宮益坂女子学園の高等部の、図書室には、
浅野六花と、白井仁奈という、二人の探偵コンビがいる。
「事件ですよ!仁奈ちゃん!六花ちゃん!」
そこには、天馬咲希ちゃんが、やって来た。
「大変なの!東山先輩が、グランドで倒れているの!」
「それは事件ですね、
わかりました、現地に向かいます、行きましょう、六花」
「う、うん」
グランドにて…
「あれっ?東山先輩は?」
「病院に運ばれて、治療中だ」
「どんな事件があったんですか?」
「スポーツドリンクを飲んだら、
突然。倒れて…
本人に聞いたらね、毒を飲んだような感じがするって、
言うから、だから、二人に頼んでみたの!」
「ありがとうございます…
さて、まずは、目撃証言から、行きましょうか」
「あの中で一番怪しいのは…塚川先輩だよ!
あの人、東山先輩と同じ、サッカー部に所属していて、
ライバル視していたんだよ!
スポーツドリンクや飴を渡すなんて、不自然だよ!」
「でも、スポーツドリンクを直接渡したのは、
別の人ですよね?」
「えっと…名前は確か…1年D組の渡辺裕子!」
「えっ?私は…その…やっていません!
だって、東山先輩は、私の憧れですから…」
「実際に持ってきたのは?」
「東山先輩の父親だよ?」
「でも、父親ですよ?それは、あり得ない気がします」
六花は思うのだった。
毒が入っているのは、スポーツドリンク?
それとも、飴?
六花は思った。塚川さんの右手がかぶれていることに気が付いた。
「塚川先輩が犯人だよ!」
「違う!そんな、卑劣なマネは絶対にしない!」
「じゃあ、一体、誰が!?」
「わかった気がします!この事件の犯人が!」
「六花ちゃん、わかったの?」
「わかったんです、東山先輩に毒を飲ませた犯人が!」
「適当なこと言わないでよ!」
「いいえ、私が突き止めます!この事件の真相を!」
仁奈が考え込み推理した後…!
「東山先輩に毒を飲ませた犯人は…
渡部裕子さん!あなたですね!」
「えっ、なんで、私!?」
「あらかじめ、毒を仕込んでいたんです。
そして、手を握り、東山先輩にスポーツドリンクを飲ませて、
その毒が付いている部分に口を付けていたことで、
東山先輩の体の中に入ったんです!」
「証拠はどこにあるの?」
「直接、スポーツドリンクと飴を持ってきたのは、
東山先輩の父親であり、差し替えは不可能です、
そして、あなたの右手に、毒が付着しているからです!
手が明らかに目立つほど被れています!」
「うぅ!!」
「どうやら、真相に辿り着いたみたいですね」
「そうよ、私がやったのよ」
「どうして、あんな事を…」
「憎んでいたの、東山先輩のマネージャーを
一生懸命やってても、無視されるから」
「それだけの理由で」
「もしものことがあったら、どうするの?」
「警察に出頭してくる」
こうして、残酷な形とはいえ、事件は解決した。
東山先輩は、一命を取り留めるのだった。