―チーム・オハラスタジアム―
ついに約束の日が来た。
賀茂「さあ!来てやったぞへなちょこ共!」
鞠莉ママ「来ましたカ…?」
サウソン「ちょっと!みんなどうしたの!」
千歌「うう…」
日本勢は全員疲れ果てていた。
ブリリア「無理な特訓をしたのですね!?」
賀茂「その通りだ。彼女たちには俺特製の地獄の特訓をさせた」
ターハン「その通り…じゃないんだよ!これじゃコンディション最悪でまともに戦えないでしょ!」
鞠莉ママ「約束は約束デス。最悪だろうと今日試合してもらいマース!」
こうして、各自ベンチに移動した。
―イタリア陣営―
ズノア「特訓と自傷行為の違いも分からないなんて。あそこまでバカだなんて思わなかったわ」
マオ「まったくデス!そもそも、あの男は誰なのデスか!」
鞠莉ママ「確かに。見たところ日本人デスが日本サッカーを調べてもあんな人は見なかった…他にも色々調べる必要がありそうデス」
状況が状況なので試合に関する話をしていなかった。それより出所が分からない賀茂に関心が向いていた。
―日本陣営―
賀茂「お前たち、ここまでよく頑張った。3日間の特訓でだいぶ上達したはずだ。それを見せつけることが楽しみだろう!」
ダイヤ「そう…ですが…」
ルビィ「た、倒れそう…」
果南「みんな、大丈夫!?」
曜「私は大丈夫!動けるだけ精一杯やろう!」
聖良「はい。ゴールは私が守るので、安心して下さい!」
千歌「分かった…鞠莉ちゃんのためにも、やるよみんな!」
一応体力に自信のあるメンバーは疲れ果ててはいなかった。
フォーメーション
GK ラズカ
DF イタツリー マオ ブリリア デモーネ
DMF ブロッサー メガル ボヤージェ
OMF ターハン
FW サウソン ズノア
FW 理亜 千歌 花丸
OMF 曜 ダイヤ 鞠莉
DMF ルビィ
DF 梨子 果南 善子
GK 聖良
賀茂(相手の攻め手が少ないな…イタリアを象徴するカテナチオか)
ピー!
ターハン「さあ!いくよ!」パスっ!
チーム・オハラのキックオフで試合開始。ターハンが最初にボールを蹴る。
ブロッサー「まずは私が!」
ブロッサーがドリブルする。
ルビィ「う…!」
梨子「しまった!」
あっという間に突破されてしまうディフェンス陣。
ブロッサー「その顔色じゃ、やっぱりまともに動けないみたいだね!」
言うまでもなく、地獄の特訓のせいで立っているのもやっとなのが原因だ。
その後、ブロッサーはサウソンにパス。
サウソン「決める!真爆熱スクリュー!!」ドボオォォ!
東邦戦の最後でも見せた炎のシュートが襲い掛かる。シュートは右上スミへ。
聖良「そのシュートは見ました!止めてみせます!」
ターハン「そう言うと思ったよ!」
聖良「!?」
シュートにターハンがあわせていた。チェインするつもりだ!
ターハン「超ドラゴンブラスター!!」
ターハンは金色のドラゴンを呼び寄せた。ドラゴンはボールの周りを渦巻き、オーラとなってゴールに向かっていく!
果南「スピニングカットⅤ3!」
しかし果南も特訓で強化されたシュートブロックで威力を弱めた。
聖良「アイスブロックⅤ4!」
ガキイィン!!
ターハン「止めたか…やるね」
聖良「頼みます!曜さん!」パスっ!
聖良はパントキックで曜にパス。
デモーネ「さあ、来なさい!」
ドリブルする曜にディフェンスを仕掛けるデモーネ。
曜「催眠術の借りは返すよ!はああ!」
曜は腕を広げて勢いよく走る。すると暴風が吹いた!
曜「ダッシュストームⅤ3!」
デモーネ「うっ!?わあああ!」
デモーネは暴風に耐え切れず、吹っ飛ばされる。
曜「頼んだよ!千歌ちゃん!」パスっ
曜は前に出ていた千歌にハイボールでパス。
ブリリア「シュートですね…やらせはしません!」
千歌(チャンス!特訓の成果を活かしてみせる!)
千歌「はああ!」オオォォォ!
千歌は爆熱ストームの構えに。
千歌「いっけー!」ドオォォン!
千歌は爆熱ストームをほぼ垂直に落とした。
ブリリア「ム?シュートミス…?」
花丸「今ずら!あああ!!」
チュオン!花丸が気合を入れて頭の上に拳状のオーラを発生させた。
花丸「メガトンヘッドG2!」ドオォン!
その拳状のオーラで先程のシュートにヘディング!
バシュウゥン!!
ラズカ「な…!」
ラズカとブロックしようとしたブリリアを反応させず、ゴール。
花丸「やったー!」
賀茂「必殺シュートによるポストプレイ、そして、左足だけでなく全身を右足と同等に使えるようにしたのか…やるな」
ラズカ「すみません。油断していました」
ブリリア「さっきの千歌さんのポストプレイ、少しでも角度がずれればシュートになってしまうかヘディングの威力を弱めることになっていました。コンディション最悪と思っていましたが…そんなものは関係ないみたいです」
デモーネ「まあいいわ。ここから私たちの全力を見せればいいのよ!」
やけにあっさり点が入ったが、もちろんチーム・オハラは全力ではなかった。
再び、チーム・オハラのボールで試合が始まる。ボールはターハンが持った。
ターハン「通させてもらうよ!」
ダイヤ「いかせません…!」
鞠莉「2人で取るわよ!ダイヤ!」
ターハン「ふふっ、何人来てもムダ…!」
ターハンはしゃがみ込んで力を貯めた。
ターハン「フライボード・ジェットG3!」
ザバアァァ!
鞠莉「うわっぷ!」
ターハンの足から勢いよく水が出て、水圧で浮遊する。鞠莉、ダイヤはその水圧をもろに喰らって動けなくなる。
果南「今だ!」ズサー!
浮遊するということは、着地しなければならない。着地の直後に出来るスキをついて果南はスライディング。
ターハン「サウソン!」パスっ!
しかし、そんなことは想定済み。ターハンはすぐにパスを出した。
サウソン「決める!ダブルショットⅤ3!!」ドギャアァン!
サウソンが再び必殺シュートを放った。
聖良「アイスブロックⅤ4!」
ガキイィン!シュートは再び凍り付いた。
聖良「花丸さん!」パスっ!
ボヤージェ「とるっ」
花丸「ここずら!」ひょい!
ディフェンスにきたボヤージェを花丸はあっさりかわす。
ボヤージェ「うわっ、速い!」
花丸(思うようにドリブル出来るずら…)
左足を右足と同じように使いこなすことで、ドリブルのバランスも良くなり、各段に性能が上がっていた。
マオ「いつまでも好きにさせない!皆さん!」
ブリリア「あれをやるのですね!」
ブロッサー「オーケー!いくよ!」
マオが号令をかけると、ディフェンス陣6人が花丸を六角形状に取り囲む。
花丸「パスが…出せない!?」
マオ「必殺タクティクス!―カテナチオカウンター―」
ドォン!
マオ「頼んだわズノア!」パスっ!
動きを封じた後、マオがボールを奪った。そして前線に出ていたズノアにパス。
ズノア「これでドフリー!エターナルブリザードⅤ4!」ドガアァァ!
聖良「オーロラカーテンⅤ4!」ヒュラァ!
低威力だがゴール全体を覆うこの技。エターナルブリザードは勢いを失い、聖良の手に止まった。
ズノア「ちえっ、往生際の悪さはセリエA級ね!」
聖良「これがヤマト魂…ってやつですよ」
鞠莉ママ「思ったよりやりマスねぇ…これは一肌脱ぐべきでショウか…」
鞠莉ママは聖良とイタリア陣を見つめていた。
この試合、新たな必殺技が多く登場します。試合が終わったら必殺技辞典を更新する予定です。
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