私の妹が天使すぎる!   作:アッシュクフォルダー

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第二十六話 勉強会 前編

都立、神山高校全日制では、二学期末のテストに追われていた。

 

倉谷桃子は、白石杏、東雲彰人、小岩井よつばに対して、

テスト勉強を教えていた。

 

「やっぱ、倉谷先輩は、頼りになるなー!」

 

「よつば、喜ぶのは今の内だ。

倉谷先輩は鬼の風紀委員だし、勉強会でも鬼だぞ?

他のメンツは、他の奴等にしごかれているし」

 

と、桃子は彰人の足を踏んだ。

 

「痛てぇな」

 

「文句を言う暇があったら、テスト勉強を進めて頂戴」

 

「倉谷先輩の言葉は一理はあるけど…頑張りますか…」

 

「よーし!よつばも頑張るぞー!」

 

倉谷桃子は学年でも、五本指に入りかけるほど頭がよく、

6位か7位をキープしている。

 

「真凛と直志。大丈夫かな…」

 

「彰人!よつばがいるから、大丈夫だ!」

 

「そう言う問題じゃない」

 

すると、チョークが飛んできて、彰人とよつばの顔に命中した!

 

「痛い!」

 

「痛てぇな!」

 

「私語は慎みなさい。他の人たちの心配をするより、

自分達の方を心配した方が良いですよ?」

 

「鬼ってる…」

 

と、杏は苦言を言いだすのだった。

 

「東雲さんも、小岩井さんも、五教科ともダメで、

学年でも、東雲さんが100位、小岩井さんが97位、

白石さんは98位ですね」

 

(それも、1年生、全員の中の成績である)

 

桃子は三人のテスト勉強を見る事になり、

基礎的な事から、付きっきりで教える事になった。

 

「難しくない分、教えやすいですね。

渡されたプリントの範囲を勉強した方が効率が良いですので、

そこをしてみましょうか」

 

杏は国語が全般的に(特に古文と読解問題)

彰人とよつばは数学が全体的に点数が悪い模様。

 

「あー古文や文章の意味がわからないな…」

 

「杏!よつばもだぞ!」

 

「同調している暇はねぇだろ…倉谷先輩に怒られるぞ?」

 

杏は眠たそうに古文や漢文の問題を、桃子と解いていた。

 

杏は思わず叫んだ…

 

「こはね!助けて―!」

 

「何で、小豆沢に…」

 

「だってー全然、頭に入らないよー!」

 

と、杏はギャン泣き。

 

「撫子も白石さんと同じことを言っていましたわ」

 

「えっ?そうなんですか?」

 

「よく、妹の勉強を見てもらうことが多いので、

それじゃあ、連想するキーワードを教えますね…

この古文だと、夕焼けの空。ですね」

 

「夕焼けの空?」

 

「何を想像しますか?」

 

「えっと…あっ、歌の練習が終わって疲れたーって感じです!」

 

「季節の単語もありますね。

春夏秋冬、これは、秋の単語ですね」

 

桃子は杏に対して、秋の七草を教えていた。

 

秋の野に咲く代表的な七種の草花。はぎ・おばな(=すすき)・

くず・なでしこ・おみなえし・ふじばかま・ききょうをいう。

「七草」とも。

 

と、杏に教えるのだった。

 

一方で彰人とよつばは…

平面図形と空間図形の勉強に一切、手を出していなかった。

 

「平行移動に回転移動か…」

 

「計算問題なら、多少は出来るけど、

これは出来ねぇな…」

 

「…」

 

桃子は平行図形と空間図形の基礎を、よつばと彰人の頭に叩き込ますのだった。

 

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