翼、ブラジルで年越し
それは千歌たちがサッカーを始める2年前…大空翼がブラジルに行ってすぐの話である。
―ブラジル―
12月31日。今年最後の練習に向かう大空翼、そして彼の師であるロベルト本郷がいた。
ロベルト「今日は今年最後の練習だな。翼」
翼「うん。今年はなかなか勝てなかった…ブラジルはやっぱりすごいや」
ロベルト「これがブラジルサッカーだ。自分たちの生活をかけてサッカーをしている者も少なくない。」
翼「来年は勝つよ。俺だって、サッカーを自分の夢だと思って、ボールを友達だと思ってここまで来た!」
ロベルト「その意気だ、翼!よし…来年勝つために真の現代サッカーの要素を4つ教えよう!」
翼「真の現代サッカーの要素?」
―サンパウロFCのグラウンド―
ロベルト「今日は来年勝つために俺が手に入れた真の現代サッカーの要素を教えよう。レナート、ゴールに立つんだ」
レナート「はい」
ロベルト「翼、ドライブシュートを撃ってみろ」
翼「ドライブシュート?」
今年最後のサンパウロの練習。キーパーであるレナートがゴールに立ち、翼がドライブシュートを撃つところから始まる。
翼「いけェ!
ドライブシュート!!」
ドガァ!
翼はドライブシュートを撃つ。
レナート「ぐわあっ!」
レナートはふっとばされる。
バシュゥゥン!
そしてゴール。
ロベルト「いいぞ翼。さて…次は俺がドライブシュートを撃とう」
翼「えっ」
レナート「監督!いろんな意味でまずいですよ!」
まさかの状況。普通ロベルトは自分でプレイすることはないのだ。若い頃に選手生命を絶たれてしまったのだから…
ロベルト「大丈夫だ。シュート一つで壊れるほどではない。それに、百聞は一見に如かずというだろ?」
こうして次はロベルトのシュート。
ロベルト「翼、シュートをよく見ておけ」
翼「うん…」
レナート「とめる!」
ロベルト「いくぞ!」
ロベルトは足を振り上げる。
ロベルト「ドライブシュートV2!」
ドガァァ!
翼「V2!?」
ロベルトのドライブシュート。
レナート「くっ!」
レナートのパンチング。だがとどかない。
バシュゥゥン!
レナート「反応できなかった…」
ロベルト「翼、わかったか」
翼「うん。同じドライブシュートでも、速さや威力が違って見えた」
ロベルト「そうだ。必殺技は使い続けることで進化する。今のはVだったが、他にも真とか、Gとか、そういったものがあるぞ」
翼「その呼び名には何か決まりがあるの?」
ロベルト「具体的には分からないが…Gは究極奥義と呼ばれる必殺技にしか使えないというのは知っているぞ」
翼「とにかく、俺の技も何回も使い続けることで進化する、そういうことなんだ」
ロベルト「ああ。俺が見たところお前のドライブシュートはもう少しでさっきの俺のドライブシュートと同じようになるだろう」
ロベルト「次はこのビデオを見てもらう。コリンチャンスの試合映像だ」
ロベルトはビデオを再生する。
ビデオにはコリンチャンスの有名選手、リベリオとサトルステギがいた。リベリオがボールを持っており、シュートを撃つ。
チャーリー『リベリオくんの
バナナシュート!』
ジャジャーン!ドガァ!
リベリオ『だ~~~~~~~~ッ!!』
リベリオがバナナシュートを撃つ。ボールはバナナの軌道を描いてゴールに…
翼「いや違う!サトルステギにシュートが向かっている!」
チャーリー『サトルステギくんの
ダイナマイトヘッド!』
ボギュアァ!
サトルステギがバナナシュートにダイナマイトヘッドを合わせる。ボールはとんでもない威力に!
チャーリー『てきのキーパー
パンチング』
ボギャァ!
てきのキーパー『ぐはあぁぁあ!』
チャーリー『てきのキーパー
ふっとばされた!』
ボシャァ!ピッピ―!
チャーリー『きまった!ゴ~~~ル!!』
ゴールネットを突き破り、ゴール。
ロベルト「翼、これが真の現代サッカーの要素その2,シュートチェインだ」
翼「シュートチェイン…」
ロベルト「必殺シュートに必殺シュートを合わせ、威力を高める!これがシュートチェインだ。チェインする側のシュートは浮き球から放つシュートになることが多いな」
翼「俺ならオーバーヘッドかな?」
ロベルト「それでは威力が足りない。ある程度の威力がなければ逆に威力を弱めてしまうぞ」
翼「そうなんだ…ドライブシュート以外にも、浮き球に対応できる強力なシュートが欲しい」
ロベルト「それはまた来年、練習や試合の中で見つければいいさ」
―翼とロベルトの家―
あれからいつも通りの練習をして、今年最後の練習は終わった。
翼「そういえばロベルト、真の現代サッカーの要素は4つあるんだよね?今日は2つしか聞かなかったけど?」
ロベルト「翼、今俺が紙に書いているものが真の現代サッカーの要素その3だぞ」
翼「えっ…確かに、何か戦術のようなものを書いているような…」
ロベルト「真の現代サッカーの要素その3。それは必殺タクティクスだ。今俺が書いているのはタクティクスカード。来年はこれの練習をしてもらう」
翼「ルート・オブ・スカイ…?」
ロベルト「空中でパスをつなげる必殺タクティクスだ。これに限らず、必殺タクティクスを決めれば一気に攻め上がれたり、ピンチをチャンスに変えたりできる」
ピンポーン
翼「ン?誰かきたよ」
ロベルト「おっ!もしかして真の現代サッカーの要素その4か?」
翼「?」
扉を開けると配達員がいた。その人のお届け物を受け取る。中身は…
翼「スパイク!」
ロベルト「来年使うお前のスパイクだ。最近はスパイク製造の規制が緩くなり、ドーピングや人体に悪影響を与える素材以外は、様々な素材をスパイクに使うことが出来るようになった。その選手にあったスパイクを作るように努めているスパイク業者も増えているぞ」
翼「これは俺のために作られたスパイクってこと!?」
ロベルト「そうだ。真の現代サッカーの要素その4!自分にあったスパイクだ。足のサイズはもちろん、お前のシュート、特にドライブシュートの威力が出せるようにスパイクの形状を調整して、得意のドリブルを活かせるように軽量化してある」
翼「ありがとう!ロベルト!」
ロベルト「俺はお前に期待しているんだ。これぐらいは当然さ!」
こうして特注スパイクに喜ぶ翼。そして12時まであと少しの所までサッカーについて話し合う二人であった。
翼「今年も残りわずかだね。ロベルト」
ロベルト「日本ではちょうど正午になるぐらいだな」
翼「日本も後12時間で1年が終わるってことか…みんなは、どんな風に過ごしてきたんだろう…」
ロベルト「日本からブラジルは離れているから、まだ詳しいことはわからないな…南葛が全国まで勝ち残ったことだけは知っているが」
翼「岬くん…今も大丈夫かな…いや、岬くんならきっと大丈夫だ」
岬くんとは、岬太郎のことである。大空翼とはゴールデンコンビと呼ばれていた、MF。現在は南葛高校にいる。
ロベルト「そうだ翼。仲間を信じてやれ。だが、本当に勝てるかどうかはわからんぞ」
翼「わからない?」
ロベルト「サッカーは変わりつつある。それは今日分かっただろう?もしかしたら南葛、さらにはこのブラジルをもを打ち破るようなチームが突然現れるかもしれない」
翼「確かに…この変化に対応できなければどんなに強いチームでもあっという間に負けてしまう…!」
ロベルト「するんだ。お前や今のサッカーに大きな刺激を与える選手が、日本に新しく現れる予感が…!もしそうなったら、お前はどうする?翼」
今年もあと少し。ロベルトがサッカーの変化を予感しているところで 年が明けようとしていた。
翼「みんな!今年もお疲れ様。来年は俺のサッカーをぜひ見てくれ!俺は、必ず勝ってみせるよ!それじゃ、良いお年を!」
ロベルトが教えたのはいずれもイナズマイレブンで出てくる要素です。イナズマイレブンでは技が進化したり、必殺シュートに必殺シュートを合わせたり、必殺タクティクスで戦況を変えたり、スパイクで能力を上げたり出来ます。
逆に、キャプテン翼では存在していたこれらの要素は、この小説では廃止します。
戦術面
・必殺ドリブルでキーパーを抜く
・きせきのカウンターシュート、ドライブタイガーなどのミラクル技(普通の必殺技として出すものもあります。)
ストーリー面(ネタバレにならない程度に)
・キャプテン翼Ⅱのサンパウロ編、ジャパンカップ編、ワールドユース編
・キャプテン翼Ⅲのモンテレー戦、ベルギー戦、イギリス戦、2回目のフランス戦
・Ⅱ限定の敵キャラ(マッハ―など)
・Ⅲの翼のケガ
完全にキャプテン翼形式だと、ついてこれない読者も多いと思いますので、イナズマイレブン要素を加えていきます。
ストーリーに関しては、一応ダイジェスト形式で紹介しますが、ワールドユース編を書けないのは痛いですね…しかし、あくまで原作ラブライブ!なので。
この中でどれが好き?
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ラブライブ×イナイレ
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キャプテン翼(原作漫画)
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キャプテン翼(テクモ)
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キャプテン翼たたかえドリームチーム