宮女の探偵コンビ   作:アッシュクフォルダー

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第二十三話 飼育体験 前編

白井仁奈は花里みのりと日野森志歩と一緒に、中庭にいる、

飼育小屋を掃除していた。

 

「ふぅ~っ、これで、ピカピカだね!」

 

「ウサギ達が喜んでいますね」

 

「キレイになったから、ウサギ達も喜んでいるみたい。

ありがとう。仁奈。掃除の効率的なやり方を教えてくれて」

 

「家の事務所は、よく父と掃除をしていますから…」

 

「そっか。みのりも手伝ってくれて、ありがとう」

 

「えへへ!どういたしまして!」

 

「志歩さんは、慣れないって言っていた割には、

よく丁寧に出来て手際が良かったです」

 

と、仁奈が言いだす。

 

「まぁ…たまたまかな?」

 

「私なんて、初めて掃除した時、

餌をこぼしたり、水で滑って転んじゃったりで大変だったよ!」

 

と、みのりが言いだす。

 

「手際以前の問題だね…って、そろそろ、戻らないと!

これから、飼育委員の集まりがあるでしょう?」

 

仁奈と志歩は飼育委員の手伝いをしていた最中だった。

 

「あーっ!そうだった!早く行かないと!急ごう!」

 

と、みのりが慌てて、走りだすのだった。

 

「みのりさん!集まる教室はあちらですよ!」

 

「仁奈ちゃん!ごめんさーい!」

 

 

空き教室にて。飼育委員の集まりの話を教師から聞いていた。

 

特別なお知らせがあるようだ。

 

「特別なお知らせ…?」

 

配られたプリントをよく見ると…最後の方に、こう書かれていた。

 

(アニマルランド、飼育員職業体験、参加者募集中)

 

と、書かれていた。

 

どうやら、参加者を募っている様だ。

 

みのりは積極的な姿勢を見せる。

 

「楽しそうだな!飼育員さんからの話なんて、滅多に聞けれないし!

やってみたいな!ね!志歩ちゃん!仁奈ちゃん!」

 

「興味がありますね」

 

「まぁ、興味はあるけど…」

 

今週末まで参加者を募集する様だ。

 

再来週の日曜日、飼育体験が行われる様だ。

 

志歩と仁奈は、興味があったのか、迷わず参加を決意した。

 

「アルマジロ…それに、レッサーパンダやアライグマまで、

いるのですね…」

 

と、仁奈は関心を寄せた。

 

「志歩ちゃんと仁奈ちゃんと一緒に、飼育体験!

私は楽しみだな!」

 

「えぇ、私も楽しみです」

 

集合場所や時間帯は、改めて、教師から連絡が来るので、

それまで、三人は楽しみに待つのだった。

 

 

飼育体験、当日。

司会や解説者から、色々な話と注意事項が説明された。

 

「他校生までいますね」

 

「そうだね、緊張しちゃうな…!」

 

「六花ちゃんは?」

 

「六花は疲れているようで、今日は寝ています。

ゆっくり過ごしたいと、言っていました」

 

「そっかー」

 

「私たちが、この場に来られるのは、ラッキーかもしれないね」

 

三人は飼育体験のしおりを目に通した。

 

「私たちは、ハシビロコウとリスがいるエリアを担当するんだって!」

 

「リスは知っていますが、ハシビロコウとは?」

 

と、仁奈がハシビロコウをスマートフォンで検索するのだった。

 

(ハシビロコウは絶滅危惧種のペリカン目の鳥、アフリカに生息している…)

 

「興味深いですね…」

 

と、スタッフからの説明を、三人は聞いた。

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