白井仁奈と浅野六花は、二人でデートに行っていた。
デートの途中、迷子の女の子を見かけたので、
話しかけてみた。
「おねーちゃん達、わたし…迷子なの…」
「迷子…あっ、私たちに任せてください!
私たち、探偵なんで!
人探しも、仕事の内ですから!」
「あの…お名前は?」
「わたし…コヨミって、言うんだ…」
「じゃあ、コヨミちゃん、
お母さんは、必ず私たちが見つけ出します!」
「ありがとう!おねーちゃんたち!」
こうして、私と六花とで、
コヨミのお母さんを探すことになったのですが…
そう簡単には、見つかりません。
すると、六花がコヨミの体を嗅ぎだす。
「…!六花、何しているんですか!?」
「これは…メロンソフトクリームの香り」
「メロンソフトクリーム?
あっ、向こうに、ソフトクリーム売り場がありましたね、
行ってみましょう」
しかし…
「コヨミちゃん、お母さんはいますか?」
「ここには…いない…」
「うーん、あっ、案内地図があります!」
「本当ですね、案内図が建てられています、
これで、ヒントを得れば…」
「あっ、おもいだした!」
「何か、思い出したの?」
「いぬのコロにバイバイしてね、
はしをひとつわったの、
それでね、おおきなふねをみてね…」
「だとしたら、港の方という、
可能性がありますね」
「仁奈ちゃん、わかったよ、
コヨミちゃんのお母さんの居場所」
「えっ?わかったんですか?」
「見てください、どの道も、
あまり変わらない様に見えますが、
コヨミちゃんの話す条件で、
この公園までいけるルートは、一か所だけです」
「橋を一つ渡る、大きな船とは、
恐らく、遊覧船の事だと思います。
その条件で、この公園に辿り着ける場所は…
ここです!」
「それじゃあ、そこに行きましょう」
こうして、コヨミちゃんの、
お父さんとお母さんに出会い、
何とか事件は解決するのだった。
コヨミちゃんと別れて…
「もう、夕方ですね」
「でも、この記憶は、一日で無くなりますので…」
「大丈夫ですよ、私が覚えていますから」
「うん、ありがとう、仁奈ちゃん」
「それじゃあ、私たちも、帰りましょうか」
「そうだね」
「それにしても、今日の一件、
六花さんのお手柄でしたね」
「そんなことないよ、仁奈ちゃんの行動力のおかげだよ」
「辿り着くのに、時間がかかりましたね、
後、コヨミちゃん、妙に六花さんに懐きますね」
「私…子どもに懐かれたこと無いけどね」
「過去にありましたよ?」
「私が覚えていないだけかな?」
「そうですよ、誰かが忘れても、
誰かが覚えているはずですから」
こうして、二人は手を繋いで帰った。