夏までに終わらせたいのですが…
徹夜はやろうと考えたことが何度もある。
―フランス―
フランスにやってきた全日本ユース。今度はシャンゼリゼのあの2人が合流。
ダイヤ「みなさん!お久しぶりですわ!」
岬「予定通り、フランスで全日本に合流出来て良かったよ」
ルビィ「お姉ちゃん!…早く試合したいなぁ…」
和夫「姉ちゃんと試合出来るのが嬉しいんだなぁ。分かるぜ」
政夫「でもまずは観光みたいだぞ」
三上「そうだ。折角だからフランスを楽しんで来い」
石崎「で、フランス名物ってなんだあ?」
三上「シャンパンだ」
松山「大人しか楽しめないじゃないですか!」
三上「うむ。ワシはシャンパンを飲むから観光名所は各自で探すように」
千歌「え!?ちょっと!」
こうして各自で適当に観光する羽目になった。
―フランス市街地―
千歌「もうー!こんなんじゃ観光楽しめないよー!」
梨子「千歌ちゃん落ち着いて…」
曜「そういえば梨子ちゃんってフランスいった事あったんだっけ?」
作者のせいで死に設定になってしまっているが、梨子はフランスに行ったことがある。
梨子「そういえばここ、前に住んでいた家の近くだ!」
千歌「そうなの!?じゃあ、梨子ちゃんに案内してもらおっと!」
梨子「確かあの店でしょっちゅう外食取ってたっけ。久しぶりに行ってみよっか!」
こうして飲食店の中に入った3人。
梨子「そういえばさぁ…ここに住んでた頃ずっとピアノの音が聞こえていたんだよね…」
千歌「ピアノ?」
梨子「うん。私もピアノ大好きだから、ずっと聞き入っていたんだけど…なぜか途中で終わってしまって…」
曜「練習してるとかじゃなくて?」
梨子「そうかと思ったけど…2年も住んでてずーっとそんな感じだったの。全く変わらなくて…」
千歌「全く進展なしってこと…?」
ポロローン…
曜「ん?ピアノ?」
梨子「この旋律…ここにいた時に聞いたものだよ!」
千歌「ホント!?だったら聞くしかないよね!」
昼食を済ませ、音が聞こえる場所に行ってみる千歌たち。
ポロローン…
千歌「きれいな音色…」
曜「これが梨子ちゃんの聞いていたピアノ?」
梨子「うん。間違いない。この旋律だよ!」
…演奏は中途半端なところで終わった。
千歌「え?終わり?」
梨子「やっぱり…」
「何してるんだ。こんなところで」
ピアノの音が聞こえた家から、金髪の男が出てきた。
千歌「うぇ!?わああ!すみません!!」
曜「というかこの人…ピエール選手だよね?」
ピエール「そういえば君たちは…全日本でウワサの女性選手か?」
千歌「はっ、はい!」
ピエール「ン?君は…かつてのお隣さん?」
梨子「あ、はい…あんまり関わってなかったけど…」
曜「ところで、どうしてピアノの演奏を途中でやめちゃうんですか?」
ピエール「ああ、あれかい?あれはあえてそうしているんだよ」
ピエール「フィールド・オブ・ドリームス。俺が作った曲だ。なぜ途中で演奏をやめるのか…」
ピエール「それはこの旋律は勝利することで完成するからさ」
曜「勝利!?」
ピエール「そうだ。今度開かれるユニバーサル・ユース…そこで勝利することでこの旋律は完成する…!」
ピエール「君たち全日本ユースと俺たちフランスユース、どっちがフィールド・オブ・ドリームスを完成させるか楽しみにしているよ」
そして遠征試合の時間に。
―MEETING―
三上「今回の相手はフランスユース。ジュニアユース大会及びワールドユースで特に苦戦を強いられたチームの1つだ」
早田「あいつらのエッフェル攻撃は未だ防ぎ方が分からん」
聖良「そしてそこから放たれる必殺シュート、スライダーキャノン…テレビで拝見しましたが、どうやったら止められるか見当もつきません」
岬「そんなわけで10-9の点取り合戦に持ち込んだのがワールドユース。今回もそうせざるを得ないようだね…」
三上「翼・日向がいない状況だ。女性陣、勝てるかどうかは君たちの活躍次第かもしれんぞ」
幸い、敵キーパーはあまり強くないので、日向はいなくても最悪何とかなる。しかし翼がいないことでゲームメイク能力がダウンしている。
三杉「前半は岬くんとダイヤさんの指揮で得点していこう。後半からは僕も出るよ」
ダイヤ「分かりました。行きましょう!みなさん!」
一同「「「おう!!」」」
フランスユースのボールで試合開始。
マルソー「いけ!ピエール!」パスっ!
ピエール「よし!ナポレオン!早速エッフェル攻撃を見せてやるぞ!」パスっ!
ナポレオン「ああ!いくぜ!」パスっ!
ピエールとナポレオンのパス回し。要するにワンツーを繰り返している。しかしそのスピードがケタ違いだ!
政夫「うっ!」
和夫「くっそー!やっぱりスピードがケタ違いだ!」
ピエール「これがフランス・パリエッフェル攻撃だ!」
果南「こうなったらブロックしないと!」
次藤「そうタイ!少しでも鹿角の負担を減らすタイ!」
ナポレオン「おっと?俺らも無駄な体力は使わないぜ?ボッシ!」
ナポレオンはもう1人のFWのボッシにパス。
聖良「!?」
ボッシ「ナポレオンの手を借りるまでもない!俺がきめる!」
チャーリー「ボッシくん
サーブルノワール!!」
必殺シュートを放ってきた。シュートはテニスのサーブの様に動きつつも、カーブがかかったドライブシュートみたいだ。
聖良「アイスブロック・A!!」
ガキイィン!!難しい軌道をジャストでとらえ、見事ボールを凍り付かせた。
ボッシ「うわ!?あんな簡単に!」
ナポレオン「手ごたえのありそうな奴だな」
聖良「頼みます!」パスっ!
キャッチした聖良は前線にパス。
ダイヤ「さあ!いきますわよ!全日本ユース!」
岬「僕たちのチームワークを見せてやるんだ!」
政夫「おう!」
ダイヤ「いきます!プレストターンV3!」
政夫「いくぞ和夫!」パスっ
和夫「兄ちゃん!」パスっ!
全日本ユースは必殺技を駆使して怒涛の進撃。あっという間にゴール前へ。
ダイヤ「いきます!ドライブシュート!」ドガァ!
ダイヤはドライブシュートを放つ。
バシュゥン!
アモロ「うっ…は、はやい」
キーパーアモロ動けず。同じ代表でも聖良とは雲泥の差だ。フランスのキーパー事情は修行編参照。
ナポレオン「へっ!ハンデにはちょうどいいぜ!」
ピエール「あのシュートを止めてくるかどうか…」
再びフランスの攻撃。再びエッフェル攻撃がくる。
岬「くっ!やはり止めるのは困難だね…!」
ピエール「エッフェル攻撃に敵はいない!」
ナポレオン「いくぜピエール!」
ピエール、ナポレオンはツインシュートの体勢に。お互いの必殺シュートでツインシュートを放つ!
ピエール「スライダー!」
ナポレオン「キャノン!」
ピエール・ナポレオン「「シュートだァ!!」」
ドガアァァン!!!ボールは青いオーラと赤いオーラを纏い、勢いよく、ブレブレになりながら、しかし真っすぐゴールへ!
聖良「うわああ!?」
聖良は全く反応出来なかった。ふっとばされ、そのままゴールに入ってしまう。
早田「だ、大丈夫か鹿角!」
鹿角「なんとか…うっ…」
とんでもないシュートだ。今まで見た中で一番威力が高いだろう。
三上「キーパーを交代だ。若林!」
若林「はい!」
若林「頑張ったな。ここからは俺に任せろ」
聖良「これが世界のシュートなんですね…」
若林「そうだ。優勝したいなら、あれを止めなきゃいけない」
フィールドに出る若林。聖良ではどうしても荷が重い場合は彼が出るぞ。
千歌「いっけー!」ドガァ!
アモロ「うわあ!」
その後は全日本ユースが再び攻め上がり、必殺シュートで点を取る。問題は守備の方だ。
ピエール・ナポレオン「「エッフェル攻撃だ!」」
相変わらず必殺ワンツーで攻めにかかる。相手が止めることが出来ない以上、戦法を変える意味もないからである。
若林「次藤!松浦!ゴール前を固めろ!」
果南「OK!」
次藤「タイ!」
ピエール・ナポレオン「「スライダーキャノンシュートだ!」」
果南「スピニングカット・A!!」
キュイィィン!!青い衝撃波がシュートを防ぐ。さすがにこれでは止まらないが…
若林「はああ!」ガチィ!
ナポレオン「なにィ!?」
ピエール「これがワカバヤシ…!」
さすがにそのままのスライダーキャノンは止められないし、ワールドユース時はこれで何失点もしている。しかし一つ必殺ブロックを挟めばこんなところだ。
若林「いけ!早田!」
早田「おうよ!カミソリパスだ!」パスぅ!
早田の必殺パス。相手に必殺パスカット持ちはいない。
ルビィ「お姉ちゃん!」
ダイヤ「ルビィ!」
ダっ!2人はジャンプして同時にオーバーヘッドをした。
ダイヤ・ルビィ「「オーバーヘッドツイン・Ⅴ3!!」」ドガアァ!!
アモロ「うわああ!」
全日本ユースの必殺技の連携。これが相手を圧倒し、最終的に6-4。
ピエール「これが全日本の新たな力か…!」
岬「そうさ。ここに翼くんたちもいる」
ダイヤ「決して活躍しない者など、ここにはいません」
ナポレオン「翼がいないから勝てると思っていたが、違うんだな…」
ピエール「ピアノの旋律でいう、常にサビみたいなものか」
ナポレオン「何言ってんだお前?」
ピエール「まずい…うまく例えられない」
ダイヤ「みんなが主役、みんながエース…と言った方が適切でしょうか」
ピエール「ああ…そうだそれだ!」
全員を活躍させて点取り合戦を制した全日本ユース。今度はアメリカへ!
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