現在1-1。浦の星のキックオフで試合が再開される。
チャーリー「ようちゃん
パスキャッチ!」
7ばん「ここだ!」ズサー!
曜「真ダッシュアクセル!」ダダダダ…!
曜はドリブル技で7ばんを抜く。その後アイシーにパス。
てきの5ばん「もう1度ふっとばしてやる!必殺…」
アイシー「ふん…」くるり
日向「!…おい!今すぐやめろ!」
先ほどの明和特攻スライディング部隊をやろうとしたが、アイシーは後ろを向いた。この状態で飛び蹴りみたいな反則スレスレのタックルを仕掛ければ、ほぼ100%反則を取られるからだ。
日向「だから俺が取りに行く!」ダっ!
日向は猛スピードでアイシーに向かっていく。
アイシー「…」パスっ
アイシーは横にボールを流した。
チャーリー「はなまるちゃん
パスキャッチ!」
4ばん「とる!」
花丸「あぶない!」ひょい
4ばんがチャージをかけてくるが、花丸はなんとかかわす。
ダイヤ「花丸さん!準備できました!」
花丸「うん!いくずら!」
果南「はああ!」ドォン!
果南は地面に手を叩きつけてリフトのオーラを出す。2人は宇宙高く上がって…ツインシュート!
花丸 ダイヤ「ザ・ギャラクシー!」
ゴオォォオォォォ!!シュートは若島津めがけて火を纏って勢いよく向かっていく!
若島津「うわああ!」
バシャア!!ピッピー!
チャーリー「やったゼ はなまるちゃん!
ザ・ギャラクシーで
とうほうゴールを
つきやぶったァ~~~!!」
果南「やったね!ダイヤ!花丸!」
沢田「えぇ…」
マークしながら合体技を放った果南。ちょっとズルいですよ…と思う沢田であった。
チャーリー「とうほうの
キックオフです!」
再び攻め上がる東邦。しかしさっきのようにはいかない。
フレイ「シャドウには目という光をあてる!」
反町「くっ!俺にも注意が向くようになったか!」
反町のドリブルをフレイが防ぎにかかる。
日向「こっちだ!」
反町「日向さん!」パスっ
日向「うおおおおお~~~~!!」
日向は低いボールにオーバーヘッドを勢いよくぶち込んだ!
日向「絶タイガーオーバーヘッド!」ドゴオォ!
千歌「うわあ!?」
バシュウゥン!
日向のタイガーオーバーヘッドがゴールに叩き込まれる。
果南「う…千歌、ごめん!」
日向「お前たちに今の俺を止めることは出来ん!」
どうやらマークしてもすぐにかわされてしまう様だ。
その後、両チームそれぞれ1点ずつ得点した。
鞠莉「サンシャインストームV3!」ドギラアァン!
バシュウゥン!
日向「超タイガーショット!」ドガアァ!
バシュゥン!
―観客席―
新田「点取り合戦になりそうだな…」
聖良「はい。そして、カギは若島津さんと千歌さんです」
理亜「攻撃陣ではないのですか姉さま」
聖良「攻撃陣に目が行きがちですが、同じGKとして分かります。2人の実力はこんなものじゃないはずです」
先程の双方の得点で時間も経っており、前半も終わりに近づいていた。
鞠莉「前半でリードをつける、いくわよ!」
5ばん「そうはいくか!」
3ばん「ここで止める!」
8ばん「これだけの人数ならば!」
鞠莉に一斉にディフェンスを仕掛ける東邦。この局面での得点はかなり重要。ターニングポイントと言っていい。
鞠莉(一気に抜き去ってもいいけど…後半の事も考えたら消耗は避けたい…!)
ダイヤ「こっちです!」
鞠莉「OK!」パスっ
横にいたダイヤに鞠莉はパスを出す。
ダイヤ「はあああ!」ドガアァ!!
ダイヤはフライングドライブシュートを放った。
若島津「やらせるか!」ダっ!
若島津「手刀ディフェンスだ!」
ジャァキィン!
若島津はジャンプ。そして手刀を構え、フライングドライブシュートを正確にとらえ、上に弾いた!
若島津「キエエエェェ~~~~~~~!!」ガタァン!
そして正面のゴールポストを蹴り、その反動で飛び上がり、こぼれダマをヘディングして日向にパスした!
若島津「俺は…かませ犬じゃないんだ!」
俺にいつまでも同じシュートが通用すると思ったら大間違いだ。彼からはそんな気迫が感じられた。
日向「決める!」
曜「こ、こんな位置から!?」
アイシー「撃たせるか!」
ハーフラインからシュート体勢に入る日向をアイシーがスライディングで止めにかかる。
日向「くるなら こい!
なんにんきても おなじだ!!
くらえ! ネオ・タイガーショット!!」
ドガドオォン!!
チャーリー「アイシーちゃん
ふっとばされた!」
日向は足を振りぬいて同時にアイシーをふっとばす。
ここで得点されるとリードを奪われた状態で後半を迎えることになる。そのため他のメンバーも止めにかかるが…
ドゴ!
チャーリー「ルビィちゃん
ふっとばされた!」
ドゴ!
チャーリー「かなんちゃん
ふっとばされた!」
ドゴ!
チャーリー「よしこちゃん
ふっとばされた!」
ドゴ!
チャーリー「りこちゃん
ふっとばされた!」
圧倒的な威力の前になすすべなくふっとばされてしまう。
千歌「真マジン・ザ・ハンド!」
ドオオォォン!!マジンがネオ・タイガーショットを押さえるがすぐに押し切られてしまう…
千歌(お、重すぎる…!ハーフラインからなのに…)
千歌「わああー!」
チャーリー「ちかちゃん
ふっとばされた!」
フレイ「させるかぁー!」
チャーリー「フレイちゃん
カバー!」
ドゴ!
チャーリー「フレイちゃん
ふっとばされた!」
バシャァ!ピッピー!
チャーリー「ああっ! ひゅうがくんの
ネオ・タイガーショットに
うらのほしゴールは
つきやぶられたァ~~~!」
同時に前半終了の笛がなった…
日向(これが高校サッカー全国大会、最初で最後の戦いなんだ…1点差と言わず2点、3点、4点…圧倒的な差で勝ってやる!)
―HALF TIME―
千歌「…」
善子「…」
黙り込んでしまう浦の星イレブン。先程のネオ・タイガーショットを目の当たりにしたのが原因だった。明らかにムードが悪くなっている。
千歌(ダメだ…前までの様にちょっと強くなっても止められない)
今までは強力なシュートが来ても自分たちも進化することでそれを打ち破ってきた。しかし、日向のシュートはそんなものじゃ足りないレベルだった。
梨子「千歌ちゃん…」
千歌「みんな…ごめん」
鞠莉「チョップっ」ポンッ
千歌「うげぇ!?」
ダイヤ「ま、鞠莉さんこんな時に何を…」
鞠莉「深刻そうな表情だったからよ。決勝なんだから。精一杯エンジョイしましょう」
千歌「鞠莉ちゃん…」
鞠莉は、一見笑顔だったが、何か強い決意を秘めているようだった。
―観客席―
ハーフタイム中にも、三杉たちは試合展開に関して話していた。
新田「若島津さん、ナイスセーブだ!」
松山「あれが決まっていたら、浦の星ペースだったからな」
理亜「カギはキーパー…こういうことだったのですか?」
聖良「その通りです」
2人とも、日本ではかなり強力なキーパーだ。若島津はその力をフルに活かして流れを東邦側に引き寄せた…ということである。
聖良「千歌さんも、まだ実力を出せるはずです」
三杉「君は日向のネオ・タイガーショットを高海さんが止めることが出来ると思うのかい?」
聖良「千歌さん…いや、浦の星なら止められなくても何か出来るはずです」
松山「そうだな…俺たちもそれは少しだが分かっているつもりだ」
理亜「というか、このまま流れを変えずに完敗なんてしたら、は?って思うわ」
新田「頼んだぜ、来年の先輩方と同級生…」
ハーフタイムが終わり、再び選手たちがフィールドに。
チャーリー「さァ泣いても笑っても残り30分!深紅の優勝旗をその手に持つのはどちらか~!?」
自分でも雑な試合展開だとは思う。だけど言わせてくれ。「タイガーショットこわい」「若島津が厄介」これだけじゃ60分の試合書けん!ずっとタイガーショット撃たせてもくどい展開だし…
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