「少しおかしい球磨?」
俺が執務室に呼び出されて言われた一言がそれだった。
「ああ、見てくれたら直ぐに解るだろうけど…混乱を避けたいから今話すよ」
初心者提督がそう呟く。
そしてこう話し出した。
「何て言うか…球磨ってさ…メガネかけてないよね」
「ああ、かけてないぞ」
「球磨ってさ、超がつきそうな位渋い感じしないよね」
「そうだな、むしろのほほんとしてるようなハチャメチャなような…で、それがどうした?」
「全部だ」
「え?」
「今言ったこと全部が少しおかしい球磨の特徴」
はい?
なんじゃそりあ?
ちょっと俺の耳がおかしくなったのかな?
今明らかに俺の知ってる球磨と全く違う特徴なんだけど?
「それ霧島じゃ?」
「いや球磨だよ、自分で名乗ってた」
「建造?」
「建造だよ」
…まさか転生者?いやでもいくら神様も連続で事故起こすわけ…ないと言い切れないのが余計に怖いな。
それに、なんか一部某投げキャラを思い出す特徴なのだか。
「取り合えず会わせてくれ、話はそれからだ」
「解ったよ」
俺が頼むと、提督はあっさり承諾してくれた。
若干顔に影が入っていたけど。
現在俺はかなり目がおかしいと思いたいくらいの状況に出会っている。
今、秘書艦の俺を除く新たらしい艦隊で演習を行っているのだが…
眼を瞑ればブレイブルー…そんな状況が
「ギガンテック…ドライバー!!」
「ウギャアアア背骨がぁ!!」
「あ、阿武隈ぁ!!」
「隙だらけだな捕まえたぞ!」
「ゲっ!ヤバ!!」
「祈りは済んだか?貴様はこれで…終わりだあ!!」
「この後オリョールなのに祈りなんて…ウキャアアア!!」
あ、終わったみたいだ。
うん、あえて言わせてくれ、コイツは転生者だぁ!!
これはもはや球磨の姿をしたテイガーだ!
「な、混乱しただろ?」
「ああ、説明してくれてありがとう提督。おかけで自分の眼を潰さずにすんだ」
「ん?提督、そこにいる奴は誰だ」
ゲッ、こっちに来たよあの赤鬼もどき。
あーくそ!その声でテイガーさんの口調は止めろ、まるで違和感が感じられない自分が悲しくなる!
「ああ、会わすのは初めてだったね。君の妹艦であり、うちの秘書艦の木曾だ」
「む、そうか。なら姉としてシッカリしてやらねばな」
ん?まてなんだ今の質問。
この転生者らしき球磨、もしかして…
「すまない提督、ちょっと球磨姉さんと話がしたい。二人っきりにさせてもらえないか?」
「え?良いけど、急にどうしたんだ」
「なに、少し昔話をするだけだ」
そう言って、俺は球磨もどきをドッグ裏まで連れていった。
「一体どうしたんだ急に」
「隠す必要はないから単刀直入に言うぞ?俺は転生者だ、お前もだろう?」
「なに?」
「いいか?俺は面倒が嫌いだ、だからもう一度聴く。お前、転生者だろ?テイガーもどきの球磨なんて存在しないからな」
「そうか、お前も転生者なのか。少し安心だ、一人だけかと思っていたしな」
「お?それ素のしゃべり方か?」
「まあな」
「へぇ、まあいいや。取り合えずお前艦これ知らないだろ?」
「ああ、全く知らない」
やっぱりか、まあ艦これ知ってたら球磨型でも胸の着いたイケメンで有名な木曾を知らないはずないしな…(偏見)
「よし、これからは艦これで解らないことがあったら聞いてくれ。これでも前世は艦これ廃人だったからな」
「あい解った、これから便りにさせてもらうぞ」
お?以外と素直、こいつとは良い仲になれそうだ。
まあ、最初のインパクトは凄かったけど。
取り合えず転生者仲間が増えて良かった良かった?
「ところで球磨、ブレブル歴何年?」
「そうだな~大体五年か、メインは『テイガー』サブ『ハザマ』だ」
「マジ!いや~もし前世で会えていたら対戦したかったな~」
「だな…そう言えば、この世界にブレブルの代わりになりそうな格闘ゲームはあるんだろうか」
「スト〇〇〇ファ〇〇〇くらいはあるはず……」
「なんか、こんな話してると…」
「ああ、俺もだ…」
「「…………………格ゲーしてぇなあ~」」