらに3人、協力者が増えた。
聖良「よろしくお願いします」
千歌「せ、聖良さん?それに、松山さんと理亜ちゃんも!」
松山「このまま帰るのはもったいないからな。決勝は見ていくぜ。そして、俺も三杉や新田と同じようにお前たちには才能があると思っている。練習に付き合わせてくれ!」
ダイヤ「ありがとうございます!これは、ここにいるメンバーだけで全日本ユースが作れそうですわ!」
理亜「あんまり調子に乗らない方がいいわよ?」
ルビィ「いじわる!お姉ちゃんは理亜ちゃんたちのことすごいって言ってるのに!どうせルビィ達なんて数合わせが関の山だもんね!ふんだ!」
理亜「何よコイツ!」
聖良「理亜、落ち着いて。理亜だって私のことバカにされたらいやでしょう?」
三杉「まあ、君たちが全日本ユースとして戦うこともおかしい話じゃない。少しは自分に自信を持つんだ」
新田「プライドも勝ちたいという想いを支えるためには必要だぜ」
千歌「えーと、東邦の対策ではどんな練習をすればいいんだろう…」
松山「東邦は攻め込むこと自体は簡単だ。俺や三杉ほどの指揮者がいないからな」
一応沢田がいるが…やはり三杉や松山には及ばないのが現状だ。
鞠莉「そうはいかないわ。マオがいるから」
曜「マオさんって、どんな人なの?」
鞠莉「マオは…マリーの妹分!この日本でマリーが見守る中、ママからボーン!ってなって…」
新田「誰が生い立ちから話せと言った!」
善子「こんなところで仮面ライダーごっこなんかするな!」
なんだよ冷たいなあ。第一、幻日のヨハネの展開次第じゃ、君も作者の手でライダーとのクロスオーバー二次創作が作られるかもしれないんだぞ。
鞠莉「話が逸れたわね。マオはDFよ。マリーより前にイタリアで活躍していて、今では【カテナチオの支配人】という異名を持っているわ」
善子「支配人…」
千歌「か、カテナチオ?」
松山「イタリア特有の守備戦術だ。ほとんどの選手が下がって、前線の数人で点を取りに行く。強力なFWがいる東邦がそれを出来るなら、かなりの脅威だ」
花丸「強力なFW…日向さん、出れるのかな…」
ダイヤ「出ますわよ?どうやら先日、記者が東邦に行って監督が出場すると明言した記事がインターネットにあります。まったく、日向さんのファンなら…」
花丸「うう、ごめんなさい。マル、機械は苦手ずら…」
果南「とにかく!日向さんが出ると分かったんだから、それ前提でどうするか考えないと!」
フレイ「前回の試合から振り返るのが一番だよ。千歌ちゃん、梨子ちゃん、最後に松山と鹿角のシュートを止めようとした時のこと、覚えているでしょ?」
梨子「そういえば…3人で押さえたらマジンに変化が起こったような…?」
松山「特訓する価値は十分にあるな。日向の事情は聞いている。そこから考えると、恐らくあいつのシュートはブリザードイーグルを超えると仮定した方がいい」
千歌「そうか…早速やってみよう。松山さん、理亜ちゃん、お願いします」
松山「わかった。いくぞ!」
理亜「手加減はしないから覚悟しなさい?」
こうして、3人でセービング練習が始まった。
理亜 松山「ブリザードイーグル!」
氷を纏った荒鷲が、千歌に向かっていく!
千歌「マジン・ザ・ハンド改!」
フレイ「よし!後ろから支える!」
梨子「千歌ちゃん、痛いけど我慢してね!」
ドオォン!!マジンの手にシュートがぶつかる。しばらくすると…
ドッキイィィン!
千歌「おっ!」
フレイ「集中!このまま支え続けて!」
前回異変が起きたところまでいった。集中して引き続き支え続ける。しかし…
ドッッカァァン!
千歌 梨子 フレイ「わあああ!?」
マジンが爆発してしまった。
理亜「あれは…オーラが一つに集まったような」
千歌「もう1回お願いします!」
松山「ちょっと待ってくれ。三杉に見てもらう」
そして、同じ練習をやった。
三杉「なるほど…」
松山「俺もあいつらがどうなっているのか、感覚的には分かるが…上手く説明できないんだ。三杉、お前ならうまく言葉に表せないか?」
三杉「説明してみるよ。松山くん、君は僕が元々いた場所に行って欲しい」
松山「任せておけ。いくぞ、理亜」
松山は理亜と別の場所へ。
三杉「さて…君たち3人の技が成功しない原因を考えてみたよ」
梨子「一体、何が原因なんですか?」
三杉「おそらく…オーラのキャパオーバーだ」
千歌「オーラの…キャパオーバー?」
三杉「僕たちは全員オーラを持っている。必殺技を使う際、ボールとかどこかにオーラが発現するだろう?マジン・ザ・ハンドの場合は、マジンのオーラが出てくる」
三杉「そのマジンを中心に他2人のオーラを1つにあわせるのが今回の技だ。しかし、マジンのオーラはその2人のオーラを受け止めきれない」
食事に例えれば、千歌のマジンのオーラが消費者、梨子とフレイのオーラが食べ物(栄養)だ。食事をすることで、食べ物から栄養を得て強くなるはずだが、マジンはお腹いっぱい、全部食べきれないのだ。
梨子「改善するなら、私たちが流すオーラを上手く加減する必要があるってことですか?」
三杉「そうだね。でももう1つ方法がある。それは高海さん、君がマジンのオーラをさらに強めることだ」
千歌「三杉さんとの試合のように…」
胃が大きければ、簡単にはお腹いっぱいで破裂したりしないということだ。もちろん、威力も千歌が強くなる方が大きい。
梨子「でも、それじゃ千歌ちゃんに大きな負担が…」
千歌「大丈夫。出し惜しみなんてしていたら負けちゃうよ」
そう言って千歌はマジンを強くする特訓を始めた。他のみんなと混じって実戦形式で技を使っている。
その他のみんなも、必殺技を使って練習している。まずはドリブル練習だ。
果南「いくよ!スピニングカットV2!」
アイシー「ぬくっ、オーロラドリブル!」
果南が必殺タックルを放ったら、なんとアイシーが新しい必殺ドリブルを使った。
善子「今のは…」
アイシー「記憶を取り戻した時、一緒に思い出した技よ」
フレイ「なるほど…そうだ、他に仲間が使っていた技とかを教えるとかは出来る?私たちもオフェンス・ディフェンスの穴を埋めておきたいからね」
アイシー「この技とかどう?回って…」
続いてシュート。
聖良「ふっ!」ガチィ!
ダイヤ「くっ…やはり強力なキーパーですわ」
聖良「そちらこそ。シュートに磨きがかかっていますよ」
花丸「ところで、若島津さんを破るならどれぐらい強いシュートが必要なんだろう?」
新田「東邦の試合も見たが…前より強くなっているのは確かだ。だが鹿角の姉を破れるぐらいのシュートなら、若島津さんにも通用すると思うぜ」
千歌「次は私がシュートするよ!」
フレイ「そうだ、3人でシュートを撃ってみない?」
梨子「最初の練習をシュートに応用するってこと?」
フレイ「うん。準決勝は千歌ちゃんも前に出たからね。3人で強力なシュートを撃つこともあるかも」
千歌「なるほど、やってみよう。ハイボールお願いします」
千歌「はあああ!」
千歌は爆熱ストームの構えに入る。炎のマジンが現れた。
梨子 フレイ「今だ!」ダっ!
その後、2人がジャンプ。
千歌 梨子 フレイ「いっけえぇ!」ドガアァ!!
3人でボールを蹴った。
聖良「アイスブロックⅤ3!」
聖良が必殺セービングを使うが…
聖良「うわあ!?」
ふっとばされた。爆熱ストームより威力が高いようだ。
千歌「これで完成…?」
フレイ「うーん、私たち全員後ろに下がるのが普通だし、自陣ゴールから決められるぐらい強くならないかな?」
聖良「それ、シュートじゃなくてチートですよ。さすがに無理があります」
千歌「でも、キャッチと同じで私が強くなれば、自陣ゴールからとは言わなくても強くなるかも?」
結局、千歌のマジンやそれを使った合体技に関しては、決勝まであまり進展がない状態であった…
―決勝 試合会場―
時の流れは早い。あっという間に決勝戦が訪れた。
チャーリー「こうこうサッカー ラストバトル!
えいこうのはしゃは どちらがなるか?
ヒア~ もえる!」
来たる決勝戦。チャーリーもこのように興奮。
―MEETING―
鞠莉「掲示板を見てきたわ。どうやらサウソンとマオは出場しないみたい」
ダイヤ「最後は留学生に頼らずにいきたいのでしょうか…」
風見「気が変わって出場…なんてこともあり得るので油断はできません。彼女たちがいないうちに必殺技を駆使して点を取っておきましょう」
千歌「みんな!悔いが残らないよう、最後まで精一杯頑張ろう!」
千歌たちがフィールドに出ると、今までとは比べ物にならないほどの歓声が聞こえてきた。
観衆「わああー!東邦!東邦!」
観衆「日向!日向!」
梨子「はわわ…!こんなに歓声が」
曜「決勝だからね。でも、東邦の歓声ばかり聞こえてくるよ…」
知名度は東邦が上だし、そもそも会場が東邦と同じ地域。やはり歓声は東邦の方が大きい。
千歌「聞こえる…!」
ルビィ「え…?」
千歌「聞こえるんだ!私たちを応援してくれる人たちの声が!」
千歌は周りを見渡す。するとそこには…
よしみ いつき むつ「がんばれー!浦の星―!!」
美渡 志満「千歌、ファイト!」
千歌のクラスメイトや姉妹が応援している姿があった。
観衆「浦の星!浦の星!」
ルビィ「本当だ…内浦から応援に来てくれたんだ!」
フォーメーション
GK 若島津
DF 3ばん 5ばん 4ばん 2ばん
DMF 8ばん 6ばん
OMF 沢田
FW 日向 反町
7ばん
FW 鞠莉 花丸
OMF 曜 ダイヤ アイシー
DMF ルビィ 果南
DF 梨子 善子 フレイ
GK 千歌
千歌「よし!!」
掲示板から決勝の始まりを伝えるカウントダウンが流れる…
ポン、ポン、ポン…ピーーーーッ!
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ラブライブ×イナイレ
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