―アメリカ―
アメリカに着いた全日本ユース。ここでも選手合流だ。
日向「タケシ、元気か?」
タケシ「日向さん!若島津さん!」
三杉「二人ともよく来てくれたな」
若林「若島津、よく来たな」
聖良「これでキーパーは3人になりましたね」
若島津「ああ。だが俺の新技の前にお前たちの出る幕はないぜ!」
若林「なに?随分と自信があるじゃないか」
若島津「そうだ…と言いたいところだが、今回は2人に出番を渡すことになる」
聖良「ケガでもされたのですか?」
若島津「いや…なんでも、噂で聞いたのだがアメリカには奇妙な奴がいるらしい」
若林「おい!変な奴を俺たちに押し付けようとするな!」
石崎「へっ!いいじゃねぇか!俺様に任せておけって事よ!」
日向「おい松山、コイツ何か悪いもんでも食ったのか?」
やけにテンションが高い石崎。日向に心配される。
松山「アメリカに石崎が気に入ったコマーシャルのBGMを作曲した作曲家がいるんだとよ」
千歌「あっ!知ってる。ミア=テイラーって人だ!」
曜「そういえばフランス戦の後に、とってもかわいいマネージャーさんが入ってきて喜んでたよね」
陽子「あら、とってもかわいいなんて、ありがとう曜さん」
女性の話になった全日本ユース。この陽子という女性は片桐さんの妹だ。サンパウロのマネージャーとしても働いていた。さて、今回は観光は飛ばしていざ試合だ。
―MEETING―
三上「相当荒っぽいチームだ。FWのミハエルの動きが見切れないが、冷静さを失ったら負けだぞ」
ラフプレー多めのチームの様だ。その中で一際目立つのがこのミハエルという男。
日向「よし!いくぜ!」
全日本ユース「「「おう!」」」
フィールドに散らばる選手たち。相手チームを確認する。
千歌「あれがミハエル…?」
ミハエル「フフン」
黒人、白人、男女入り乱れる中、1人だけ金髪の男が。アメリカというよりベルサイユのばらにいそうなキャラだ。
チャーリー「アメリカの
キックオフで
しあいかいしです!」
リタ「たのみます!」パスっ!
攻撃を開始するアメリカ。そして、全日本ユースに捕まらない早い段階でミハエルにパスを出した。
千歌「勝負!」
ミハエル「おどきなさい!」
止めに入った千歌。ミハエルはかわしにいく。
ミハエル「これが美しきボクのドリブル!ローズダンサー!」
ヒョゥンヒョゥンヒョゥン…ミハエルはバラ色のオーラに包まれて珍妙な踊り?を披露する。
千歌「!」
千歌は変な動きにかわされる。
千歌「こ、これは…!キモイ!」
柄でもないことを言い出す千歌。でも本当だ。ナルシストなオネエ口調から繰り出される不思議な踊りとも言えそうで言えない珍妙な動きは、キモイと形容するより他ない。
ミハエル「おーほっほっほ!」
ヒョゥンヒョゥンヒョゥンヒョゥン…
岬「うええ!?」
ルビィ「ピぃ!?」
ローズダンサーでごぼう抜きされていく全日本ユース。
石崎「へっ!俺が止めてやるぜ!」
ミハエル「サッカーとはこうやるのですよ。ヤマザルくん」
石崎「勝負だ!ミハエル!」
バカにしてくるミハエルに対してズサー!とタックルを放つ石崎。
チャーリー「ミハエルくんの
ローズダンサ~~~!」
石崎もかわされる。
ミハエル「フフン。ユーのサッカーは美しくありませんねえ」
石崎「うるせえ!」
またしてもバカにしてくるミハエル。どうやら日本人選手を見下す系みたいだ。
松山「俺が行く!」
ミハエル「フフン。根性だけではダメなんですよ」ヒョイ
松山のタックルもかわす。
ミハエル「食らいなさい!ローズバスタァ~~!!」
ドガアァァ!バラ色のオーラに包まれたシュートが、今回のキーパーである聖良に襲い掛かる。
聖良「止めます!アイスブロック・A!」
ガキイィン!一度シュートは凍り付くが…
聖良「あうっ!?」
氷が割れてしまい、ボールにバラ色のオーラが戻る。スライダーキャノンには劣るが、高い威力のシュートみたいだ。
ミハエル「フフン。決まりましたね」
0-1で全日本ユースが反撃に出る。
ムーア「でやあー!」
相手がラフプレーでディフェンスしてくる。
花丸「ほいっ!」ヒョイ
しかしこちらに突進してくるのがバレバレ。簡単にかわせる。
花丸「果南ちゃん!ダイヤちゃん!」
ダイヤ「はい!あれですわね!」
果南「久しぶりにやろっか!」
ドォン!果南が地面を叩くとリフト状のオーラが現れ、花丸とダイヤを上に運ぶ。
花丸 ダイヤ「ザ・ギャラクシー・Ⅴ3!」
ドォオォン!!宇宙からのツインシュートがアメリカゴールへ!
メレ「ニードルハンマー!」
ドギギギギギ!!ボールに連撃が加わる!
メレ「グへぇー!」
バシュゥン!キーパーをぶち抜いてゴール!
その後、またしても攻めてくるミハエル。
ミハエル「おどきなさい!」
日向「なめてんじゃねェ!」
ズザー!日向はタイガータックルを仕掛ける。
チャーリー「ミハエルくん
かわした~~!」
日向「くっそォ!」
ミハエル「フフン。下品なおサルさんは大人しくしてらっしゃい」
松山「俺が止める!」
ミハエル「あなたたちとは才能が違うんですよ」
松山「才能がなんだ!いくらでもカバーできる!」
ミハエル「そんな根性論、ボクには通じません!」
ヒョゥンヒョゥンヒョゥンヒョゥン…またローズダンサー。
ヒョホーン!ミハエルはきわどいところでジャンプして松山をかわす。
松山「松浦!今だ!」
果南「OK!スピニングカット・A!」
衝撃波を3連続で飛ばす。
ミハエル「そうきましたか!しかし!」
ミハエルは空中で体をくねらせ、いやこうはならんやろと言いたくなる挙動をする。そのせいで全部かわされてしまう。
果南「な、2段ジャンプ!?いや、空中で泳いでるの?」
ミハエル「これが才能の違いですよ」
松山「これが本物だァ!」ドガァ!
ミハエル「うっ!?」
松山は、ミハエルの着地点を予測して先回りしていた。そして着地したところに足をかけて撃退。
松山「言ったはずだ!いくらでもカバーできるってな!」
果南との連携、そして松山の根性がミハエルのドリブルを止めたのだ。
松山「いくぜ!極イーグルショット!」ビシイィィ!!
ボールをとってすぐにロングシュート。
メレ「威力が落ちない!?」
イーグルショット特有のトンデモ能力。キーパーたまらず驚く。
メレ「ニードルハンマー!」
ドギギギギギ!シュートに何連撃もパンチが叩き込まれるが…
メレ「ぐふう!」
バシュゥン!ゴールした。
ミハエル「なにィ!?まさか恐るべき才能の持ち主!?」
松山「違うな。今のは努力の成果だ」
ただのイーグルショットや真ぐらいだったら止められていただろう。出来る限りの努力を積んだ結果なのだ。
三杉「みんな!ミハエルのペースに巻き込まれるな!実力なら負ける相手じゃない!」
千歌「はいっ!」
三杉の鼓舞、松山のプレーもあって士気を上げまくる全日本ユース。
ベーカー「くらええ!」ドガァ!
日向「効くかよ!」ドゴォ!
日向、ドリブルでラフプレーしてきたディフェンスを返り討ち。
日向「ネオ・タイガーショットだ!」
ドガドオォン!!単体で最も威力の高いシュートが放たれる。当然ゴールだ。
こうして、後半終了間際までに5-1に抑え込んだのであった。
ミハエル「ええい!せめてもう一度ボクのシュートを決めてあげましょう!」
ミハエル「ローズバスタァ~~!!」
ドガアァァ!
石崎「くそったれー!」ダっ!
ボゴ!石崎は顔面ブロックでローズバスターをこぼれダマにした。
ピッピッピー!!
ミハエル「なにィ!おおぉぉぉ!?」
試合終了。信じられない光景にたまらず声を出すミハエルであった。
ミハエル「…」
日向「おいオカマ野郎!サルに負けた気分はどうだ?」
ミハエル「フ…美しくない試合でしたが、今回は負けを認めましょう。でも次はこうはいきませんよ」
石崎「ヘん!何度やっても俺たちの勝ちさ!」
ミハエル「フフン!」
石崎「へん!」
色々罵倒もあったっぽいが、なんとか丸く収まった…かな?
三上「さて、次で遠征試合も最後だ」
三杉「ウルグアイですね…そして全日本ユースの全ての選手が揃う」
千歌(ついに翼さんとサッカーが出来るんだ…!)
次でダイジェストは終わりです。
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