えむと咲希は、考え込んでいた。
「みんながお手紙を書く企画…PR…!」
「うーん…何が良いんだろう…
何だか、頭がこんがらがって来たよ…」
「私もここまで考え込むとは想定外です…」
「考える事がいっぱいだよ…」
「白井さんまで、ここまで考え込むとは…」
「えぇ、申し訳無いです…」
「さっきの内容を見て、様々なお客さんが、
楽しませるため、意見を出し合って考えてるみたいだし」
「私達もそれくらい、深く考えないとですね…」
と、咲希、志歩、えむ、仁奈が悩んでいた。
すると、えむが…
「あっ!それなら、イベントに来る、
お客さんを、もっと考えたらどうかな?」
「お客さんのことを…?」
「うん!お客さんの年代や趣味嗜好や、普段何をしているか?
いろんなことを考えて、企画の内容を決めたらどうかな?
だから、あたし達も、イベントに来る、お客さんを考えたら、
もっと、いいアイディアが生まれるかも?」
「なるほど…確かにその方が考えやすそうだね。
ありがとう。鳳さん。早速やってみようか」
「まず、イベントはショッピングモールで行なわれるから、
そこに来る、お客さん達を考えないとね」
「えぇ、お客さんが、どういうお客さんが来るかも、
想定しないとですね…3月に開催されますが、
みんな、何を買いに行くのでしょうか?
私はあまり、買い物をしませんので…」
「ひなあられ?」
「それは、ピンポイント過ぎますよ?」
「あっ、そっか」
(3月、ショッピングモール…
私はあまりそういうのには行かないから…
思わず、六花の事を考えてしまってるし…
私としたことが…)
と、仁奈が考え込む。
すると、咲希が…
「アタシ!思いついちゃったかも!」
その後、オフィスにて。
他のグループは、モザイクアート作りという案もあった。
「楽しそうなアイディアが沢山ありましたね。
私たちも負けてられませんね…」
「そうだね。どれも、いいアイディアとは思うな」
次は、咲希、志歩、えむ、仁奈のグループの発表だった。
「あっ、はいっ!」
(アタシ達のアイディアも、いいアイディアだから、
4人で企画したんだ。きっと、良い企画になりそう!)
と、咲希は思っていた。
(自信を持って、発表しよう。みんなで考えましたから)
と、仁奈は感じていた。
最初に仁奈が言いだす。
「私たちは、この会社の商品を使って、
お客さんにメッセージカードを作ってもらう、
イベントを企画しました!」
「実際に手に取ってもらえることで、
商品の魅力と、こだわりや想いを、
感じてもらおうかと考えてみました!」
「ですが、メッセージカードを作ってもらうだけでは、
ありません。
普段から、文房具を使わない人が、関心を持たないかもしれません」
「そこで考えたのが、ありがとうを贈るイベントです」
その時期は、ホワイトデーの為、
それに因んだ、内容を考えていた。
「はい!ちょうど、イベントをやる時期は、
ホワイトデーの時期です!」
「バレンタインのお返しや、プレゼントを探す為に、
ショッピングモールに行く人が多いと思っています!」
「そういう人達に向けて、プレゼントを添える為の、
メッセージカードを作る、ワークショップを開けば…
いつもは、文房具に関心の無い人でも、
関心を持ってくれると思います!」
「なぜなら、ホワイトデーは、ありがとうの気持ちを伝える為の、
お返しの日で、メッセージカードを伝えるのに、
うってつけだからです!」
「感謝の気持ちって、伝えにくいのが多いとは思います」
「でも、メッセージカードなら、普段は言葉でも、
伝えやすいのでは?と考えています」
「それに、この会社は心を贈るお手伝いをする為、
素材やデザインにこだわって商品を作っています!」
「きっと、相手が喜んでくれる素敵なカードが見つかります!」
「これをアピールしたら、やってみたい!
と、思ってくれる人が増えると思います!」
「私達はこのイベントで、たくさんの人の、
この会社の文房具の良さを、知ってもらって、
私達自身も、ありがとうの気持ちを心を贈るお手伝いが、
出来たら良いなと思っています!」
「以上で発表を終わります」
こうして、発表は無事に終わった。
課題を社員たちが指摘して、改善点を教えてくれた。
アイディアを出したり、意見をまとめる大変さを学んだ。
実を言えば、この会社もホワイトデーの企画を考えていた様で、
細部は異なるが、何かシンパシーを感じていた。