三人に危機が訪れた。
「留年の危機!?」
と、彰人、よつば、杏にはそれが迫っているらしい。
噂を呼んでおり、物議も醸すレベルである。
よつばと彰人のクラスメイトである、
直志や真凛は、何とか進級できる学力があるようだ。
「うわぁ…真凛や直志は留年回避できるとはな…」
「俺もビクビクしたよ。冬弥くんにしごかれたよ」
「同い年にしごかれるなんて、滅多にないからね…
思い知らされたよ。ホントに」
「でも、俺も真凛も、よつばと彰人が、留年するのも嫌だからな…」
「よつばは、彰人達と一緒に進級したいぞ!」
「あーはいはい、じゃあ、行くぞ。よつば」
「はーい」
小岩井よつばと東雲彰人は、今日も倉谷桃子先輩にしごかれる様だ。
「おい、白石がいないぞ?」
「白石さんだったら、お友達と勉強しているみたいですよ。
小豆沢さんと言う方と」
「マジかよ…」
「じゃあ、今日はツーツーマンだな!倉谷先輩がよつばと彰人を見てくれるんだな!」
「そうなりますね」
よつばと彰人は、数学のテスト範囲を勉強していた。
「平面図形の図形は、次の5種類に分けられます。
特徴や性質をまとめてみました」
と、桃子の手書きのノートを、二人に見せた。
「倉谷先輩は字がキレイだな…!」
と、よつばはウットリしていた。
「まぁ、読みやすいって言ったら、読みやすいけどな」
「三角形と四角形、扇形、ひし形と円があります。
四角形には長方形と正方形がありますので、注意してくださいね」
「はーい!」
「直線、点、角、垂直があります。
それらを教えますので、しっかりと覚えてくださいね!」
(笑っているのに、全然、笑ってない!)
と、鬼の風紀委員だからか、いざ、ニコッと笑った時の、
倉谷桃子先輩を見て、よつばと彰人は内心怯えていた。
「何が何でも、頭に入れねぇとな…」
「そうでなきゃ、死んじゃう!皆殺しだ!」
「そんなことはしませんよ」
と、桃子はよつばに対して、穏やかな笑みを浮かべた。
「命拾いしたぞ…」
と、よつばは一層、怯えまくっていた。
勉強後…
「よつばちゃん」
「寧々!あっ、倉谷先輩!よつばの友達の…」
「草薙寧々さんですね」
「何で知っているの?」
「風紀委員ですから、顔や名前は覚えていて当然です」
「そうだったんだ…あっ、よつば、これ差し入れ。
えむ達と作ったの」
と、寧々はよつばに対して、手作りクッキーを渡した。
「美味しそうだな!」
「草薙さん。小岩井さん。東雲さんもだけど、
数日後にテストがあるから、気を引き締めて、
頑張ってくださいね」
「よつばの命が懸かっている!頑張るぞ!」
「そんな事無いと思うけど…」
その後、よつばと彰人、杏は、どうにかテストに合格して、
留年を回避するのだった。