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―別荘近くのグラウンド―
翌日…早朝から賀茂に練習を見てもらった千歌たち。
賀茂「なるほど…お前たちの事はだいたい分かった!まずは足を引っ張る選手の矯正を始める!」
曜「足を引っ張る選手…?」
果南「ちょっと、そんな言い方…」
賀茂「言い方などどうでもいい。このままでは勝利出来ない。それを直すことが最優先だ」
理亜「で、誰が足を引っ張ってるの?」
賀茂「最初に会った3人と、お前さんとその姉は大丈夫だ。足を引っ張っているのはそれ以外の6人だ!」
千歌「えっ」
花丸「ま、マルたちが…」
果南「そんな!みんな大会で優勝に貢献した!みんな主力なんだよ!」
賀茂「何が主力だ。お前たちの弱点を教えてやる」
賀茂「まずはキャプテンの高海千歌!お前は自分が点を取る前に他のメンバーに点を取らせるポストプレイを身に付けろ!」
千歌「ぽ、ポストプレイ…!?」
賀茂「続いて黒澤ルビィ!お前はお姉ちゃんがいないと何もできないのか!もう一度自分のサッカーを見直してこい!」
ルビィ「う…」
賀茂「桜内梨子!お前は、人に頼ったディフェンスをするな!むしろDFを指揮し、頼られる存在になれ!」
梨子「私が…指揮!」
賀茂「津島善子!ディフェンスが完璧でもすぐに奪い返されたら同じなんだよ!」
善子「げっ…」
賀茂「渡辺曜!ダッシュアクセルだと?あんな誰でも出来る技がこんな所で通用すると思っているのか!」
曜「ええっ」
賀茂「国木田花丸!チビはせめて両足使えるようにならないと話にならないんだよ!」
花丸「両足…!」
賀茂「本来ならチームから追い出したいところだが、行きがかり故やむを得ない。お前たちには、俺が考案した地獄の特訓をしてもらう!」
善子「出た!地獄の特訓!」
果南「地獄の特訓ねぇ…」
こうして、賀茂の地獄の特訓が始まった…
賀茂「さぁ、これから弱点克服のための練習を俺が良いと言うまでやれ!」
千歌「頼んだよ!」パスっ
鞠莉「ええい!」
仲間が点を取るためのパス。ポストプレイやクロスを何度もやる千歌。
千歌(仲間に点を取らせる…か)
千歌は日本を出る前のことを思い出した。翼の仲間の力を最大限に活かすプレーを。
千歌(これがキャプテンとしてやるべきこと…なのかな)
曜とルビィは、ドリブル練習をしていた。
曜「だああああ!!」ダダダダ!
ボールを持って無我夢中で走る曜。
ルビィ「だあああ!」ダダダ!
ルビィも走っていた。ダイヤに頼らず、自分一人で十分戦力になるようにまずは曜にダッシュアクセルを教えてもらっていた。
賀茂(誰でも出来るを逆手にとったか…だがお下がりではまだまだだぞ)
梨子はダイヤと練習。
梨子「えいっ!」
ダイヤ「ここ!」ひょい
1on1のディフェンス練習、そしてゲームメイクのためだ。
花丸「えいっ!」ドガァ!
花丸はシュート、パス練習。ただし全部左足だ。
花丸「左足ライオンシュート…うわあ!」どてっ
賀茂「精密な動きはまだまだだが、意外とすぐに慣れていっているな」
もともと全身使ってリフティングが出来るのである。大会の時はシュート力重視で右足を鍛えまくっていたが、全然矯正できる範囲内だ。
善子はただひたすらにドリブル練習。
善子「はあ、はあ…もう、90分は走ったわ…」
賀茂「まだまだ走り続けろ!大事なのは試合時間ではなくお前がここにいる奴らと同じレベルまでドリブルできるかどうかだ!」
善子「げぇ…こ、こんなの1ヶ月ぶり~…」
賀茂「1ヶ月ぶりだと?」
果南(ランニングは浦女の時に体力づくりとして散々やったからね…)
午後3時…
賀茂「よしっ、やめ!!」
千歌「うああ~、終わった…?」
善子「ああ、そうね…」
早朝からずっと練習である。流石にみんな音を上げてしまう。
賀茂「次は実戦練習だ!」
梨子「こ、この状況で…」
賀茂「この状況だからだ!実戦で活かせなければ、弱点を克服したことにはならん!」
ダイヤ「待ってください!これでは弱点克服の前に、みんな潰れてしまいます!」
賀茂「潰れるならそれまでという話だ。勝つか潰れるか、お前たちにあるのはその2択だ!」
曜「うう…そうだ、鞠莉ちゃんの将来もかかってるんだ、やらなきゃ!」
実戦練習で特に頑張っているのは曜だった。
曜「うおおお!」ダーーっ!!
梨子「うわ!?すごく速い!」
曜「いけ!花丸ちゃん!」
花丸「ここずら!」ドガァ!
聖良「…!ここ!」ガチィ!
なんとかキャッチする聖良。花丸は左足でボレーを放ったのだ。
賀茂「ほう…地獄の特訓についていくとはやるな」
曜「ホントはきつい。でも…そもそもこうなっちゃったのは私のせいでもあるから…」
善子「そ、そんなことないわよ!悪いのはあのデモーネって悪魔よ!」
ダイヤ「悪魔…そこまで言いますか」
善子「当たり前よ!堕天の力をあんな風に悪用するなんて…あの女だけは許さない!」
賀茂「そう思うなら特訓することだ。出来ないとは言わせねえ!」
善子「望むところよ!」
―別荘―
善子「と言ったものの…このままじゃ壊れそう…」
ほぼ1日中練習し、夜遅くにやっと終わった。善子だけでなく、他のメンバーも疲労困憊である。今はそれぞれ自分の部屋で休んでいるが…
善子「ああ、ここ…私の部屋じゃない…ヨーロッパのキリスト教の…」
善子「あ、ああ…ああああああァァ!!!」
翌日…
花丸「よ、善子ちゃん…」
善子「善子ではありません。私の名は天使ヨハネ」
ルビィ「ど、どうしてこうなっちゃったの?」
賀茂「練習で限界が来たところ、何かの拍子でおかしくなってしまった様だな」
ダイヤ「よく顔色変えずにそんなことを…もしそうならおかしくなってしまったのはあなたのせいでしょう!」
賀茂「言ったはずだ。潰れるならそれで終わりだとな!さあ、今日も特訓だ!」
ルビィ「うう…ルビィも、ルビィも壊れちゃう…」
善子「安心なさい。あなたは他の世界ではまごうことなき妖精。洗礼を受けるにふさわしい存在です…」
賀茂「何を言っとるんだ貴様は!とにかくドリブル練習をしろ!」
フッ…!
賀茂「!?」
ルビィ「あれ?善子ちゃんが消えた…」
善子「天使はここにいます…」
賀茂「なんだ今のは…」
ビュウゥン!
賀茂「うわあ!」
善子が瞬間移動したと思ったら、突然賀茂が突風で吹き飛ばされた。
ぐきぃ
賀茂「ぐわああ!!腰がぁー-!!」
叩きつけられて腰を痛める賀茂。
千歌「な、何がおこったの!?」
賀茂「うう…津島善子…」
善子「天使ヨハネです」
賀茂「ヨハネとやら!それは絶対に仕えるドリブルだ…すぐに練習してモノにしろ…ぐわあ!」
聖良「ああ…完全に腰痛です」
理亜「色々スッキリしたし、いいんじゃない?」
善子「さあ、怖がることはありません…今日も洗礼を受けるべくその身を鍛えましょう…」
梨子「要するに…練習しろって言ってる?」
曜「やろう。善子ちゃんが新技を身に付けるかもしれないんだ。私たちも負けていられないよ」
千歌「うん…」
千歌(なんだか、曜ちゃんがキャプテンみたい…)
―別荘―
2日目の練習も終わり。千歌は自分の部屋でテレビでジャパンカップの録画を見ていた。
翼『いくぞ
ドライブオーバーヘッド!』
ドガアアァ!!
翼『いけェェ~~~~~~~!!』
若林『とめる!』ガチィ!!
カぺロマン『サイドワインダーV2!』
ドギャァァ!
カぺロマン『でやァァ~~~~~~!!』
レナート『ああー!』
サンパウロFCはドイツのクラブチーム、ハンブルガーSVと戦っていた。しかし、シュートは止められ、ゴールは簡単に割られ、苦戦していた。
千歌「翼さん…」
聖良「千歌さん」
千歌「うわっ!びっくり!いつの間に隣に…」
聖良「すみません。ジャパンカップ、一緒に見ようと思って…」
聖良「ところで…大空翼みたいになろうと思っていませんか?」
千歌「え?」
聖良「練習中のあなたを見ていると何となく分かるんです」
千歌「やっぱり気づかれるか…だって、私もキャプテンだから」
聖良「実は…私も若林さんに憧れてキーパーになったんです」
千歌「若林さんに?」
聖良「自分さえ抜かれなければ負けることはない。若林さんが言っていた言葉です。私は若林さんを真似ていました。理亜に安心してフィールドでプレーして欲しかったから…」
千歌「理亜ちゃんのために…やっぱりお姉ちゃんですね」
聖良「でも、上手くいきませんでした。真似ようとすると自分の弱点が浮き彫りになって…当然です。若林さんに限らず、他人に完全になるなんて不可能なんです」
千歌「聖良さんは、どうやって今の様なキーパーになったんですか?」
聖良「自分の長所を見つけ、それを活かすことです」
千歌「…?」
聖良「言ってることが単純で漠然過ぎますよね…でも、それが大事なんです。私は使いこなせる必殺技を積極的に使って今に至ります。千歌さんだって、他の人にはないもの…例えばマジンがあるじゃないですか」
千歌「キャプテンとしては?」
聖良「それはあなた自身が見つけて下さい。出来るはずですよ。今までに、あなたのやり方で三杉さんや松山さんに勝ってきているのですから。もっとも…その前に千歌さんは1人のサッカー選手としての自分を考えた方がいいと思います」
千歌「1人のサッカー選手としての自分かぁ…」
果たして、自分はどうすればいいのか…そう悩む千歌。
聖良「とりあえず、ビデオを見ましょう?」
千歌「ああ、そうですね」
話をするにあたって停止していたビデオを再生。再び、画面の中の大空翼が動きだしたのであった…
改めて。最後の展開が雑かもしれない…
この中でどれが好き?
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ラブライブ×イナイレ
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キャプテン翼(原作漫画)
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キャプテン翼(テクモ)
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キャプテン翼たたかえドリームチーム