宮女の探偵コンビ   作:アッシュクフォルダー

8 / 30
第八話 能面の謎

白井仁奈と浅野六花は、旅館にやってきて、

女将がお出迎えをしてくれた。

 

「いらっしゃいませ、

白井様に浅野様ですね、お部屋にご案内します」

 

「これは…」

 

「たくさんの能面」

 

能面が通路の壁にズラリと並んでいた。

 

「その能面は、旅館の名物なんですよ。

我が旅館は、特設の能舞台が自慢です、

ここから、ご覧になることが出来ますよ。

ほら…旅館の川の向こうに、能舞台があるんです」

 

「能面、色々な種類があるんですね」

 

「あら、お若いのに、

能面に興味があって?」

 

「はい、本で読んだことがあるんです」

 

「そうでしたか…

もうすぐ、お部屋に到着します」

 

 

仁奈と六花は、荷物を置いた後、

温泉に向かった。

 

「気持ちがいいお湯ですね…」

 

「うん、とっても気持ちがいい」

 

 

温泉に浸かった後、仁奈と六花は、

能面の舞台を観に行くことになった。

 

 

 

能面の舞台が終わった後、

仁奈と六花と同い年くらいの、女の子四人が、

近くを通りかかった。

 

女将さん曰く、この旅館の宣伝で、モデルを雇っているらしい。

 

「この子達は、貴女達と同い年くらいで、

この旅館の宣伝モデルをやっている子達なんです」

 

「私達!モデルの卵でーす!」

 

平田 祐奈

若島 花

森井 理亜

中山 芹那

 

の四人が挨拶をするのだった。

 

 

しかし、小声で悪口を言って来た。

 

(何、この子、

メガネかけてる女の子、地味じゃない?)

 

 

すると、仁奈が反論した。

 

「貴女達には、地味に見えるかもしれないけど、

結構、すごい子だから!」

 

「そ、そうなんだ…」

 

「行こ、六花」

 

「うん…」

 

 

 

すると、フロントが騒がしい。

 

「あの、何かあったんですか?」

 

「固定電話が通じなくなっているんです!」

 

それだけでなく、

芹那の携帯電話が通じなくなっていた!

 

「アタシの携帯が通じなくなっている!」

 

 

番頭が調べたところ…!

 

「アンテナが壊れています、

旅館全体の電話が通じなくなっています!」

 

「えっ?」

 

「あらまぁ…」

 

「修理を頼んで来てよ!」

 

「それは、無理ですね。

先ほど、見に行ったら、道路が通行止めになっていました」

 

「でも、今、非常事態なんだよ!」

 

「細い道です。しかも、夜になったら危ないので、

明日の朝になるまでは…」

 

「仕方ないわね…」

 

「実は私達、四人のモデルは、

ネットで知り合って、今日初めて、会ったんです」

 

「そうなのですね」

 

仁奈は思うのだった。

 

(嫌な予感がする…)

 

 

仁奈と六花が、廊下を移動している時に、

女将さんと出会った。

 

「女将さん」

 

「お嬢さん達…見てください。

それが、一つ能面が無くなっているんです」

 

「えっ?」

 

「誰か持って行ったんでしょうか?」

 

「仁奈、女将さん、見て。

能舞台に明かりが灯っている」

 

「電気の消し忘れかしら?」

 

すると、妙な光景を見た!

 

能面を被った誰かが、モデルの女の子を、

襲い掛かり、その女の子が倒れていた!

 

 

山奥で起こった、犯罪事件。

不気味な能面を被った人物が、

モデル志望の女の子を襲ってしまう!

 

果たして、この事件を、

白井仁奈と浅野六花は、解決できるだろうか?

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。