宮益坂女子学園 高等部の一年生の面々は、
臨海学校に来ていた。
「わぁ~海だー!」
「すっごく綺麗だねー!
波がキラキラしていて、風も気持ちいな…」
「う~っ!わんだほーい!」
「うん!いっぱい、遊ぼうね!」
「うんっ!」
「二人とも、臨海学校に来ているんだから、
ずっと遊んではいられないよ?」
「あ、そうだった!
でも、臨海学校って何するんだっけ?」
「すっごく、楽しいことをやるってことは、
覚えているよ!班のみんなで、
出し物するんだね!」
「うん、四人一組になって、何か一つ、
出し物を決めるの!
それで、臨海学校の間に練習して、最終日に発表会をするの」
「じゃあ、何か出し物をして、いっぱい練習しないとね!」
「そうだね!」
えむ、こはね、咲希、穂波の四人の班は、
何か出し物を決めようとしていた。
一方で、みのり、遥、一歌、撫子、志歩の五人は…
「今日から、臨海学校!
うーん!気持ちいい風!」
「そうだね、風が涼しくて、気持ちいね」
「撫子…何だか、心配で不安…」
「どうかしたの?」
「えっとね…一歌ちゃん、
撫子、お姉ちゃんと離れ離れになって、
三日間、生きて帰れるか、考えていて…」
「考えすぎだと思う」
「だって、撫子…お姉ちゃんがいないと、
何も出来ないんだもん…」
すると、みのりが…
「大丈夫だよ!私が生きる希望を分け与えてあげる?」
「えっ?」
「こうやってね!」
ギュッ
みのりは撫子を抱きしめた!
「生きる希望のおまじないだよ?
これで、生きて帰れる精力が身に付けられた!
どう…かな?」
「うんっ!撫子、元気になったよ!
ありがとう!みのりちゃん!」
「みのり、やるじゃん」
「えへへ…」
「あっ、みのりちゃん!」
「どうかしたの?撫子ちゃん?」
「頼りにしていいかな…?」
「うんっ!私でよければ!」
「うんっ!ありがとう!」
「じゃあ、出し物を決めないとね」
「一歌ちゃん、ギターが出来るんだったね?
後、志歩ちゃんは、ベースだったかな?」」
「うん、一通りはね」
「じゃあ…歌って、ギターの演奏とかどうかな?」
「それいいかも!撫子ちゃんは歌える?」
「お姉ちゃんに、天使の歌声だねー
って、言われたことならあるよ?」
「その、お姉ちゃん、どれだけ、過保護なの?」
「お姉ちゃんは、撫子にとって、心の支えだから…」
「よっぽど、お姉ちゃんのことが好きなんだね」
「うん、撫子ちゃん、
臨海学校に行く前に、お姉ちゃんにキスしていたよ?」
「キス…!?」
「仲良しなんだね!」
「うん…お姉ちゃんがね、ハグしてくれてね、
それで、キスしてくれたの!」
「あれは、ヤバかった…」
と、志歩が言いだす。
「じゃあ、練習始めよう!」
こうして、五人で劇に向けて練習するのだった。