星姫の歌 天球、彗星は"夜"を跨いで 作:ADFXー01 モルガン
以前より、「すいちゃんが主役な某マク口スみたいな小説が読みたいなぁ〜」と思って居たのですが、数あるサイトを探せど探せど求めて居たような小説は見つからず……。
その結果、この度一念発起して「自ら製作する」という手に打って出ました。
まぁ、《マク口スの歌要素を多く含んだ戦闘妖精◯風みたいな小説》だと思って頂ければ、幸いです。
初投稿故に、至らぬ点が多々あるとは思いますが、どうか優しい目で頂けると嬉しいです。
星街すいせいって誰? 戦闘機ってどんなの?
そんな方でも楽しんで頂けるような、面白い小説にしていけるよう、精一杯努力します! よろしくお願いします!
──────遠い、記憶の中に居るような、そんな感覚に陥る夢。
でも、確かに覚えている。誰かがその言葉を発していたのを。
「人類は、変わらなければならない」
浮いては沈みを繰り返す浅い感覚の中に、無秩序に入り乱れた不協和音が響く。
……知ってる。人類は、このままでは破滅を迎える────。そう言うんでしょ?
私が、無言の内にそう答えたのを、相手に見透かされたのだろうか。意識に漂っていた普遍的な夢の感覚が突如として消え失せ、抵抗する間もなく混沌とした無秩序な意思の塊が、私の感覚の中へ雪崩れ込んで来た。
「……そうだ」
一言。「それで十分だ」と言わんばかりに、私の夢に姿を晒すソレは、冷たく答えた。
やっぱり、そうなんだ。
そうやって、怖い事するんだ。
「そうだ。……だが、違う」
何が違うの?
私が疑問を投げても、無秩序はまるで応じる気が無いように結論を急ぐ。
ダメだよ、そうじゃない。それじゃあ……
待ってよ。貴方達がやろうとしている事は、絶対に…………
私がそう言い掛けたのも許されず、言葉は断固とした意思の集合に呑み込まれてしまった。
「違う。これは────」
否定。自己の正当化。その瞬間、無秩序に入り乱れた混沌の中から迫ってくる、無機質に冷えきった、どこか機械的な臭いを漂わせる掌が、私の目と鼻の先で掌を開いた。
嫌だ、来ないで!
私を引き摺り込もうとしているんだ、呑み込まれる。
そう気づいた途端、私は必死に"私の手"を顔の前に出して抵抗した。
やめて。例えそうだったとしても、貴方達と同じになんてなりたくない。
掌とも呼べないような掌を必死に払い除け、肩を上下させながらそう告げると、ソレは少し戸惑った様子をみせた。もし、コイツに顔が有るとしたら何て書いてあるだろう。
「結局は、お前も同じなのだ」
うるさい、そんな事知るもんか。
そんな事知らない。ソレがそう言ってくるのを、私は懸命に否定した……いや。"したい"と言った方が、もしかしたら正しいのかもしれない。
疑念に揺れ掛けた頭を振り払い、ふと目を向けた時に気づいた。
口が開いてる。また何か言い出すつもりだ。
これ以上何も聞きたくない。喋らないで欲しい。
そう意思が走った瞬間、頭と体の何方が先に動いたのかも分からない内に、私は"ソレ"に背を向けていた。
「待て! "星街すいせい"!」
背後でそう叫ばれたのを気にも留めず、私は走り出した。
ソレから逃げるように。声が聞こえなくなるまで、ただひたすら、がむしゃらに。
声の主が走り去った私の背中を追いかけてくる追いかけてくる事は無く、ただ、走り去った後の空間にぼんやりと視線を落としている様だった。
「…………お前も、所詮はお前よ」
ソレは、淡々と続ける。
誰も居なくなった空間へ、聞く者の居ない意思を吐き出す。
「我々、"夜"から逃げ切れやしないのだ。"星街すいせい"」
ぽつりと残された言葉。
それきり。暗く落ちた夢は、意思が震わせる残響の中に沈んでしまった。
読んで頂き、ありがとうございます!
……いかがでしたでしょうか?恐らく、最初に抱かれた感想は「意味不明」だと思いますw
しかし、後半の方(まで行けたら)これらを回収していきたいと思って居ますので、もし宜しければ、最後までお付き合い頂けると嬉しいです!
では、また!