―ウルグアイ―
全日本ユースの遠征もいよいよ最後。グラウンドに向かうと…
岬「あれは…!」
日向「翼!!」
ついに日本を代表する最強のサッカー選手、翼が合流した。
翼「やあ!みんな!」
鞠莉「ブラジル組、ただいま合流よ!」
千歌「鞠莉ちゃん!これで浦の星のメンバーが…!」
日向「それだけじゃねぇ…全日本のベストメンバーが揃ったんだ!」
三杉「翼くん、今まで預かっていたがこれは君の物だよ」
三杉はキャプテンマークを翼に手渡す。全日本をまとめあげるのは彼しかいない。みんなそう思っているのだろう。
翼「よし!いくぞみんな!!」
全日本「「「おう!!」」」
―MEETING―
さて、肝心のウルグアイユースに関しての情報だ。
三上「ビクトリーノといいダ・シルバといい調子に乗るとこわい相手だ。どうやって速攻を封じるか、それがこの試合のカギとなるぞ!」
鞠莉「ダ・シルバは手ごわいわね…で、ビクトリーノって誰?」
ダイヤ「全日本ユースなのにビクトリーノを知らないとは!」
久しぶりに出たダイヤのマニア知識。
ダイヤ「ラモン=ビクトリーノ。南米の黒豹と呼ばれた南米屈指の俊足選手ですわ」
千歌「へえ…」
ダイヤ「千歌さんも知らないのですか!?全日本ジュニアユースの何を見てきたのですか!」
松山「そこまでにしておけ。実際ウルグアイと試合したことは今までにないからな」
三杉「ジュニアユースではドイツに、ワールドユースではアルゼンチンに敗れてしまっている」
日向「だからって油断すんじゃねぇぞ」
聖良「はい!」
若島津「今回のキーパーは俺だ!」
聖良「ちょっ…」
変人ミハエルを押し付けられる形になった聖良。しかし、全員の実力を見るという点では致しかたない。
チャーリー「ウルグアイの
キックオフで
しあいかいしです!」
ミャーチャ「HEY!」
女性ゲームメイカーのミャーチャがパスを出して試合開始。ダ・シルバにボールがまわる。
ダ・シルバ「いくぞ!」
ダ・シルバはドリブルを始める。グレミオでも見せたあのドリブル技を放つ。
ダ・シルバ「パッションスタンピード!」
ギューン!ギューン!ギューン!
翼「みんな!自分の力を活かして止めるんだ!」
サンパウロとの最大の違いは選手層の厚さ。何人がかりとかやらずとも、止めることは可能。
理亜「フォトンフラッシュ!」ぴかあぁん!
ダ・シルバ「あまいっ!」
ダ・シルバは眩しい光に構わずドリブルし続ける。
和夫「くらえ!スカイラブタックル!」
ダ・シルバ「うっ!」
必殺ディフェンスの連携でダ・シルバからボールを奪う。
和夫「頼んだぜ!黒澤の姉貴!」パスっ!
ダイヤ「ルビィ!いきますわよ!」
ルビィ「うん!」
黒澤姉妹はワンツーを始める。ブラックコンビで抜く気だ。
ミャーチャ「その2人のワンツーを止めなさい!」
ビルト「おう!」
クローデル「パスカットだ!」
ウルグアイディフェンスが止めにかかる。
ダイヤ「理亜さん!」パスっ!
しかしダイヤとルビィは2回ボール回しをしてすぐに理亜にパス。ウルグアイの裏をかいた。
理亜「絶・バックトルネード!」ドガアァ!
理亜のバックトルネード。他のシュートでは見られない軌道を空中で描く。
カノーバ「くそぉ」
バシュゥン!
ゴール。どうやら敵キーパーは必殺技を持っていないみたいだ。
再びウルグアイのキックオフ。
ビクトリーノ「今度は俺によこせ!」
ダ・シルバ「おう!」パスっ!
ビクトリーノ「俺を止められるか!」
日向「ぬかせん!」ズザァー!
ビクトリーノ「だああ!!」ダっ!
ビクトリーノは強引な突破を試みる。日向にそんなことするのは無謀とも思えるが…
ボゴ!
日向「アーっ!」
チャーリー「ひゅうがくん
ふっとばされた!」
翼「日向君!?」
ダイヤ「ここは…いや、これは…!」
私が行くと言えない。行ったところで吹っ飛ぶのがオチだ。そう思っているうちに抜き去られてしまう。
ビクトリーノ「ヒャッホー!!」
松山「ここは俺にまかせろ!」
ズサァー!松山はイーグルタックルでボールを奪いにかかる。
ビクトリーノ「いくぞ!ダ・シルバ!」
ドガァァ!松山のタックルがヒットする前にビクトリーノはシュートを放った。
ダ・シルバ「はぁっ!」ドゴ!
放たれたシュートをダ・シルバが蹴り返す。そしてその蹴り返されたボールをビクトリーノがオーバーヘッドキック!
ビクトリーノ「パンサーストリーム!!」ドォガアァ!!
ボールは黒と黄金のオーラを纏い、若島津に向かっていく!
若島津「キエエエエ~~!!」ガコォン!
若島津は三角飛び。シュートに飛び掛かる。
若島津「ぐわあ!」
バシュゥン!!
しかしあっさり吹き飛ばされ、ゴール。
ビクトリーノ「やったぜベイビー!これが俺たちの新たな技だ!」
若島津「ちくしょう!」
―ベンチ―
石崎「若島津のやつ!アメリカで言うだけ言って失点してるじゃねぇか!」
聖良「いえ、あのシュートは私も失点していました」
若林「俺でもペナルティエリア内から撃たれたらやられていただろうな」
若島津(あれの出番だな…)
当の本人は、何か秘策があるようだ。
1-1で全日本ボール。
岬「いくぞ翼くん!」パスっ!
翼「おう!岬くん!」
2人はパス回しを始める。あのゴールデンコンビだ!
ルビィ「すごい!本物だ!!」
ダイヤ「わたくし達とはまるで違うパス回し!はるかに洗練されていますわ!」
興奮する黒澤姉妹。そのままゴールデンコンビはシュートを放つ。
翼「オーバーヘッドキックだぁ!」
岬「でぇい!」
ドガアァ!!2人はオーバーヘッドツインを放った。もちろん相手キーパーは反応できず、ゴール。
ビクトリーノ「調子に乗りやがってェ!」
理亜「うわっ!」
ビクトリーノは再び前進。並み居る選手をふっとばしてゴール前へ。
ビクトリーノ「いくぞ!ダ・シルバ!」ドガァ!
またパンサーストリームの体勢。シュートが放たれる。
ダ・シルバ「はっ!」
ビクトリーノ「ウオオオ!!」ドガアァ!!
蹴り返されたボールにオーバーヘッドキック。再び超威力のシュートが若島津に襲い掛かる。
若島津「何度も同じ手が通用するものか!キエエエエェェーー!!」
若島津はまたしても三角飛び。
若林「!?…あれは」
聖良「炎を纏っている!?」
若島津は炎を纏っていた。その姿はまるでボールに食らいつく臥竜の如し!
ガチイィ!!
ビクトリーノ「なにィ」
若島津「これが俺の…臥竜三角飛びだぁ!」
パスっ!若島津は前線にパス。
翼「ラストはこれだ!」ドガァ!
翼はボールにスピンをかけて上空へ蹴り出す。そして…
翼「いけえぇぇー!!」
ドガァァ!!落下してきたボールにドライブシュートが放たれた。翼の大技、サイクロンだ。
バッシュウゥゥン!!
サイクロンはゴールに叩き込まれた。若島津のセービングから、全日本は圧倒的攻勢にまわり、見事勝利。
ルビィ「はわわぁ…ゴールデンコンビとサイクロンを生で見られるなんて…」
ダイヤ「もうわたくしたちのオーバーヘッドなんて恐れ多くて使えませんわぁ…」
鞠莉「ちょっとぉ!使ってくれなきゃ困るわよ!得点してきたでしょう!?」
ビクトリーノ「まったくだぜ!ま、ユニバーサル・ユース優勝を目指すならもっと強いシュートがいるのは確かだけどな」
ウルグアイユースが去った後…
松山「遠征も終わったことだし、この勢いでユニバーサル・ユースもいただきだ!」
「フっ…あれ如きのチームに勝ったぐらいで喜ぶか」
松山「なに…!?」
日向「誰だ!」
ドォン!突然フードをかぶった人間が現れた。
フード「愚かな人間ども…我らはエイリア学園。我らはこれよりサッカーで貴様たちを…いや、この世界を叩き潰す」
千歌「エイリア学園…!」
千歌はイタリアで聞いたことを憶えていた。
千歌「アイシーちゃんをどこにやったの!知ってるんでしょ!」
フード「答える義理はないな」
「フフフ…いいじゃないかメガレ」
「俺らの事をここで示してやればいい」
新たに白い髪の男と赤い髪の男が現れる。見たところ中学生だ。そしてフードの人間はメガレと言うらしい。
日向「次から次へと訳の分からない奴らばかり出てきやがって!」
バーン「へっ!そんなお前のためにも教えてやるぜ!俺の名前はバーン!エイリア学園マスターランクチーム、プロミネンスのキャプテンだ!」
ガゼル「私はガゼル。エイリア学園マスターランクチーム、ダイヤモンドダストのキャプテンだ」
松山(両方ともわけのわからないチームだ…)
色んな意味で困惑の色を隠せない全日本ユース。
翼「試合を挑む気なのか…?」
バーン「へっ!それもおもしれえが…お父様の無念を晴らすためにはあいつらに復讐しなきゃいけねぇ…!」
ガゼル「君たちはドイツで大会を行うそうじゃないか…そこでまとめて倒してあげよう」
バーン「今日はてめえらに宣戦布告しにきたってことだ!じゃあな!」
シュウウゥゥン!3人は紫の光に包まれて消えてしまう。
翼「何が復讐だ!サッカーは、そんなことのためにするものじゃない!」
鞠莉「そういえばあいつらフードを被った人をメガレって言ってたわ!」
翼「メガレ…ああ」
岬「知り合い?」
翼「いや、ブラジルでイタリアの女性選手に会ったんだけど、その人がメガレって人を探してたんだ」
千歌「ひょっとしてメガルちゃんの姉妹?」
鞠莉「ザッツライト!まさかエイリア学園と一緒なんて…」
石崎「なんだよエイリア学園って!俺にも教えてくれよォ!」
ダイヤ「はい。こうなった以上、皆さんに共有しなければ…」
エイリア学園が再びこの世界に現れた…どうやらユニバーサル・ユース前にもうひと悶着ありそうだ。
本当の第5章「2つの世界の遠征編」がはじまる…
ついにメガレが誰か明らかになりました。まあ薄々感づいていた読者様もいらっしゃると思いますが、彼女はオト姫さん作の「二つの世界のサッカー」のオリキャラ、黒澤エメラのオマージュキャラです。
いつぞや見せた変な力の文字化けを直すと、「黒澤エメラ」になるはずです。
イナイレ版アナザーライダーと言うべき側面を抱えています。是非とも二つの世界のサッカーのエメラちゃん(というか再戦アドバンチュール)と見比べて欲しいです。
アナザーライダーの様に、原典から考えると皮肉な描写が盛りだくさんの予定です。
この中でどれが好き?
-
ラブライブ×イナイレ
-
キャプテン翼(原作漫画)
-
キャプテン翼(テクモ)
-
キャプテン翼たたかえドリームチーム