皆さん!ありがとうございます!!
「本日、1330に配属することになりました、一航戦『赤城』です。どうぞよろしくお願いいたします」
前の格ゲー大会から二日後、彼女はやって来た。
どうやら提督がやっと任務を達成したらしくてな、やっと俺達の鎮守府初の空母だよ。
「今考えたら、よく空母なしてキス半島までこれたな…」
「ああ、全くだ。今でも覚えているぞ、あのヲ級による悪魔のサイレントはな…」
「なんか…皆ごめん」
俺とテイ球磨の会話を聞いてか、提督が謝罪する。
いや、俺達よりもできれば転生者じゃない普通の艦娘達に言ってやれ。
彼女達が一番苦労したんだし、主に回避で。
「ところで先輩さん?ここのボーキサイトは美味しいですか?」
赤城が突然聞いてくる。
なんだろう、赤城が先輩さんとか言うとなんか違和感が…
「俺は軽巡だ、ボーキサイトは食わないが、多分美味いと思うぞ…おい、まさか…」
「一航戦、赤城!食べます!!」
そう叫ぶと、赤城は執務室から飛び出していった。
……て、ちょっと待てぇぇい!?
食べます!?あいつ絶対ボーキサイト食いにいったぞ!!
「提督!俺は赤城を追うからこれでな!」
「おう…ん?なんで赤城を?」
いまいち今の状況がどれだけヤバイか気付いてない提督を置いてて、俺は赤城が向かうであろう資材庫へ、ステップ移動…つまり瞬間移動連打で向かうのだった。
どうも提督の皆さん、赤城です!
今私は資材庫に来ています。
何故かは聞かなくてもわかるはず…
そう!私はこの二日間、ボーキサイトは(・・・・・・・)食べていなかったのですよ!
おかげてお腹ペコペコです!
そして、ある昔の偉大な人は言いました…
『腹が減っては戦はできぬ』と
つまりそう言うことです!
私もこのままではお腹が減って戦えません!
だから食わねば!!ボーキサイトをお腹一杯食わねば!これは義務なんです!私の!!
「さて~私のボーキサイトはどこかな~♪」
どこからか漂う、懐かしのボーキサイトの匂い。
ああ、堪らない!はやく食べたい!食べねば、食わねば!
匂いを頼りに探す。
鋼材の下、燃料の上、弾薬の後ろ。
そしてついに…
「あったぁ!!」
この輝き、この角張った見た目!
これぞ私のボーキサイト~!
しかも他の空母がいなかったおかげでこんなにたくさん!!
これは全部食わねばボーキサイトや提督に失礼ですね。
それでは早速…
「頂きま~…」
「スカッドパニッシュメント!!」
「へ?」
その声が聞こえた瞬間、私のお腹に強烈な衝撃が伝わった。
と同時に、私の意識は消し飛んだ。
「ギンバイ駄目、絶対!解ったか!!」
「ハイ、スミマセン、モウシマセン」
「片言じゃねぇか!!今度はあれより強いのぶちかますぞ!」
「止めてください!沈んでしまいます!!」
現在俺は赤城に説教中だ。
まさか着任初日にギンバイをしようとするなんて、ハッキリ言ってかなりビックリした。
ずっと前に演習した赤城も、実はこんなんだったりするんじゃないだろな…
そんな不安を抱えつつ、今日を俺は終えるのであった。
一方的そのころ対戦相手だった赤城は…
「へっくち!!」
「赤城さん、どうしました?」
「加賀さん、いや…なにか私にたいして不名誉な事を言われた気がして…て、加賀さん!?またギンバイ!?」
「やりました(ドヤァ」
「ドヤァじゃない…加賀さん、ちょっとあっちでO☆H☆A☆N☆A☆S☆Iしませんか?」
「頭の血が下がりました、失礼します!」
「一航戦、赤城!殺ります!!」