ある日の休日。
「おはようございます…あれ?
撫子がいません!」
布団をめくると、一緒に寝ている、
愛しの妹、撫子がスヤスヤと気持ちよさそうに寝ていた。
(見てください。今でも消えてしまいそうな、
この儚い命…ウチの撫子がカワイイ!)
撫子を起こすのをためらった、桃子は母と一緒に、
朝食を作っていた。
桃子と撫子の父は海洋学者で、世界中を飛び回っている為、
普段は家にはいない。
母はパートを掛け持ちしている。
昼と夜とで仕事をこなしている。
「桃子。撫子は?」
「そのままにしました。起こすのがもったいなくて…」
「もーう!桃子は撫子のことが、好きなんだから~!」
「お母さん。撫子が起きるのを待ちましょう」
「呼んだ?お姉ちゃん?」
「撫子!」
「おはよう!お姉ちゃん!ママ!」
「撫子。今、お姉ちゃんは、お母さんとご飯作っているから、
待っててね」
「はーい!」
朝食を三人で食べた。
「今年はお父さん、帰って来るみたい。
一週間だけだけど」
「休暇を取ってくれたの?」
「桃子と撫子に会いたいって」
「わーい!パパに会えるんだね!」
「えぇ。楽しみですね」
昼になり、桃子と撫子は一緒にお出かけをしていた。
そこで、雫に出会った。
「あら、桃子ちゃんの撫子ちゃん!」
「雫さん」
「桃子ちゃんと撫子ちゃんは、いつもラブラブだから、
羨ましいわ…私も、しぃちゃんとラブラブになりたいわ~!
ねぇ、桃子ちゃん」
「どうかしましたか?」
「どうしたら、しぃちゃんとラブラブになれるかしら?」
「うーん。そうですね。お互いを良く知り、
理解し合い、愛を育むことでしょうか?」
「そうなのね!もっと、具体的に教えて欲しいわ!」
「そうですね。私と撫子は、一緒にいることが多くて、
一緒にお風呂に入りますし、一緒の布団で寝ますし、
一緒にご飯を食べています」
「それが、秘訣なのね!わかったわ!」
と、雫が納得した模様。
「お姉ちゃん!撫子は?」
と、撫子がムッとしていた様子を桃子と雫に見せていた。
「あっ、はいっ!それでは、雫さん、また会いましょう」
「えぇ!また会いましょうね!二人とも!」
「えぇ」
桃子は撫子の機嫌を損ねたこともあってか、
桃子が撫子のトータルコーディネートを、一つ購入した。
撫子が一番欲しがっていた、トータルコーディネートを、
桃子の貯金で購入した。
「ありがとう!おねーちゃん!」
「もーう!撫子!これからも、可愛さと美しさに磨きをかけて、
立派なレディになって欲しいわ!」
「うんっ!撫子!頑張るね!」
「自慢の妹ですわ」
と、桃子は撫子のご機嫌な姿を観て、満足していた。